2014年09月17日

「HGUCバンシィ・ノルン(デストロイモード)グリーンフレームチタニウムフィニッシュVer.」レビュー。

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8月23〜24日に幕張メッセにて開催された「キャラホビ2014」会場限定ガンプラ
「HGUCバンシィ・ノルン(デストロイモード)グリーンフレームチタニウムフィニッシュVer.」です。

このキットは一般販売されているHGUCバンシィ・ノルン(DM)通常版の
外装部分にカラーメッキを施したもとなっている為、
パーツ構成は通常版と全く同じになっています。
紺色の外装にダークブルーのカラーメッキ、
金色のアンテナや襟周り、アームドアーマーXC等に
つや消しゴールドメッキが施され、
バックパックやスリッパが
ブラックのグロスインジェクション成形となっている点は
キャラホビ2013等で販売されたバンシィ・ノルンUMチタニウムフィニッシュVer.と
共通となりますが、意外にもカラーメッキの色合いに微妙な違いが見受けられます。


↓パッケージです。

ユニコーンモードとほぼ同じ色合いのモノクロパッケージとなっています。
「キャラホビ限定」の印刷が無い事からもわかる通り、
キャラホビに限らないイベント限定品となっています。
既に11月のガンプラEXPO2014会場での販売も告知されています。


↓多色成形のAランナーです。

スリッパやバックパックはブラックのグロスインジェクション成形、
関節部がガンメタリック成形となっている点はユニコーンモードと同じです。
ツインアイはフルアーマーユニコーンガンダムDMと同じ
ブルーグリーンのクリアパーツとなっています。


↓外装系Bランナー、Cランナーです。


紺色の外装パーツには全てダークブルーのカラーメッキが施されています。
深みのある色合いと、エッヂ部分にカラーコートが乗らない事から来る
シルバーメッキの輪郭線が、直線基調のデザインのバンシィによく似合っていますね。
メッキの下の成形色は通常版と同じ紺色なので、
ゲート跡も目立ちにくくなっていて良い感じです。


↓ライフル等のD1ランナー、及びビームジュッテのD2ランナーです。

D1ランナーはガンメタリック成形となっていますが、
D2ランナーは通常版と同じクリアスカイブルーの軟質樹脂製となっています。
D1ランナーとD2ランナーは元々同じ金型でスイッチで分離されています。
あえて多色成形を使用せず一つの金型に新規パーツをまとめたうえで
スイッチで分離して成形色を変える手法が近年のガンプラでは増えていますが、
生産時の手間は増えるものの新規金型の数を減らせる事もあって、
トータルではこの方がコストを抑えられるそうです。


↓サイコフレームのEランナーです。

成形色はHGUCフルアーマーユニコーンガンダムDMや
MGフルアーマーユニコーンガンダムVer.Ka、同小説版バンシィVer.Kaと同じ
ブルーグリーンとなっています。
バンシィの暗い外装に合わせる事やイベント限定品という事で
もう少し明るい成形色になるのではと少し期待しましたが、
結局そんな事は全く無く同じでした。
一般販売でのバンシィ・ノルンのグリーンフレームは
今後発売されるのか、なんとなく微妙になってきましたね。


↓アームドアーマーDEのFランナーです。

紺色の外装部分にカラーメッキを施す関係で、
グレーのジョイントパーツとサイコフレーム部分が
分離された状態で梱包されています。
ジョイントパーツの成形色は関節部やライフルと同じ、
サイコフレーム部もEランナーと同じ成形色となっています。


↓アンテナ等のG1ランナー及びアームドアーマーXC等のG2ランナーです。

アンテナや襟周り、アームドアーマーXCの金色部分は
つや消しゴールドメッキが施されています。
ユニコーンモード同様にとても質感が高くてカッコ良いのですが、
実は色合いや光沢感がユニコーンモードと微妙に違っています。
G2ランナーはボディ等と同じダークブルーのカラーメッキとなっています。
このG1&G2ランナーも元は一つの金型で
スイッチで分離されています。


↓ポリキャップ、ホイルシール、組立説明書、部品交換カードです。


フルアーマーユニコーンガンダムではポリキャップはダークグリーンでしたが、
このキットでは1号機通常版等と同じグレーで成形されています。
グリーンフレームでありながらグレーのポリキャップになるのは
EXPO2012と同じですね。
ホイルシールはツインアイとアームドアーマーXCのサイコフレーム部が
グリーンになる関係で、専用のものが用意されています。
なおアームドアーマーXCのつや消しゴールドメッキに合わせた為か、
シールの金色部分の色合いや光沢感も変更されています。
というか通常版がオレンジで光沢感がほとんど無い
劣化仕様だったのもありますが、見栄えが全然違いますね。
組立説明書は通常版と同じで、イベント限定品の為の部品交換カードが入っています。


それではさっそく組み立ててみます。
まずはシール類を貼っていない状態から。


スラスターの金色シールは小さい事もあってあまり目立ちませんが、
アームドアーマーXCはあるのと無いのとでは結構違って見えますね。
ただこのキットの場合はカラーメッキのおかげで、
無くてもなかなかにカッコ良く見えます。


シールを貼って完成させます。

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アームドアーマーXCの金色シールの色合いが
つや消しゴールドメッキに合わされている事もあって、
なかなか良い感じになりましたね。
やはりブルーグリーンのサイコフレームが埋もれて
目立たなくなっているのが残念です。
ちなみにXCのシールは両側共に貼る時に失敗して貼り直してるので、
貼り直した跡が残ってしまっています(^^;


各部のアップもいつものように載せてみます。








ユニコーンモードの時もそうでしたが、
やはりつや消しゴールドメッキのアンテナの質感がとても良いですね。
今回は背中のアームドアーマーXCもあるので、
深みのあるゴールドメッキが紺色のカラーメッキと響き合って
さらにカッコ良くなっているように見えます。
サイコフレームは脇役的に控えめとして見れば良いのですが、
やはりちょっと物足りないですね。
青味が強い成形色という事もあって、
ダークブルーのメッキ外装に余計に呑まれてしまっているようにも思えます。
それでも、やっぱりバンシィのチタニウムフィニッシュはカッコ良いですね♪


↓オプション一覧です。
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ビームサーベル刃が無い等やや不足感がありますが、
HGUCユニコーンガンダムとしてはいつも通りなオプションですね。
バンシィ・ノルンではアームドアーマーDEが1基のみなので、
3号機フェネクスと違ってポリキャップが不足する事なく
アームドアーマーDEと通常シールドを両方とも組む事ができます。
ちなみにビームマグナムがリボルビングランチャー一体成形なので、
ユニコーンモード同様に小説版にはできません。


という感じで「HGUCバンシィ・ノルンDMグリーンフレームチタニウムフィニッシュVer.」でした。
ランナー紹介のところでも書いていますが、このデストロイモードでは
昨年のユニコーンモードとはメッキの色合いや光沢感が少し異なっています。
具体的には、つや消しゴールドメッキはユニコーンモードの方がやや光沢感があり、
色合いもユニコーンモードの方が黄色味が少しだけ強めです。
ダークブルーメッキはユニコーンモードの方が青味が強く
デストロイモードの方が色が濃くなっています。
これらの違いは製造ロットによる調合比率の微妙な違いなのか、
それとも商品仕様に合わせてDMでは専用のものになっているのか。
その辺りはさすがにわかりません。
ですが並べてみて初めて気づく程度の違いですので、
気にする必要は無いと思います。
またブラックのグロスインジェクション成形も
ユニコーンモードに比べて光沢感が控えめで
プラもあまり硬くなかったりもしますが、
こちらも気にする程のものでは無いと思います。

パーツ構成等は通常版と全く同じなので、
当然の事ながら、アンテナが固定できなかったり
バックパックのサーベルホルダーの保持力が無い問題点も
相変わらずそのままになっています。
どちらも接着してしまった方が良いでしょうね。
これらの問題点はいずれ「HGUCユニコーンガンダムまとめ」において
個別に掲載する予定です。


さてここからは、恒例のサイコフレーム組み替え検証となります。
バンシィデストロイモードのチタニウムフィニッシュという事ですから、
やはり組み合わせるサイコフレームは
セブンイレブンカラー、そしてお台場セットのGFTフレームが
恐らく最も見てみたい組み合わせだと思います。
今回はその2つのグリーンフレームに加えて
バンシィ・ノルン通常版のクリアイエローとも組み合わせてみました。


・バンシィ・ノルンDMチタニウムフィニッシュ+セブンイレブンサイコフレーム
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セブンフレームとの組み合わせはアームドアーマーDEが無い為、
小説版バンシィ最終決戦仕様をイメージしています。
リボルビングランチャーの無いビームマグナムは
1号機チタニウムフィニッシュから借りてきています。
正直これがやりたくてセブンフレームと組み合わせた訳ですが、
やはりカコイイ…光量さえしっかり確保できれば完璧な組み合わせです。

素組みとの比較です。

やはりセブンイレブンサイコフレームの蛍光クリアグリーンは
とてもキレイに発光しますね。
ただ今回は外装がダークブルーのカラーメッキなので、
如何に強力なセブンフレームといっても、
今回ばかりは外装色に呑まれ気味になってしまっていますね。


・バンシィ・ノルンDMチタニウムフィニッシュ+お台場セットGFTフレーム
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アームドアーマーDEがなぜ2基あるのか、
それはただ単にセブンフレームにはDE部分のサイコフレームが無い為、
それとお台場セットの白いDEにブルーグリーンのサイコフレームを
組み合わせてみたかったから、だったります。
それは最後の方に載せています。

3種類のグリーンフレームの比較です。

予想外に良いものとなったお台場セットのラメ入りクリアグリーンのサイコフレーム。
色合いと発光の強さでセブンフレームに劣るものの、
ラメ入りという強力な武器を持っている強みがあります。
今回のバンシィチタニウムではこのラメ入りがより際立っているようで、
よほど離れて見ない限りセブンフレームよりも良い感じにも見えます。
特にアップで、手に取って見る感じではラメの燐光イメージのおかげで
セブンフレームに勝っているようにも見えてきます。
この辺りはまぁ好みでもありますけれど。

なお、今回の画像では撮影時の光量不足もあって
全身の画像でのサイコフレームの光り方が抑えられてしまっていますが、
アップ画像の方は本来の見え方で光っていますので、
そちらを参考にされると良いと思います。

個人的な意見ですが、組み合わせるグリーンフレームは
飾る場所全体に十分な光量が行き渡るのであればセブンフレームが、
キットにのみスポットが当たるor手が届く距離に置いておくのであればGFTフレームが
最も見栄えが良いと感じました。
やはりラメ入りは離れるよりも手近な方が
ラメがしっかり反射してキラキラ感が出てキレイに見えるのですよね。
セブンフレームは十分な光量があって初めて真価を発揮するとでも言いますか。


・バンシィ・ノルンDMチタニウムフィニッシュ+ノルン通常版フレーム
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わかっていた事ですが、クリアイエローのサイコフレームが
ダークブルーのメッキに完全に呑まれてしまっています。
つや消しゴールドメッキのアンテナやXCが近似色という事もあって、
サイコフレームがとにかく目立たなくなっていますね。
遠目で見るとほとんどサイコフレームが見えませんが、
手が届く距離であれば、元々のクリアイエローの綺麗さもあるので
割りと悪くなかったりもします。
とはいえこの組み合わせを実行する人はほとんど居ないでしょう。
せっかくのメッキ限定品ですし、勿体無いですからね。


おまけ。白いアームドアーマーDE+ブルーグリーンフレーム。

セブンフレーム流用時に余ったDEフレームを使ってみました。
本来はもっと緑っぽいはずなのですが、
なぜかホワイトパールと組み合わせたら
ブルーフレームにしか見えなくなってしまいました。
もう1つ作ったらフルアーマーユニコーンプランBっぽくなりそうですね。
まぁBSやVN、XCが無いので成形色でプランBは再現不可能ですが。


以上「HGUCバンシィ・ノルン(デストロイモード)グリーンフレームチタニウムフィニッシュVer.」でした。
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HGUCユニコーンガンダムの31種類のバリエーションも
現状で発表済みのものではこれが最後のひとつとなりました。
この記事を書いている時点で次は発表されていないので、
これをもって全てが出揃った事になります。
私自身が所有するバリエーションモデルも全て揃っており、
まだ一部に組んでいないキットもあるにはありますが
(具体的にはフルアーマーUM通常版とバンシィUMダーククリアの2種)
それらを除いた完成数は76体となりました。
近いうちに組んでいない3体も作りたいところですね。(←"3体"は誤字じゃないよ?)
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↑並べて見るとわかる、2色のメッキの色合いの違い(´・ω・`)


さて、以前から進めていた「HGUCユニコーンガンダムまとめ」ですが、
初夏に公開予定だったものの煩雑になり過ぎて、イチから作りなおしていました。
まとめページはこのブログではなくて、
独立した専用のブログを作ってまとめています。
現状ではまだページ数も掲載情報や画像も全然足りていませんが、
9月1日よりひっそりと告知無しで暫定公開しています。
正式公開と告知は必要なものがひと通り揃ってからとなりますが、
現在の状態でも閲覧は可能になっています。
リンクはどこかに貼ってありますので、
興味のある方は探してみて下さい。
posted by ろあの〜く。 at 05:04| イベント限定ガンプラ