2014年06月25日
「HGUCユニコーンガンダム3号機フェネクス(デストロイモード)カラークリアVer.」レビュー。
4月27日より販売が始まったガンダムフロント東京限定ガンプラ最新作
「HGUC ユニコーンガンダム3号機フェネクス(デストロイモード)カラークリアバージョン」です。
厳密に言えば商品名には「Ver.GFT」も付くのですが
長すぎて一行ではもう書ききれませんので略しました(今更
昨年8月のDOME-G映像一新と共に突如現れたユニコーンガンダム3号機。
このキットはそれと同時にGFT限定で発売された
「HGUCフェネクス(デストロイモード)」の
サイコフレーム以外のプラパーツをカラークリア成形にしたものとなります。
あくまで成形色を変更しただけのものなので、
部品構成に関してはフェネクス通常版と完全に同じとなっていますが、
普通ならこの手のカラークリア成形モデルは
期間限定や数量限定であるところですが、
このキットは特に限定という事は無く、
ガンダムフロント東京での通常販売商品となっていますので、
一時的な在庫切れはあっても販売終了にはならないという事です。
ちなみに一応「ガンダムフロント東京開業2周年記念モデル」なのだそうですが、
正直そんな印象は全く感じません。
私だけかもしれませんが。
変更された成形色はサイコフレーム以外の全てのプラパーツなので、
当然サイコフレームの成形色はフェネクス通常版と同じです。
金色の外装部分は極めて無色に近いクリアイエローで
ラメ入り成形となっています。
またそれ以外の関節部や武装、バックパック等の成形色は
これまでのユニコーンガンダムのクリアカラーモデルで
一度は採用された成形色となっています。
つまるところこのキットで初となる成形色は
外装部分のラメ入りクリアイエロー部のみという事ですね。
今回のキットレビューではランナー紹介のところで、
フェネクス通常版との比較の他に、
他のユニコーンガンダムのクリアカラーモデルで採用された成形色との
比較画像も載せています。
↓パッケージです。
パッと見ではフェネクス通常版とほとんど同じデザインに見えますが、
フェネクスのCGイラストは微妙に黄色に近づき、
帯の色がレッドからイエローに変わっています。
↓多色成形のAランナーです。
ツインアイの成形色は通常版と同じクリアブルーですが、
関節部は1号機パールクリアと同じスモーククリア成形に、
スリッパやバックパックはバンシィNT-Dクリアの外装部と同じ
クリアダークブルー成形となっています。
↓1号機パールクリア及びバンシィNT-Dクリアとの比較です。
この画像比較でわかると思いますが、
関節部は1号機パールクリアの関節部と全く同じで、
スリッパ等はバンシィNT-Dクリアの紺色外装部と同じになっています。
つまり、バンシィNT-Dクリアの本体と
フェネクスカラークリアVer.のスリッパ&バックパックを組み合わせれば
全ての外装パーツがクリアダークブルー一色のバンシィを作る事ができます。
その組み合わせはこの記事の最後の方に載せていますので、
興味のある方は最後までご覧下さいませ。
↓フェネクス通常版とのAランナー同士の比較です。
今回フェネクスカラークリアVer.を購入した際、
一緒にフェネクス通常版も買い増ししたのですが、
そこで一緒に買った通常版のAランナーと比較した際、
ひとつの変化に気が付きました。
それは、全て同じになっているはずの
サイコフレーム部のクリアブルーの成形色が
Aランナーのツインアイの部分のみ、異なっていたのです。
この画像比較でわかると思いますが、
4月に一緒に買ったフェネクス通常版のツインアイの成形色は
カラークリアVer.のものよりも若干色合いが薄くなっていました。
しかし成形色が薄くなっているのは通常版のツインアイ部分のみで、
同じ4月購入の通常版のEランナー及びFランナーのサイコフレーム部は
カラークリアVer.と同じ色合いでした。
試しに昨年8月に購入したフェネクス通常版のツインアイ部分の
ランナー部と比較して見ても、4月購入分のものの方が色合いが薄くなっています。
クリアブルーの色合いが薄くなったと聞くと
ANAカラーのサイコフレームと同じクリアスカイブルーになったのかと考えてしまいますね。
という事で比較してみたのですが、どうやらANAのものよりは色合いが濃いようです。
つまり、「通常の成形色>現在のツインアイ成形色>ANAカラー」という感じのようです。
この4月に購入したフェネクス通常版は8個ですが、
8個全て同じ成形色で、昨年8月に購入した6個も6個全て同じ成形色でしたので、
明らかに昨年8月から今年4月の間に仕様変更が加わったとわかります。
なぜツインアイ部分だけ成形色が変更されたのかわかりませんし、
いつ頃変更されたのかもわかりません。
微妙な成形色の変更ですしツインアイ部分のみの変更ですので、
恐らくほとんどの人が気づく事は無いでしょう。
私も偶然気づいただけなのですが、
せっかく気付いたので記事に載せてみました。
↓外装系のBランナーです。
通常版ではイエローパールクリア成形となっている金色の外装は
このキットでは薄いラメ入りクリアイエロー成形となっています。
色合いはかなり無色透明に近いですが、
エッヂ部等を見れば薄く黄色みを帯びているのがわかると思います。
ラメは普通の銀色のラメですが、成形色がわずかに黄色い為、
ラメ部分が金色に見えるようになっています。
↓腕や脚の2枚組Cランナーです。
こちらもBランナーと同じになっています。
↓ビームマグナムやスラスターノズル等のDランナーです。
DランナーもAランナーの関節部と同じく、
1号機パールクリアのDランナーと同じスモーククリア成形となっています。
ビームマグナムはもちろん左右両手対応版です。
↓サイコフレームのEランナーです。
サイコフレーム部は前述の通り、通常版と全く同じ成形色となっています。
できればここももう少し薄い色合いにして欲しかったような気もしますが…。
↓アームドアーマーDEのFランナーです。
Fランナーも外装部分はラメ入りクリアイエロー成形に、
シールドレールや接続アーム部はスモーククリア成形になっています。
↓ポリキャップとホイルシールです。
ポリキャップもホイルシールも通常版と全く同じものが入っています。
↓組立説明書とパッケージ比較です。
成形色のみを変更したモデルの場合、
普段は通常版と同じ組立説明書が入っているものですが、
このフェネクスカラークリアVer.では贅沢にも専用のものが用意されています。
この辺りに開業2周年記念モデルっぽさがありますが、
どうせなら他のGFT限定ガンプラの組立説明書も
全てGFT専用のものにしてくれても良いのに…とか思ってしまいますね。
ガンダムフロント東京限定ガンプラは一般販売ガンプラと同じく、
部品の単品注文が可能となっています。
このフェネクスカラークリアVer.でもそれは同様です。
ではさっそく組み立ててみます。
まずはアームドアーマーDEの無い本体から。
続いてアームドアーマーDEを装備したフル装備状態です。
こうやって見ると、外装のクリアイエローがあまりにも色が薄く、
逆にサイコフレームのクリアブルーが濃すぎるように見えてしまいますね。
アップで見ると余計にそう見えてきます。
そんな訳で各部のアップです。
遠目で見ても近くで見ても、やっぱりサイコフレームの
クリアブルーの色の濃さが際立ってしまっていますね。
外装部が無色透明に近いので、実際のサイコフレームの露出面積よりも
サイコフレームの見える範囲が広くなってしまい、
中途半端なメカニカルクリアとでも呼べばよいのか、
なんだか微妙な感じになってしまっていますね。
せめてサイコフレームの成形色をANAカラーかそれよりも色を薄くするか
ラメ入りにでもすれば、また違って見えたのかもしれません。
フェネクス通常版と比較してみます。
比較してもカラークリアVer.のサイコフレームが目立ちすぎるのが気になりますね。
通常版のイエローパールクリアがむしろ以前よりカッコ良く見えてしまうような気もします。
カラークリアVer.は何だか色々もったいないデキのような気がします。
という訳で「HGUCユニコーンガンダム3号機フェネクス カラークリアVer.」でした。
GFT開業2周年記念モデルではあるものの通常販売という事もあって
今のところ販売は継続されているようですが、
悪いとは言いませんがなんとも微妙な出来具合で評価に困ります。
限定販売だったなら割り切れるのですけれどもね(^^;
初めて商品仕様が発表された時思わず
「これ、私以外に誰が買うの?」と呟いてしまいましたが、
意外とそこそこ売れているようで、
珍しいアイテムだからかGFTを訪れた記念という訳か。
ネタとしては悪く無いものですが、
やはり「カッコイイ!」と言うにはちょっと違うものですよね。
どうにも表現が難しいです。
さて、フェネクスカラークリアVer.のレビューはここまでですが、
今回も恒例のサイコフレーム組み換えパターンのご紹介です。
今回はサイコフレームが新色ではなかった為、
購入数が7個とちょっと少なめだった事もあるので
組み換えパターンは6体となります。
まずは外装のクリアイエロー繋がりで
バンシィ・ノルン通常版のクリアイエローサイコフレームから。
01.フェネクスカラークリア外装+クリアイエローサイコフレーム
完成した時の最初の第一印象は「みかん」でした(笑
なんだか本当にそう見えてきてしまいます。
バンシィ・ノルンはアームドアーマーDEもあるので、
この組み合わせだとアームドアーマーDEまでしっかり組み換えできますね。
02.フェネクスカラークリア外装+ラメ入りクリアピンクサイコフレーム
ラメ入りサイコフレーム繋がりという事で、
1号機パールクリアのラメ入りクリアピンクのサイコフレームを
移植してみました。
赤味があまり強くないサイコフレームですので
純正のクリアブルーに比べるとトーンの差が大きくなくて
そこそこバランスは取れているようにも思えますが、
やはり外装部分が色が薄すぎて微妙感が拭いきれません。
サイコフレームのラメを光らせると、もう少しキレイに見えるんですけどね(^^;
03.フェネクスカラークリア外装+ラメ入りクリアオレンジサイコフレーム
ラメ入りかつクリアイエロー繋がりで、
バンシィ・ノルン劇場限定NT-DクリアVer.の
ラメ入りクリアオレンジサイコフレームを移植してみました。
ノルン通常版よりも成形色が濃い目のオレンジになっているので
さすがに「みかん」ぽさはありません。
暗い感じはしますがトーンバランスは
ノルン通常版のものよりも取れているような感じがします。
ラメを光らせるともう少しキレイに見えるというのは、
こちらも同じですね。
04.フェネクスカラークリア外装+クリアグリーンサイコフレーム
EXPO2012やフルアーマーユニコーンの
ブルーグリーンのサイコフレームを移植してみました。
サイコフレームの成形色がやや濃い目ではありますが、
薄いクリアイエローの外装によって、
少しだけ濃さが弱まってバランスが取れた感じに見えます。
とはいえ全体的に暗めに見えてしまう事と、
サイコフレームの青味がちょっと強すぎる感じですね。
05.フェネクスカラークリア外装+蛍光ライトグリーンサイコフレーム
蛍光クリアライトグリーンの成形色が美しい
セブンイレブンカラーのサイコフレームを移植してみました。
鮮烈に輝くセブンイレブンカラーの明るいサイコフレームを
薄い外装がより際立たせてしまったような感じで、
キレイなんだけどすごい微妙というよくわからない状態に。
遠目で見ると一番マシなパターンに見えるのですが、
トータルではやはり純正のクリアブルーサイコフレームとの組み合わせが
一番バランス良かったように見えます。
06.「ブルー・バンシィ」
ランナー紹介のところでも書いた通り、
このフェネクスカラークリアVer.のスリッパとバックパックの成形色は
バンシィNT-Dクリアの紺色の外装部分と全く同じ成形色となっています。
その為これを組み合わせると、全身クリアダークブルーのバンシィができあがりますが、
さらにサイコフレームをフェネクスのクリアブルーにする事で、
全身真っ青なクリアブルーのバンシィになります。
名付けて「ブルー・バンシィ」
…響きがちょっとカコイイとか思ってしまいました(^^;
別にすごくも何とも無いのですが、
こういう組み合わせパターンもあるんだよという珍しいネタという事で。
こんな感じで、恒例のサイコフレーム組み換え6パターンでした。
最後に同系列のサイコフレーム同士の濃淡比較も載せておきますね。
・EXPO2012とセブンイレブンカラーの、クリアグリーンサイコフレーム比較
・ノルン通常版とノルンNT-Dクリアのクリアイエローサイコフレーム比較
・ネタ「フェネクス信号機(スケスケばーじょん)」
さて、フェネクスカラークリアVer.は
ブルーバンシィも合わせれば7個全て作ったので
在庫が無くなりました。
もうそろそろ作る時間が足りなくなってきている事もあるので、
フェネクスでの組み換えネタはしばらく無いと思います。
この後はメモリアルクリアのバンシィとフルアーマーユニコーンを作りますが、
そこでHGUCユニコーンガンダム関係は一度一区切りとなり
しばらく組み換えネタは途絶えると思います。
HGUCユニコーンガンダムまとめページに関しては
やりすぎてまとまりが無くなってしまったので
イチから作りなおしてしまったので、
お盆休みくらいまで延期されてしまいそうです。
しばらく仕事が忙しくなるっぽいので、
HGUCネオ・ジオングにも手を付けられるか怪しい雲行きに…。
時間、欲しいなぁ…(´・ω・`)
posted by ろあの〜く。 at 16:48| GFT限定ガンプラ