

ガンダムフロント東京にて2015年4月18日より販売が始まった
HGUCユニコーンガンダム33種類目のバリエーションモデル
「HGUC フェネクスType.RC(デストロイモード)Ver.GFT」です。
このキットは開業3周年を迎えたガンダムフロント東京にて、
3周年に先立って先行公開された実物大ガンダム立像の新演出
「Gのレコンギスタ FROM THE PAST TO THE FUTURE」に登場する、
マスク大尉の乗る「G-フェネクス」を再現したキットです。
立像の演出映像はG-フェネクスに乗ってきたマスク大尉が
G-セルフのベルリとG-アルケインのアイーダの2人と戦うエピソードです。
詳しくは↓の動画をご覧下さい。
この映像に登場するG-セルフは3月20日より
ガンダムフロント東京専売で既に販売が始まっています。
G-アルケインも発売してくれると、主要登場機体が3機揃うのですが、
実現するでしょうか?
さて、今回のフェネクスですが、
映像中でも特別な装備等もありませんでしたので、
キットでもパーツ構成は通常版と特に変わらず、
カラーリング再現の為に成形色が変更されているくらいです。
ただ、従来のフェネクス通常版やクリア版、メッキ版等には付属しなかった
マーキングシールがお値段据え置きで新規追加されている点が新しいところです。
また、プラの成形色に関しては外装のガンメタリックが新規のように見えますが、
実際には他のユニコーンガンダムに過去に使われている色となっており、
今回のキットでの新規成形色は「スリッパ&バックパックの紺色だけ」となります。
↓パッケージです



パッケージデザインは他のGFT限定ガンプラと同じとなっています。
↓多色成形のAランナーです。












Aランナーの成形色は、頭部サイコフレームの赤は
1号機通常版と全く同じクリアレッドとなっています。
また関節部等のグレーも1号機通常版やフェネクス通常版と同じです。
スリッパとバックパックの紺色部分のみが今回の新規成形色となっていて、
1号機やフェネクス通常版より濃くてバンシィの黒ほど濃くは無いという感じです。
ちなみにEXPO2012のものと似ていますが、あちらはグロスインジェクションで違っています。
また外装のガンメタリック以外は全てソリッド成形色なので、
このランナーにもメタリックやグロスインジェクション成形等は使われていません。
↓Bランナーです。









G-フェネクスは公開当初は「黒いフェネクス」と呼ばれていた為、
ガンプラではバンシィに似た黒っぽい成形色になるのかと思われましたが、
実際のキットでは普通のガンメタリック成形でした。
また商品名に「SILVER」とありますが、シルバーメタリックというには暗いので
普通に「ガンメタリック」で良いと思います。
パッケージ側面にもそう書いてありますしね(^^;
で、このガンメタリックの成形色ですが、
前述の通り新規色ではなくて、過去にHGUCユニコーンガンダムで既に使われている色で、
GFT限定お台場セットの関節部や武器の成形色と全く同じです。
その為、お台場セットの関節部や武器のランナーをこのキットと組み合わせると、
全身がガンメタリックのフェネクスができあがってしまいます。
もちろん今回の組み替えでやっておりますので、
詳細は後ろの方の完成レビューをご覧下さい。
↓Cランナーです。



Cランナーの成形色もBランナーと全く同じですので、
特筆すべき点はありません。
↓Dランナーです。






1号機やフェネクスの通常版と、成形色もパーツ構成も全く同じです。
右手でビームマグナムをちゃんと持てない点も特に改善はされていないようです。
一度組んだら外さないというのが前提ですし、
特に修正の必要は無いと考えられているのでしょうね。
↓サイコフレームのEランナーです。






映像中ではサイコフレームの燐光が美しいCGで描かれていましたが、
キットでは大方の予想通り、1号機通常版と全く同じクリアレッド成形でした。
↓アームドアーマーDEのFランナーです。






Fランナーも他のランナーと同様の成形色変更となっています。
このキットのおかげで、赤いサイコフレームのアームドアーマーDEを作れるようになりましたね♪
そろそろ忘れられているBSやVNも色違いが欲しい…。
と思うのはタブン私だけでしょうね(´・ω・`)
↓ポリキャップやシール類です。






ポリキャップは青いサイコフレームのフェネクス通常版と同じグレーです。
レッドメッキフレームもそうですが、
最近の赤いサイコフレームのユニコーンガンダムは
ポリキャップがグレーになるのが悲しいですね。
ホイルシールはこのキット専用のものになっています。
そしてこのキット唯一の追加アイテムとして
フェネクス専用のマーキングシールが新規で付属しています。
マーキングの内容は基本的にお台場セットの2機と貼る場所もデザインも同じになっていますが、
他の2機にはあってType.RCには一部省略されている部分もあります。
また「03」等のナンバリング等も無くなっていて、
せっかくお台場セットの2機と並べられるメタリックのフェネクスだと思っても
色々手抜きされている感じがして、少し寂しい気がしますね。
ただこのマーキングシールはType.RC専用表示なので、
もしかしたら今後ちゃんとしたフェネクス用のマーキングシールが設定される…、
という期待はしない方が良さそうですね。
↓組立説明書です。



フェネクスのキットで唯一手抜きされていないもの。
それがこの説明書です。
これまでの発売されたHGUCフェネクスのキット4種類全てで
それぞれ専用の説明書が用意されています。
仮にもパーツ構成は全て同じなのにね。
ちなみにお台場セットは1号機もバンシィも通常版の説明書の流用でした。
いつも通り、説明書をアップで載せておきますね。










それでは、ささっと組み立ててみます。
まずはマーキングシールを貼っていない状態から。



形に変化は無くても色がここまで変わると
さすがに印象も大きく変わりますね。
黒というほど暗くないのが逆に良い感じで、
クリアレッドのサイコフレームが呑まれず綺麗さを保てていますね。
マーキングシールを貼って完成させます。
なお、ここから先の画像はデジカメ不調によりiPhone6Plusでの撮影となります。











マーキングシールはお台場セットの2機もそうですが、
設定にあるマーキングの全てを再現していません。
細かいところまで全部貼るには1/144ではうるさくなるし
シールを貼るだけで相当大変ですからね。
同じマーキングシールが数セットあればほとんどは再現できそうですが。
各部のアップをいつものように。





















ガンメタリックの色合いが映像中のG-フェネクスのイメージと
ちょっと違うと言えば違うのですが、
そもそも壁面映像は暗くて色合いまでじっくりと見る事ができませんし、
カラー設定画等も特に公開されていないので比べられませんし、
何よりも、これまでで「一番カッコイイカラーリングのフェネクス」という点は
恐らくほとんどの人に共通する印象だと思います。
↓オプション一覧です。

パーツ構成がこれまでのHGUCフェネクスと同じなので、
特に代わり映えはしません。
ビームサーベル刃が付属しない点も変わりません。
どうせなら、マーキングシールもお台場セットと揃えられるように全部付けて
サーベル刃も付けて若干の価格アップでも良かったと思うのですが…。
ユニコーンモードもアームドアーマーDEを新規金型にしないと作れないからか、
未だに商品化される気配もありませんし…。
さて、ここからは当サイト恒例のサイコフレーム組み替え遊びのコーナーです。
このキットでアームドアーマーDEのクリアレッドを組む事ができるようになったので、
今回は主にアームドアーマーDEの組み替えパターンをメインにやってみました。
そして、いくつかサイコフレーム以外の部位の組み替えも試しています。
01.フェネクスType.RC+お台場セットのグレーパーツ

























前述の通りフェネクスType.RCのガンメタリック外装は
お台場セットの関節部や武器の成形色と同じになっています。
その為、外装とサイコフレーム以外のパーツをお台場セットの1号機と入れ替えてみました。
ものの見事に外装と関節部が同じ成形色になりましたね。
ほんの少し質感が上がりましたが、パッと見ほとんど変わってないように見えますね。
なお、ノルンチタニウムフィニッシュのグレーパーツは
これよりも若干濃いガンメタリック(1号機チタニウムフィニッシュと同じ成形色)なので、
質感アップ狙いでの組み替えならグレーパーツはそちらを使うと良いかもしれませんね。
02.フェネクスType.RC+お台場セットのサイコフレーム










Type.RCでのサイコフレーム組み替えでは、
恐らく最も多くの人が考えるであろう、お台場セットのラメ入りグリーンフレーム。
キット1つで必要なパーツが全て揃い、高いけどいつでも手に入る入手性から
実際にやる人も多いと思いますが、
想像通りに暗いガンメタリック外装と明るいラメグリーンフレームの相性が良く、
設定には無いけど見た目すごくカッコイイフェネクスができあがります。
とてもオススメで本当にカコイイです♪
03.フェネクスType.RC+セブンイレブンカラーのサイコフレーム













颯爽と登場しその鮮烈な美しさでファンの心を鷲掴みにしつつも
わずか3ヶ月ですぐにお台場セットにその立ち位置を明け渡して消えたセブンカラー。
DEは無いものの、明るさと綺麗さではお台場セットに一歩勝りますね。
04.フェネクスType.RC+覚醒グリーンフレーム








グリーンフレーム繋がりで、本来の覚醒グリーンフレームです。
バンダイ公式の覚醒サイコフレームの成形色は今でもこれになりますが、
HGUCではすっかりお台場セットにその座を奪われてしまっています。
ちなみに3色あるグリーンフレームの中で唯一ブラックライトに反応します。
なお、アームドアーマーDE用のこのグリーンフレームは
バンシィ・ノルンDMチタニウムフィニッシュに1個だけしか付属しない為、
1機で2個必要なフェネクスでやるにはちょっと辛いところがありますね。
イベント限定ガンプラですが入手性が良いのが唯一の救いでしょうか。
05.フェネクスType.RC+フェネクス通常版の青いサイコフレーム







パーツ構成が全く同じフェネクス通常版とサイコフレームを入れ替えてみました。
暗い外装に濃い目のブルーフレームなのでやや埋もれがちですが、
バンシィの外装に比べるとまだまだ呑まれずにキレイに見えますね。
06.フェネクスType.RC+ノルン通常版のクリアイエローサイコフレーム







アームドアーマーDEのサイコフレームで最も入手性が高いのが
このバンシィ・ノルン通常版でしょうね。
暗い外装に明るめのクリアイエローですので外装に呑まれる事はありませんが、
クリアイエローはあまり強く光って見えないので
全体的に暗めな印象になりがちですが、実際に見るとそこそこキレイで良い感じでもあります。
07.フェネクスType.RC+ノルンNT-Dクリアのラメ入りクリアオレンジサイコフレーム










劇場限定バンシィ・ノルンNT-Dクリアのラメ入りクリアオレンジとの組み合わせですが、
販売数が極端に少なくて再販も行われていないキットという事もあって、
私自身も前夜祭のと合わせても3個しか持っていません。
そのうち2個は昨年のクリアフェネクスで使ってしまっていたので、
レビューに使ったノルンNT-DクリアのDEを分解して使ってみました。
ノルン通常版よりも暗い成形色なのでさらに暗く感じてしまいますが、
やはりラメ入りは強いですね。
今は「片翼の不死鳥」ですが、いつかちゃんと両翼やってみたいですね。
08.バンシィ・ノルンNT-Dクリア外装+メカニカルクリア+Type.RCサイコフレーム







ラメ入りクリアオレンジのDEを組む為に分解されたNT-DのDEに
クリアレッドのサイコフレームを組み合わせてみました。
本体はバンシィNT-Dクリアですが、関節部とスリッパ等がメカニカルクリアになっています。
クリアパーツで統一する為に、外装以外はバンシィのものは使っていません。
濃い目のクリアブルーとクリアレッドの組み合わせはうまくいかないかと思いましたが、
クリアブルーが意外と光を通すからか、サイコフレームがいい感じに光って埋もれなくなり
わりと悪くない感じになりました。
サムネイルで見ると、色がなんとなくサイコガンダムMk-2を連想させます。
09.フェネクスクリアカラー+Type.RCサイコフレーム










フェネクスクリアにクリアレッドのサイコフレームを組み合わせてみました。
クリアカラーのレビューではラメ入りクリアピンクとの組み合わせだけだったので、
新たにDEごとクリアレッドとの組み合わせを組んでみましたが、
外装の成形色がアレなせいで、やっぱりどうにもならないですね。
まぁ他のサイコフレームよりは幾分かマシな組み合わせではありますが…(^^;
10.フェネクス通常版+Type.RCサイコフレーム








本体は最初のフェネクスのレビューの際に作ってあった組み合わせですが、
今回新たにアームドアーマーDEが組めるようになったので追加してみました。
元々良い感じの組み合わせでしたが、DEが追加された事でさらにカッコ良くなりました。
外装とサイコフレームがどちらも侵食せずにバランスよく共存しているのがポイントですね。
11.フェネクス通常版+お台場セットのグレーパーツ+Type.RCデカール


































制作コンセプトは「お台場セットと並べられるフェネクス」。
最初はフェネクス通常版にType.RCのデカールを貼ってみたらという考えですが、
どうせ1機作るなら、中途半端だったType.RCの成形色の代わりに
通常版を質感アップさせてみようという事で、
外装とサイコフレームを通常版から、その他のパーツをお台場1号機から用いてみました。
通常版素組みに比べると若干暗くなるものの、
全体的に質感が増してカッコ良くなるのがわかると思います。
デカールもイエローパールクリアになかなか合っていて良い感じになりました。
肝心のお台場セットと並べてる画像が無いのは何故なんですかね?(´・ω・`)

という感じで「HGUC フェネクスType.RC(デストロイモード)」でした。
さて、このキットでHGUCユニコーンガンダムも33種類がリリースされている事になりますね。
そして私がこれまでに作ってきたユニコーンガンダムの数は
この記事をもって97体となりました。
残念ながら100体には届きませんでしたが、
既に98体目も組み上がり、現在は99体目の制作も始まっています。
これまでに作ったユニコーンガンダムは全て仕様が異なり同じものはありません。
100体できあがったら、これまでに作った100体全てを紹介する記事を作る予定でいますが、
時期はまだ未定です。
ちなみに、フェネクスだけで数えたら26体ありました。

そして、まだまだやってみたい組み合わせはたくさん残っています。