2014年7月12日より8月31日に大阪文化館・天保山にて開催されている
「機動戦士ガンダム展」大阪会場の初日の様子です。
このイベントは今年のガンダム生誕35周年に合わせたもので
初代ガンダムのTVシリーズ及び劇場版製作時の紙資料展示イベントとなっています。
同様の紙資料展示イベントはこれまでにも何度も開催されてきていますが、
今回は過去最大級を謳うだけあって、
これまでの同種のイベントでは展示されなかった資料が
とても多く展示されていました。
また展示会場のレイアウトや見せ方、
雰囲気づくりにも入念に気を配っているのか、
これまでとは大きく異なり非常に見どころの多い展示イベントとなっています。
このイベントはあくまで初代ガンダムの資料展示イベントなので、
1stガンダム以外の資料はほとんど展示されていません。
その為初代ガンダムが好きな人にはとても楽しめる反面、
若い世代などSEEDやUCが好きで初代はあんまり…な方には
そこまで楽しめないかもしれません。
とはいえ展示物はとても多いし何よりも会場の雰囲気が良いので、
流して見るだけでもそれなりには楽しめるとは思います。
家族や仲間内に初代好きが居るのなら、
一緒に行ってみるのも良いと思います。
と基本的な概要を説明したところで、
初日開幕の様子をレポートしてみようと思います。
初日早朝の天保山の様子です。
隣の建物のカラーリングがガンダムを連想させますが、もちろん無関係です。
天保山は目の前が海という事もあり、
真夏でも日陰ならそれなりに涼しそうです。
この日は日差しも強くなく、待機列は日陰なので
開場を待つのも全然苦になりませんでした。
私は8時過ぎに到着しましたが、その時点ではあまり並んでいませんでした。
9時を過ぎた頃に段々と列が伸びていったようですが、
その頃には先頭から順にエントランスへ誘導されていったので、
最終的に列がどのくらい伸びたかは確認していません。
会場入り口と入場の様子です。
この場所は通常時は当日券売り場となるエントランスです。
天井からはモビルスーツが描かれた垂れ幕が10枚ありました。
初日はこの場所で開幕セレモニーが行われました。
開幕セレモニーでは朝日新聞社企画事業担当や
天保山大阪シティドーム代表取締役社長らによる代表挨拶と共に、
ガンダムの総監督・富野由悠季監督の挨拶もありました。
少々見づらいですが、その様子を動画に撮影してみたので、
宜しければご覧下さい。
・機動戦士ガンダム展in大阪 富野監督挨拶。
動画はカメラの準備ミスで最初の10秒程が撮れていません。
また、日頃の疲れもあって手ブレがちょっと酷いのはご容赦願います。
オープニングセレモニーの後、開場の10時になると同時に
先頭からエスカレーターで展示エリアへと向かいます。
会場1Fにあるトイレは入口がガンダム展仕様となっています。
聞いた話では中もガンダム展仕様となっているそうですが、
全てのトイレがそうなっている訳ではないようで、
展示エリア出口にあるトイレは特に何もありませんでした。
オフィシャルショップはこのエスカレーターの隣にありますが、
入口から入る事はできません。
ショップへは展示エリアを全て見終えた後でしか入る事ができず、
外からも入れない為、チケットは必須となってます。
またエスカレーターを挟んで反対側には「ガンプラ大作戦」コーナーがありますが、
これは13日からのイベントなので初日には入れませんでした。
ちなみに製作するガンプラは初代ガンダムに登場する
連邦軍又はジオン軍の量産型MSのHGUCのみなので、
ガンダムやジオングはもちろん一年戦争時のMSでも他作品のものは無いようです。
もちろん一年戦争以外や宇宙世紀以外のガンダムのものもありません。
ここで作ったガンプラは、来年の東京会場に展示されるそうです。
エスカレーターを登ると、展示エリア入口にたどり着きます。
ここでチケットチェックを受けます。
音声ガイド貸出もここで行われます。
音声ガイドは端末が白の章(アムロ)、赤の章(シャア)、黄の章(ミライ)の3種類あり、
更に1日10台限定のシャア専用端末もあります。
音声ガイド端末は1台¥500で1人1台のみの貸出です。
アムロとシャア、シャア専用は音声ガイドの内容は同じで、
シャア専用端末は端末が専用デザインとなり、専用の挨拶ボイス等もあるそうです。
私は目の前で最後の1台が借りられてしまったので赤の章を選びました。
借りる際には女性スタッフから説明を受けます。
音声ガイドは昨年の超・大河原邦男展でもありましたが、
超・大河原邦男展では古い端末で
イヤホンを付けてもよく聞こえない事もありましたが、
今回は端末がかなり新しいものになっていてイヤホンも無く、
ボリューム調整でかなり大きな音量にもできるようになっています。
聴く時はガラケーのように耳に当てますが
音量を最大にすると、かなり離してもよく聞こえるようになります。
というか音量最大にするとたぶん周りに迷惑になると思います。
展示エリアには音声ガイドに対応した番号マークがあるので、
そこで端末の番号を選択すると、そのエリアの音声ガイドを聴く事ができます。
ちなみに音声ガイド端末は出口で回収されます。
音声ガイドを借りると、展示エリア入口前のブリーフィングエリアに着きます。
展示エリアの一番最初は、ホワイトベースのブリッジを模した
特設ムービーエリアとなっていて、ここは完全入れ替え制になっています。
前の組が終わるまではブリーフィングエリアで待機する事になり、
ここでスタッフから注意事項等の説明を受けます。
壁にあるモニターにも専用の説明映像が流れます。
また壁面にはガンダムの名ゼリフがズラッと並べられています。
ここから先は完全撮影禁止となっている為、
残念ながら画像等はありません。
最初の特設ムービーエリアはホワイトベースのブリッジを再現しており、
前面にはウインドウと操舵手ミライ、右側に通信士席とセイラが居て、
後方には艦長席にブライトが座っています。
一見するとそれらは壁に描かれたイラストに見えるのですが、
実はプロジェクターによる映像投射なので、
映像が始まるとミライもセイラもちゃんと動きます。
これらは2Dイラストなのですが、
ウインドウから見える外の映像は3DCGとなっていて、
ガンダムやザク、コムサイ等の映像はリアルな3DCGムービーになっています。
ムービーはTV第5話「大気圏突入」のシーンを完全新規で作り起こし、
クラウンのザクが燃え尽きるシーンや
ガンダムがフンドシから耐熱フィルムを取り出すシーン等も
新作映像で見られます。
そして大気圏突入後、ガンダムが着艦し
ガルマの部隊に襲われるところまで描かれています。
ムービーが終わると展示エリアへ誘導されます。
展示エリアでは展示の内容によって4つに章分けされており、
2つのフロアにまたがって約1300点もの資料が展示されています。
最初のコーナーでは企画当初のフリーダムファイターから
ガンボーイ、ガンダムへと企画が移り変わっていく様子を、
原稿用紙に書かれた企画書や初期設定イラスト等の紙資料が
直筆のオリジナルや複製画等で展示されています。
そこから設定画や美術資料等が
これまでのイベントでは見られなかったものも多数あり、
過去最大級を謳うだけあって、資料の多さも半端なかったですね。
また展示パネルのかけられている壁面全体が
当時のTV版の絵コンテになっていたり、
天井から原画を利用した垂れ幕がかかっていたりと、
展示の仕方やレイアウト、雰囲気づくりがとてもよい感じで
最初から最後まで初代ガンダム尽くしで
1stガンダムが大好きな人は本当に楽しめると思います。
この会場の様子は前日の内覧会でメディアに公開されているので、
GIGAZINEさんの記事等に多数の画像が掲載されています。
実際に見るとそれらの記事や写真よりも迫力がありますが、
とりあえずイメージはある伝わると思うので
そちらもご覧下さい。
展示エリアは自分のペースで自由に見て回れますが、
原則的に一方通行なので後ろへ戻ったり
前のフロアへ降りたりはできません。
またあまりゆっくりし過ぎると次のグループが来てしまうので、
どんどん人が増えて見づらくなっていきますが、
前のグループもどんどん出て行くので、
初日の感じでは余程長時間居続けない限り
人が多くなりすぎて見づらくなるという事は無かったですね。
展示エリアの最後には、これまでの全てのガンダムシリーズを含めた
編集映像がプロジェクターで投影されており、
ここで最新作「Gのレコンギスタ」の最新映像が見られます。
Gレコの映像はちょっと短いですが、ちゃんとセリフも聞くことができます。
これと反対側にあるGレコの制作資料展示コーナーを見ると、
Gレコがすごく面白そうに感じてきて楽しみになりました。
正直言うと、公開されている主人公機G-セルフとか
デザインがちょっと好みでなかったりで
実はあまり期待して無かったりもするのですが、
展示資料の美術ボードとか、ものすごくキレイでしたし、
敵味方の新しいメカも結構いい感じのデザインでしたので。
キャラクタも動いて喋っている様子を見てしまうと
「あれ、これ実はものすごく良くね?」と、
自然に期待感が湧いてきます。
展示を全て見終わると、1Fへと戻ってくる事になります。
ここでやっと撮影可能になりますが、
オフィシャルショップの前にはフォトスペースがあります。
フォトスペースです。
ガンダムのコクピットに座ってるイメージで撮影ができます。
実際には平面パネル2枚の間に座るだけですが、
意外と正面から撮るとそれっぽく見えたりします。
ガンダムの胸部に布がかかっているところを見ると、
どうやらアムロが脱走して砂漠に居た時期のようですね。
…それにしても、椅子が安っぽい(苦笑
フォトスペースの向かいにはオフィシャルショップへと続くゲートが有りますが、
初日は大変な混雑で、最大で3時間待ちとなったようです。
フォトスペースから外へと出られますが、
この日はそこにショップ待機列が形成されました。
幸い屋外部分も日陰なので雨天や直射日光は避けられますが、
長時間待たされるのはかなり辛いと思います。
私は早朝来場だった為、15分程度でショップへ入れましたが、
物販目的の方は休日の場合は可能な限り早く行く方が良さそうですね。
ショップ前のガンプラサンプルと、販売商品リストです。
まるでそれしか販売されていないように見えます
実際には画像のパネルの通り54品目販売されています。
そのうちブルーレイディスク以外の52品目が
ガンダム展限定商品となっているので、
ガンプラだけだろうと思って来た人はかなり戸惑うと思います。
全販売商品リストを「ガンダム展物販まとめ」ページにまとめていますので、
事前予習や会場でのショップ待ち時間の確認に宜しければご利用下さい。
お金が足りないという人は会計時にクレジットカードが利用可能ですので
資金不足には対処できると思いますが、
荷物が増えてしまうので、ちゃんと持って帰れる事を計算して
買うものを考える必要がでてきますね。
初日のショップの中の様子です。
ショップ内では欲しい商品を手に取って見る事ができます。
そこから欲しい商品を持ってレジへ並ぶ方式です。
入口で買い物カゴを借りる事ができますが、
ガンプラ等の大きな商品を多数購入する場合は、
とても買い物カゴでは入らないので、
大量買いする場合はスタッフに頼めばダンボール箱を借りる事もできます。
ショップ内はかなり広いですが、それ以上に来場者で手狭になる場合があります。
陳列されている商品は同じ商品が複数の場所に置いてある事も多く、
一度会計の列に並んでも途中でまた手に取る事もできるので、
あまり焦って会計列に並ぶ必要も無いと思います。
またガシャポン戦士はショップから出た外にあるガチャポンで購入できます。
ガンダム展限定一番くじもレジでの申し出が必要です。
それと複製原画はレジで別途申込みが必要なので、
それらを購入する方は事前に覚えておくようにした方が良いでしょう。
という感じで、「機動戦士ガンダム展in大阪 初日レポート」でした。
今回のイベントは今までも何度かあったような紙資料展示イベントですが、
さすがに過去最大級という謳い文句通り、
その圧倒的な展示数と会場作りのうまさで、
かなり新鮮な気持ちで楽しく見られました。
本当に初代ガンダムが好きな人は満足できると思うので、
そういった方にはぜひ会期中に足を運んでもらいたいと思います。
駐車場は近隣に多数あるので、
雨天でも無い限りグッズを持って帰るのも苦にはならないと思います。
さて、ここからは私が購入したグッズをいくつかご紹介したいと思います。
商品数がものすごく多い上に高額傾向にあり、
予算の問題もあるのであまり買っていませんが、
買ったものは全部お見せしようと思います。
まずは第一の目的でもあるガンプラから。
今回私が購入したのは、HGガンダム2個、HGUCザクセット1個、MGガンダムとシャアザクが各1個。
後は↑と同数及びメガサイズガンダムを代理購入しました。
メガサイズはもしかしたらキャンセルになるかもしれないので、
その場合はうちで引き取って積みます(笑
HGガンダムとHGUCザクセットは近日作ってレビューする予定でいますが、
早くても7月末くらいになると思います。
最近多忙で時間が取れないので。
続いて、ガンダム展の図録です。
図録はその名の通り、今回のイベントで展示されている紙資料を
本にまとめた、全234ページの豪華保存版です。
おそらく展示されていたものはほとんど載っていると思いますが、
全て載ってるかは確認していません。
図録を購入すると、画像のような透明のポリバッグに入れてくれます。
外装です。
図録はシンプルなデザインの厚紙製スリーブケースに入っています。
スリーブケースは表面にコーティング等はされていないので、
擦れてキズが付いたり塗れたりしないように
ポリバッグが貰えるのだと思います。
図録は表紙も裏表紙もスリーブケースと同じデザインです。
表紙は紙厚がありますが、乱雑に扱ったり頻繁に出し入れする場合は
損傷に注意が必要ですね。
図録の収録内容は、会場の展示エリア分けと同じように章分けされています。
会場をじっくり見て回った後に見ると、
会場の雰囲気まで蘇ってきますね。
思い出にも良いですし、来年の東京会場の際にまた
振り返って見てみるのも良いですね。
ちなみにこの図録は東京会場とも共通のものです。
クリアファイル(キービジュアル)です。
表面にはガンダム展のイメージビジュアルにもなっている
起動時のガンダムが描かれ、裏面には登場MSの一覧が描かれています。
クリアファイル3枚セット(RISE!)です。
ガンダム35周年のキービジュアルである3体のガンダム、
ユニコーンガンダム、G-セルフ、ガンダムの3枚セットです。
裏面はガンダム展のロゴが描かれているだけのシンプルなもの。
タオルハンカチ(シャアザク柄)です。
見た目厚手の生地に見えますが、意外と薄い生地で
肌触りも悪くなく、扱い安いものです。
ハンドタオルよりも一回り小さいサイズになっています。
スマホジャケット(iPhone5/5s専用ハードケース)です。
スマホジャケットと名乗っていますが、
iPhone5/5s専用のものしかありません。
本当は5種類あるのですが、レッドカラーのみ後日販売開始とのこと。
ケースは無色透明クリア成形のハードケース仕様で、
表面部分にのみカラープリントが施されています。
側面にはストラップホールもあります。
保持力はしっかりしていますが、プリント部分には
保護コーティングはされていないので、
キズが付いたりすると削れて剥がれてしまいますねきっと。
ポストカード(RISE!)です。
ガンダム35周年のRISE!イラストをあしらった
クリアファイルと同じ3枚セットです。
裏面は「THE ART OF GUNDAM」ロゴ入りの専用デザインで、
会場で販売されている全てのポストカードで
宛名面は共通となっています。
ポストカード(全21種類)です。
全部で21種類あるので全部買うと¥2,100と、
ちょっと戸惑ってしまうものですね。
ポテトチップスたこ焼き味です。
ガンダムフロント東京でも販売されている
ポテトチップスの味違いです。
大阪らしくたこ焼き味ですが、GFTのものよりも控えめな味なので
子供でも食べやすいと思います。
あまりはっきりとしたたこ焼きの味はしません。
パッケージは裏面が切り取って組み立てるとビームハリセンになります。
…ビームハリセンって、何?(笑
ガンダムフロント東京のもとパッケージを比較してみました。
サイズは全く同じで、ネタ振りも似たようなものですね(^^;
GFT版と同様に、中には3袋入っています。
デザインも大阪専用のものなので、
来年の東京会場では違う味のものが出るのかもしれませんね。
フェイスマグ(量産型ザク)です。
画像は量産型ザクです。
基本的にはガンダムカフェ各店舗で販売されているものと同一です。
相違点は取っ手横にあるロゴがガンダム展専用のものに変わってるだけ。
色合いやデザインも含めて全て共通です。
大気圏突入セットを再現してみました。
以前どこかで販売されていた「大気圏突入セット」を真似てみました。
ガンダム、シャアザク、量産型ザク×2個のセットです。
ガンダムのものはガンダムフロント東京1周年記念モデルで、
これのみカップの底にガンダムカフェのロゴが入ります。
ペーパーバッグです。
外側にビニールコーティングが施された紙製のバッグです。
かなり大きくて、会場で販売されているガンプラ5種類のうち
HGガンダムとHGUCザクセットを各2箱入れると丁度良い収まり具合になります。
トートバッグです。
連邦軍柄とジオン軍柄があり、画像はジオン軍柄です。
ペーパーバッグほど大きくは無いですが、
布製なのでその分丈夫になっていますが雨には弱いです。
HGガンダムとHGUCザクセットが各1箱すっぽり収まる感じで、
高さだけ少し余裕ができます。
日常的に常用しても十分な耐久性があると思います。
ショップで買い物をすると、特製のビニール袋に入れてくれます。
ビニール袋はいくつか大きさに種類があり、
購入したものによって変えてくれるようです。
デザインは真っ白なビニールにガンダム展のロゴが
片側にだけ入るようになっています。
耐久性等は一般的なビニール袋と同じです。
今のところ色違いは確認されていません。
グッズはこんな感じでした。
ガンプラ関してはまた別途レビュー記事を作成すると思います。
最後に、会場で配布されているチラシと冊子を載せておきますね。
ガンダムのマニュアルを模したチラシです。
冊子「ALL G BOOK」です。