2014年07月30日
「HGガンダム THE ART OF GUNDAM OSAKA Metallic Edition」レビュー。
2014年7月12日より8月31日まで、大阪文化館・天保山にて開催されている
初代ガンダムの資料展示イベント「機動戦士ガンダム展」。
その大阪会場限定で販売されている限定ガンプラ5種類のうちのひとつ
「HG ガンダム THE ART OF GUNDAM OSAKA Metalic Edition」です。
今回のイベントは初代ガンダムに限定されている事もあって、
会場限定ガンプラも全てガンダムとザクのみとなっています。
このキットは2009年にガンダム30周年を記念して1年間の期間限定で販売された
「HG ガンダム Ver.G30th」の成形色を変更したモデルです。
部品構成に関してはG30thと完全に同じで新規パーツ等は一切無く、
成形色のみをメタリック成形に変更したのみとなっています。
なお、会場で販売されている限定ガンプラ5種類のうち、
1/144HGの2種類はこの大阪会場限定となっており、
2015年に東京で開催される際は販売されない事になっています。
恐らくその時はまた別の仕様もしくは新規の限定ガンプラが
東京会場限定販売されると思われますが、現時点ではまだ情報はありません。
↓パッケージです。
今回のガンダム展限定ガンプラのパッケージは
全て共通デザインの専用のものになっています。
よくあるイベントや通販限定ガンプラのようなモノクロ印刷ではなく、
フルカラーの新規デザインのものになっているのが好印象ですね。
ボックスアートを良く見ると、
描かれているガンダムのデザインがG30thとは
微妙に異なっている事がわかります。
基本はG30thながらシールドや腕部、頭部他、アニメ版に近い部分もありますね。
↓多色成形のAランナーです。
全ての成形色がメタリック成形へと変更されています。
関節部はブラックメタリック成形になっています。
↓外装部分のBランナーです。
白い外装部分もメタリック調になっていますが、
この成形色はガンダムUCの劇場限定で販売された
「HGUCユニコーンガンダム パールクリアVer.」の外装部分と全く同じ
パールクリア成形になっています。
↓ユニコーンガンダムパールクリアVer.と比較してみます。
公式サイト等の画像では多少なりとも色合いが違うかと思えたものの、
実際には完全に同じでした。
ほんの少しだけ透けているところも同じです。
↓武装類のCランナーです。
このランナーもメタリック成形になっていますが、
Aランナーの関節部等とは異なりガンメタリック成形になっています。
↓ポリキャップ、ホイルシール、ハンマー用金属チェーンです。
ポリキャップ、ホイルシール、金属チェーンは
G30th通常版と全く同じものが入っていました。
今回の唯一の追加要素として、
ガンダム展のロゴをあしらったテトロンシールが1枚、おまけで付属しています。
↓組立説明書です。
会場限定ガンプラ5種類のうち、
1/144HGの2種類だけは組立説明書が完全新規のものになっています。
他のMGやメガサイズは一般販売されている通常版と同じ組立説明書が入っています。
大阪会場限定だからなのかはわかりませんが、
カッコイイ共通デザインのパッケージのように
組立説明書も全てのガンプラで専用の新規のものにして欲しかったですね。
では、ささっと組み立ててみます。
まずはガンダム展のロゴシールを貼っていない状態から。
オリジナルのロゴシールはシールドに1枚だけで、
それ以外には新規要素は一切ありません。
シールを貼って完成させます。
ブルーやレッドのメタリック成形が
なかなか鮮やかな色合いで結構良い印象を受けます。
逆にパールクリア成形の白い部分が若干浮いている気もします。
これはパールクリア=ユニコーンガンダムという感じで
私の頭の中でイメージが出来上がってるからなのかもしれません。
フル装備で。
各部のアップもテケトーに。
部品構成がG30thと完全に同じな為、
ビームサーベルも白一体成形のもの1本のみしか付属しません。
バックパックに取り付けるサーベルグリップには穴が開いており
HGUCユニコーンガンダムやジェスタ、ジムV等の小型MS用ビームサーベル刃を
無加工で取り付ける事ができます。
画像ではHGUCジムVのものを取り付けています。
2本のサーベルグリップにビームサーベル刃を取り付ける事ができますが、
G30thには左手で武器を持つ事ができるハンドパーツは付属していないので、
ビームサーベル二刀流はできませんし、
ビームライフルを両手で構えたりガンダムハンマーを左手で持つ事もできません。
G30thの数少ない欠点の一つですね。
↓オプション一覧です。
基本的な装備はひと通り揃っているので過不足はありませんが、
やはりハンドパーツが少ないのは寂しいですね。
2009年のG30thに比べて消費税抜きで約400円も値上がりしているにも関わらず、
ハンドパーツやビームサーベルに変更が無いのは残念です。
看板型ジャベリン等が付属するセブンイレブンカラー1.5等よりも高いのに…(´・ω・`)
2009年の通常版と比較してみます。
通常版は部分塗装とスミ入れを行っています。
ツインアイがグリーンになっていたりと、
若干アレンジしていますが形状には手を入れていません。
G30thは実物大ガンダムのデザインなので、
くどくならないレベルでスミ入れを行うと、結構カッコ良くなりますよね。
メタリック成形では難しいところです。
パールクリア繋がりで、HGUCユニコーンガンダムパールクリアVer.とも比較してみます。
パールクリア部分は同じ成形色なのに、
組み合わされるパーツの色等で違った色合いに見えてくるのが面白いですね。
それにしても、身長差がすごいですね。
1stガンダムとユニコーンガンダムってここまで大きな身長差があるんですね。
特にデストロイモード。
頭では解っている事ではありますが、
並べてみるとまたすごい違いがあると改めて思い知ります。
という感じで「HGガンダム THE ART OF GUNDAM OSAKA Metallic Edition」でした。
メタリック成形の色合いが思った以上に良い感じで
少し新鮮さがあるように思えました。
ブルーやレッドの部分だけでもグロスインジェクション成形になっていたら、
また一段とカッコ良くなっていたかもしれませんね。
ちなみにこのガンダムではグロスインジェクションは使われていませんが、
シャア専用ザクと量産型ザクのセットでは
ごく一部分にのみグロスインジェクション成形が使われています。
理由は不明ですが…。
さて、この大阪ガンダムでG30thのバリエーションモデルは24体目となります。
そして今年の10月には新たなセブンイレブンカラーの発売も決まったようで、
「HGガンダムVer.G30th」のバリエモデルはこれで25種類となります。
今年はガンダム35周年ですが、
35周年記念での新規のHGガンダムのガンプラは作られませんでした。
このままですと40周年までG30thが使われ続ける可能性もありますね。
それとももしかしたら、2015年のガンプラ35周年にて
新規のHGガンダムが出るのかもしれませんね。
東京会場限定モデルはそれベースになるとか?
どうなるのか、今から少し楽しみだったりします。
次のレビュー記事では同じ大阪ガンダム展限定の
「HG シャア専用ザク&量産型ザク THE ART OF GUNDAM OSAKA Metallic Edition」を
レビューします。
posted by ろあの〜く。 at 09:56| イベント限定ガンプラ