6月21日に発送されたプレミアムバンダイ限定ガンプラ
「HGUC ギラ・ズール(ギルボア機)」です。
このキットはOVA「機動戦士ガンダムUC episode3」において
ネェル・アーガマに収容されたマリーダを救出する為に奇襲をかけたガランシェール隊の
ギルボア・サントが搭乗していたギラ・ズールを再現したものです。
2009年に発売された「HGUCギラ・ズール」通常版をベースに
アンジェロ機からランゲ・ブルーノ砲を追加したうえで、
ギルボア機用のビームガトリングガン等を新規金型で付属させたものとなっています。
今回のレビューでは、ランナー紹介のところでは通常版との比較を、
完成レビューのところでは1/144でプラキット化された3種類のビームガトリングガンの
比較を載せています。
↓パッケージです。
いつものプレバン限定ガンプラのモノクロパッケージですね。
特に代わり映えもしません。
↓多色成形のAランナーです。
Aランナーはベースキットの通常版と、
成形色もパーツ構成も変更はありません。
ビームホークのクリアパーツはユニコーンガンダムセブンイレブンカラーの
サイコフレームの成形色と同じですね。
今思えば、最初からMGもHGUCもグリーンフレームをこの成形色で出しててくれれば…。
まぁ後の祭りですが。
↓スカート等のBランナーです。
Bランナーも成形色、パーツ構成ともに変化はありません。
基本的な機体形状が通常版と同じなので当然ではありますが。
↓外装系Cランナーです。
Cランナーも通常版と特に変化はありません。
頭部は通常版の段階でアンテナ有りと無しどちらにも組む事ができます。
↓脚部等の2枚組Dランナーです。
Dランナーも変化はありません。
↓関節部等のEランナーです。
Eランナーも成形色・パーツ構成とも同じです。
↓武装類のFランナーです。
Fランナーは成形色は通常版と同じですが、
バックパックがランゲ・ブルーノ砲仕様に変わる関係で
通常型のバックパックパーツがカットされています。
その他の武装は使用しないものも含めて
全て通常版と同じものが付属しています。
↓ランゲ・ブルーノ砲改のHランナーです。
ギラ・ズール(アンジェロ機)からランゲ・ブルーノ砲改のランナーを追加しています。
アンジェロ機との成形色やパーツ構成の違いはありません。
↓今回の完全新規金型となるI2ランナーです。
このランナーにはビームガトリングガン、腰部ウエポンアタッチメント、
シールドアタッチメントのパーツが配置されています。
Iランナーは同時発売となる「HGUCギラ・ズール(キュアロン機)」の新規武装と
同じひとつのランナーをスイッチで分離できるようにした金型となっています。
腰部ウエポンアタッチメントパーツのみ、ギルボア機とキュアロン機で共用となっています。
ギルボア機ではビームガトリングガンが完全新規金型で再現されています。
1/144スケールのビームガトリングガンはこれまでに
「システムウェポン001」と「HGUCフルアーマーユニコーンガンダム」でプラキット化されていますが、
このギルボア機と合わせて3種類、全て形状もパーツ構成も異なる
別金型となっています。
詳しい比較は完成レビューの最後で載せています。
↓Gランナー、ポリキャップ、ホイルシールです。
「HGUCギラ・ズール」のGランナーは親衛隊機やアンジェロ機のランナーですので
本来はデザインの異なるギルボア機には必要ありませんが、
ランゲ・ブルーノ砲を装備する事により、給弾ベルト部分だけ必要になる為、
その部分のみが付属しています。
親衛隊機はその部分のみが不要だったので、丁度その真逆のパターンですね。
ポリキャップは通常版と全く同じものが付属しています。
ホイルシールも一見すると通常版と同じものに見えますが、
ビームガトリングガン用センサーのシール等がちゃんと付属した
ギルボア機専用のものになっています。
というか、ギルボア機では使用しないビームマシンガンや
シュツルム・ファウスト等のシールも全部付属していたりします。
これらは組み立てに必要なパーツも全て付属しているので、
実質的なフルオプションの武器セット状態になります。
「HGUCギラ・ドーガ(フロンタル機)」もそうでしたが、
なぜかプレバン限定のギラ系は不要武器まで全部完璧に付属する豪華さ。
他の限定ガンプラでも同じようにしてくれればいいのに…。
↓組立説明書とホイルシールの拡大画像です。
ギラ・ズール本体はほぼ通常版と同じではありますが、
ランゲ・ブルーノ砲やビームガトリングガン等の武装違いの関係で
組立説明書は新規のものになっています。
とはいっても、2月の限定ガンプラの「HGUCバイアラン・カスタム2号機」のような
表紙がフルカラーの完全新規のものではなくて、
よくあるプレバン限定のモノクロのものです。
あの通常版そのまんまのバイアラン・カスタム2号機の説明書は何だったのでしょうね。
もしかして本当は一般販売するつもりだったのでしょうか?
それではサクっと組み立ててみます。
まずはセンサー類以外のシールを貼っていない状態です。
ギラ・ズールはスラスター部等の白い部位がほぼ全てシールで再現されています。
それを貼っていないと非常に地味でおとなしいデザインになりますね。
背中に背負ったランゲ・ブルーノ砲ユニットが大きいですが、
暗いカラーリングなのであまり目立ちません。
シールを貼って完成させます。
ギラ・ズール本体がわかりやすいように、バックパック無しの状態から。
頭部指揮官ブレードアンテナがある事と、
シールドにウエポンアタッチメントがある事くらいしか
通常版との違いはありません。
と言っても頭部アンテナは通常版にも付属するので、
ほとんど違いは無いという事に。
フル装備状態です。
シンプルな本体と巨大なバックパックが
良い感じでアンバランスですね。
色合いの関係もあって、ビームガトリングガンが全然目立ちません。
各部のアップを適当に。
続いて各種武装のアップを。
ビームガトリングガンはフォアグリップとセンサー部が可動します。
フォアグリップを左手で持って両手で構える事もできます。
このビームガトリングガンはギルボア機専用設計のはずなのに、
グリップに固定ダボが無いのでガッチリ保持できません。
グラグラするという程ひどくは無いのですが、微妙に不安定に。
なぜ専用なのに固定ダボ無いのでしょうか…。
左の銃持ち手が付属する訳でもありませんし…。
ビームガトリングガン繋がりで、システムウェポン001のを持たせてみました。
システムウェポンのものも固定用ダボは無いのでグラグラです。
ギルボア機専用のビームガトリングガンよりグラグラします。
フォアグリップで両手持ちしてやっとまともに保持できる感じ。
ディテールはこっちの方がしっかりしていますが…。
今回のギルボア機で1/144スケールのビームガトリングガンは3度目のプラキット化となります。
という事で、これまでに発売された3種を比較してみました。
左からギルボア機、システムウェポン001、HGUCフルアーマーユニコーンガンダムです。
形状はもとより、寸法、パーツ分割から部品構成に至るまで、
3種類全て異なっています。
CADデータ流用すら全くしていない、3種類別々の完全専用設計ですね。
まぁフルアーマーユニコーンのものは
組み立て安さ優先のため2丁一体成形になっていますが、
アニメ設定でも劇中でもフォアグリップが省略されている関係で、
フルアーマーユニコーン用はフォアグリップがありません。
クシャトリヤ・リペアードはフォアグリップがあるんですよね。
とはいえHGUCクシャトリヤ・リペアードはビームガトリングガンは付属せず、
脚部フレームにビームガトリングガン風のディテールがあるだけです。
システムウェポン001は一番最初に商品化されたものですが、
ディテールは一番良い感じなものの、保持力の無さや2丁連結機能省略、
そしてユニコーンガンダムへの2丁装備時にシールドが装備できない点等
欠点だらけでしたね。
ギルボア機は本体は全体がモナカ割りなので前後の分割はできませんが、
センサーとフォアグリップはしっかり可動するし、
最後発だけあって一番ディテールと全体のバランスはしっかりしています。
2丁連結機能は連結フレームそのものが省略されている為できません。
ただ前述の通りギルボア機専用設計なのに手のひらへの固定ダボが無いという謎仕様。
せめて左の銃持ち手を付属させるかそれ以外の何かフォローが欲しいところです。
またシールドアタッチメントへの接続は丸軸接続ですが、
プラ同士の接続なうえに、モナカ貼り合わせがしっかりしていないと
すぐプラプラになってスッポ抜けます。
ビームガトリングガン本体の貼り合わせをしっかり接着してやる事をお勧めします。
それでも多分、すぐユルユルになるとは思いますが。
↓オプション一覧です。
ランナー紹介のところでも書いた通り、
ギラ・ズール通常版に付属する武装は全てシールまで一式揃っているので、
画像の通り、このキット1個でフルオプション武器セット状態になります。
腰部アタッチメントパーツは通常版とギルボア機用で2種類付属するので
装備させたい武器によって変える事もできます。
付属武器で部品やシールが無くて組めないものはひとつも無いので、
なかなか良い感じに豪華に見えてきますね。
これで定価販売のプレバン限定でなく値引きの効く一般販売だったら、
かなり売れたでしょうね。
という感じで「HGUCギラ・ズール(ギルボア機)」でした。
元々パーツ構成的にはギラ・ズール通常版とアンジェロ機のニコイチに
システムウェポン001のビームガトリングガンだけでほぼ再現可能なものなので
モデラーさんの中には過去に既に作っている人も居るかもしれませんね。
とはいえちゃんとキット化してくれた事はありがたいですし、
本質的にはギルボア機よりも同時発売のキュアロン機の方が
初キット化のビームスナイパーライフルもあるので重要なところですが。
ちなみにキュアロン機も同じですが、
ザクタイプシールドの武装アタッチメントパーツは
内寸がシールドのサイズギリギリのピッチピチなので、
スライドして取り付けるだけでシールド表面が削れてしまいます。
パチ組みでもガッツリ削れますし、
塗装派の人は塗膜の部分が全力で削れます。
内側を削ってやると、うまく現物合わせで
ピッタリにしないと保持できなくなりますし、
塗装派にはそれも解決策になりません。
パチ組みの人はもう妥協するしか選択肢は無く、
塗装派は任意の部分で接着固定したうえで
必要ならアタッチメント無しを別途用意するくらいしないとダメかも。
ここを問題点と受け取るかどうかは、その人の拘り方次第ですね(^^;
という訳で、次の記事では「HGUCギラ・ズール(キュアロン機)」をレビューします。
