2014年08月24日
「HGUCユニコーンガンダム1号機&2号機Ver.GFT(STRIKES ODAIBA SET)」レビュー。
2014年8月2日に新作映像が公開された
ガンダムフロント東京のドームシアター「DOME-G」
その新作映像「ネオ・ジオングお台場に現わる」に登場する
ユニコーンガンダム1号機及びバンシィ・ノルンのガンプラも
同日ガンダムフロント東京限定で販売が開始されました。
DOME-G映像の新作は約5分のショートフィルムとなっていて、
昨年8月に刷新されたユニコーンガンダム3号機フェネクスが登場する
GUNDAM-DIVE2と交互に上映されています。
今回の新作映像は、お台場に突如出現したシャンブロとネオ・ジオングが暴れ周り、
あとから追って現れたユニコーンガンダムとバンシィ・ノルンが
事態を収拾する、というエピソードになっています。
本編であるOVA「機動戦士ガンダムUC episode7」劇中よりも
はるかによく動いているネオ・ジオングとシャンブロの姿が見られます。
特に冒頭の、ネオ・ジオング登場シーンのポーズは必見です。
フィルムに関してはそんな感じになっていますが、
ここに登場するユニコーンガンダム2機のガンプラも同時発売になりました。
今回は1号機とノルンが2機セットになったもので、
それぞれ最も武装パーツの多い最終決戦仕様である
「HGUCフルアーマーユニコーンガンダム(デストロイモード)」と
「HGUCバンシィ・ノルン(デストロイモード)」に、
さらにそれぞれに追加武装が用意されたうえでの2機セットとなっています。
↓セットボックスのパッケージです。
2機セットではありますが、パッケージはそれぞれ個別になっています。
そのうえで、特製デザインのスリーブボックスでまとめて販売されています。
↓スリーブボックスです。
ボックスアートは2機のCGイラストが組み合わされています。
側面の解説画像はクリックすると大きな画像でテキストを読みやすくしています。
底面にはガンダムフロント東京のロゴのみが印刷されています。
【 HGUC ユニコーンガンダム(デストロイモード)Ver.GFT 】
バンシィは昨年のGUNDAM-DIVE2にてDOME-Gに既に登場しており
ガンプラも「HGUCバンシィVer.GFT」が発売済みですが、
1号機がGFT限定ガンプラに登場するのはこれが初となります。
↓1号機のパッケージです。
基本的なデザインはこれまでのGFT限定ガンプラと同じです。
パッケージ側面にはしっかりと「分売不可」の文字があり、
1号機もしくはバンシィ・ノルンのどちらか1つのみを購入する事はできません。
↓多色成形のAランナーです。
全てのパーツがメタリック成形になっています。
Aランナーのメタリック成形というとチタニウムフィニッシュVer.がありますが、
関節部のメタリックグレーもスリッパ等のメタリックブルーも、
アンテナのゴールドもノルンUMと似てはいますが
よく見ると若干色合いが異なる完全新色となっています。
↓B、C、Dランナーです。
B及びCランナーの白い外装部はホワイトパール成形となっています。
ホワイトパールというと1号機には劇場限定パールクリアVer.がありますが、
パールクリアとは成形色がまた異なっていて、
こちらは黄色みを帯びた、文字通りの真珠色となっています。
またパールクリアはあくまでクリアパーツでしたが
Ver.GFTのホワイトパール成形はクリアパーツではないのでほとんど透けません。
DランナーもAランナーの関節部と同じ成形色で、
チタニウムフィニッシュよりも明るいメタリックグレーとなっています。
↓サイコフレームのEランナーです。
今回最も注目されているサイコフレームは、
明るいクリアグリーンのラメ入りとなっています。
単体で見るとセブンイレブンカラーと同じ色合いのラメ入り版に見えますが、
比較してみると少し暗く、発光も弱くなっている事がわかります。
とはいえ厳密に言えばGFTフレームも一応蛍光色ですし、
ラメが光を反射してくれるので十分キレイに光って見えますし、
バンシィの暗い外装色にも埋もれません。
また、ラメのおかげでサイコフレームから光が溢れている感じもしますので、
セブンイレブンサイコフレームとはまた違った美しさがあります。
セブンイレブンカラーの代替には十分使えますね。
ちなみにキャラホビ2014で販売されたバンシィ・ノルンのチタニウムフィニッシュVer.の
サイコフレームはフルアーマーユニコーンガンダムのものと同じ成形色でした。
↓アームドアーマーDEとフルアーマーオプションの各ランナーです。
武装類やシールドファンネルスタンド等のグレーはDランナー等と同じメタリックグレー、
プロペラントタンク等の白い外装は本体と同じホワイトパールで成形されています。
ポリキャップとホイルシール、ビームサーベル刃、組立説明書は
フルアーマーユニコーンガンダム通常版と同じです。
アームドアーマーDE及びマーキングガイド用の用紙が1枚新規で付属しています。
なお、1号機はこの説明書のまま組み立てると、
DOME-G映像に登場するものとは異なる装備仕様に仕上がります。
DOME-G登場版で作る場合はこちらの記事を参考にして下さい。
では組み立てて完成させます。
まずはマーキングシールを貼っていない状態から。
ホワイトパールの成形色も良い感じですし、
何より明るくてラメがキレイに光るグリーンサイコフレームの発色の良さが際立っています。
これさえあれば、セブンイレブンカラーは無くても十分でしょうね。
マーキングシールを貼って完成させます。
↓オプション一覧です。
ただでさえオプションてんこもりのフルアーマーユニコーンガンダムに、
更にアームドアーマーDEを追加しているので、
パーツ数もとんでもないボリュームになっています。
特にシールド6枚って、明らかにやり過ぎですよね(笑
作る方もレビューする方も大変です(^^;
当サイトのユニコーンガンダムレビューでは恒例となっている、
サイコフレームの組み換え比較も、もちろんやりますよ〜。
今回は「Ver.GFT素組み」、「Ver.GFT外装+セブンイレブンサイコフレーム」、
「パールクリア外装+Ver.GFTサイコフレーム」、「パールクリア外装+セブンイレブンサイコフレーム」の
4種類を比較してみようと思います。
よく似た成形色の外装同士及びサイコフレーム同士、という事ですね。
・「Ver.GFT素組み」&「Ver.GFT外装+セブンイレブンサイコフレーム」比較
・「パールクリア外装+Ver.GFTフレーム」&「パールクリア外装+セブンイレブンフレーム」比較
・4種比較。
こうやって見ると、発色の良さと光り方の強さでセブンイレブンカラーの
サイコフレームが頭ひとつ抜きん出ている事がわかりますが、
Ver.GFTもほとんど負けておらず、
十分に明るくてキレイでセブンイレブンに匹敵する綺麗さだとわかります。
Ver.GFTの外装よりも光を通すパールクリア外装の方が、
白い外装や関節部が光を通すだけあってサイコフレームの光り方に差が出ますね。
という感じで「HGUCユニコーンガンダム(デストロイモード)Ver.GFT」でした。
これでやっと、明るいグリーンサイコフレームが普通に手に入るようになった訳ですね。
セブンイレブンカラーは既に販売終了で部品注文も不可能ですが、
このVer.GFTはガンダムフロント東京でならいつでも買えますし、
サイコフレームを部品注文で取り寄せる事もできます。
待望の明るいグリーンサイコフレーム、白い1号機よりもやはり
バンシィに組み合わせてみたいと思うものですよね。
という訳で、続けてバンシィ・ノルンです。
【 HGUC バンシィ・ノルン(デストロイモード)Ver.GFT 】
バンシィのVer.GFTは2度目の登場ですが、
前回とは異なり今回は全てのパーツがメタリック成形になっています。
↓パッケージです。
基本的にはこれまで通りであり、1号機と共通デザインでもあります。
↓各ランナーです。
関節部とツインアイの成形色は1号機と同じとなり、
スリッパはメタリックブラック成形となっています。
なおこの2機セットにはグロスインジェクション成形は使われていません。
紺色の外装は新色となるメタリックブルー成形です。
比較画像はありませんが、ペイルライダーのものとは異なります。
サイコフレームも1号機と同じ成形色のラメ入りクリアグリーンとなっています。
↓G1ランナーです。
アンテナ等の金色成形色は通常版と同じでした。
ノルンユニコーンモード通常版の深みのある金色とは違いました。
ユニコーンモードの成形色は一体何だったのでしょうね。
↓D2及びG2ランナー、ポリキャップ、ホイルシール、マーキングシールです。
ポリキャップはフルアーマーユニコーンガンダム
通常版と同じダークグリーン成形です。
マーキングシールは1号機も2号機も
「Ver.GFT」の明記が無い為、
今後別のキットでも流用される可能性がありますね。
組立説明書は1号機同様に通常版のものに
マーキングガイドが1枚追加という構成です。
1号機も2号機も部品注文が可能なので、
マーキングシールやサイコフレームを一式注文する人が多そうですね。
ささっと組み立てます。
まずはマーキングシールを貼っていない状態から。
1号機でもサイコフレームがとてもキレイに発色していましたが、
やはりバンシィに組み合わせると大きな力を発揮しますね。
明るさで若干セブンイレブンカラーに劣りますが、
ラメがキレイに光るおかげで全く見劣りしません。
それどころか、ラメのおかげで燐光が溢れてくるイメージが出るので
より劇中のイメージに近づけたような気もします。
セブンイレブンカラーのサイコフレームとはまた一味違う良さがありますね♪
それでは、マーキングシールを貼って完成させます。
メタリックブルーの外装もすごく深みがあってカッコ良いですが、
やはりその暗い外装色に全く影響されずに明るく輝くサイコフレームに美しさに
見惚れてしまいますね。
収納状態のハイパービームジャベリンをシールドに取り付けるには、
1号機のビームガトリングガンが必要になります。
ガトリングガン無しでシールドと腕に取り付ける事はできません。
↓オプション一覧です。
バンシィの方はハイパービームジャベリンが追加されていますが、
フルアーマーユニコーンガンダムに比べればパーツが元から少ない事もあって、
1号機を見た後だとかなりあっさりしている印象ですね。
さて、バンシィ・ノルンのサイコフレーム比較は、
「Ver.GFT素組み」、「Ver.GFT外装+セブンイレブンサイコフレーム」、
「バンシィ・ノルン通常版外装+Ver.GFTフレーム」、「バンシィ通常版外装+セブンイレブンフレーム」
という4種類の比較と、最後に通常版外装でのGFT、セブンイレブン、フルアーマーの
グリーンフレーム3種類の比較を載せています。
・「Ver.GFT素組み」&「Ver.GFT外装+セブンイレブンサイコフレーム」比較
・「バンシィ・ノルン通常版+Ver.GFTフレーム」&「バンシィ通常版+セブンイレブンフレーム」比較
・バンシィ グリーンサイコフレーム3種比較。
光を一切通さない外装だけあって、パーツそのものの発光力の違いが現れますね。
とはいえVer.GFTはセブンイレブンに全く見劣りしませんし、
ラメのおかげで燐光イメージという異なるアクセントがあり
GFTの方が好みだという人も多そうです。
そしてフルアーマーサイコフレームの場違い感というか空気っぷりが涙を誘います。
以上「HGUCユニコーンガンダム1号機&2号機Ver.GFT」レビューでした。
発売直前まで情報が一切無かった事もあって、
発表と同時にそのキット構成に衝撃を受けた方も多いと思いますが、
やはり明るくきれいなグリーンサイコフレームが
今後いつでも手に入るようになった事が最も大きいと思います。
GFT限定で定価販売かつ分売不可という辛い部分もまだありますが、
バンダイさんが部品注文をどこまで応じてくれるかで
このキットの評価はまた変わってきそうです。
とはいえそのまま素組みしてもメタリックの外装の質感も良いので
キットそのものもボリューム満点で満足度は高いと思います。
ただボリュームがありすぎて、これ1つ作り終える頃には
もうユニコーンガンダムはしばらく作りたくないですって感じにもなりそうですが。
HGUCユニコーンガンダムのバリエーションモデルもこれで30種類となりました。
先日のキャラホビ2014にてバンシィ・ノルン(DM)チタニウムフィニッシュが発売になり、
これで発表済み31種類全てが揃った事になりますが、
未だに出るべくして出ていないものもいくつかあります。
もうしばらくはバリエが出そうですね。
私もできうる限りは追いかけていくつもりではありますが、
制作が追いついていないのが現状です。
そんな我が家のHGUCユニコーンガンダムはこの記事の時点で72体となりました。
どこまで行くのでしょうかねぇ…?
posted by ろあの〜く。 at 15:30| GFT限定ガンプラ