

シンガポール建国50周年を記念して開催された
「Gundam Docks at Singapore」会場限定ガンプラのひとつ、
「HG RX-78-2 ガンダム Ver.SG50」です。
このキットはシンガポール建国50周年とガンプラ35周年を記念して、
シンガポールのタカシマヤスクエアとニー・アン・シティ市民プラザにて開催された
イベント会場限定で販売されたものです。
会場では他にもRGガンダムとRGシャア専用ザクの合計3種類が
シンガポール50周年デザインの特別仕様となっていました。
3種類のうちRG2種類はパッケージのみが専用デザインで
キットそのものは画像を見る限り通常版とあまり変わらなそうですが、
このHGガンダムVer.SG50だけは、
このイベントの為だけに大河原邦男さんが
新たに専用のデザインを起こしたそうです。
キットはガンダム30周年の時に販売された
「HGガンダムVer.G30th」のカラーバリエーションモデルとなっています。
残念ながらシンガポールのみの販売なので、
国内での販売は無いと思われます。
↓パッケージです。




パッケージのデザインも専用のものになっていて、
ボックスアートは大河原邦男さんのイラストがそのまま載っています。
側面にはロゴのみで画像等はありません。
↓多色成形のAランナーです。






大河原邦男さんのデザインではシールドの配色が
通常のガンダムとは赤白が逆になっていますが、
かつてのG30thセブンイレブンカラー1.5の時のように
いつものバンダイさんならここは
シールド全面にシールを貼って再現するのではと思っていたら、
なんと無理やり成形色を変更してきました。
わざわざシールドの赤だけを白色に成形するのは
結構なコスト高だったと思います。




ボディは白で成形されていますが、
その他の成形色はG30thと同じ成形色になっています。
三井住友版はグレーも黄色もG30thやSG50より濃くなっています。
↓Bランナーです。






こちらもシールドが白ではなく赤で成形されていますが、
驚いた事に肩アーマーも含めて赤く成形されています。
Bランナーの構造を見てみるとわかるのですが、
このランナーは肩アーマーとシールドの部分だけを
成形する事はできません。
つまりこの部分だけを赤色で成形するには、
Bランナー全体を赤色で成形してからニッパーカットする事になります。
実際に付属するパーツはランナーの端っこで
ニッパーカットされていました。
シールドといい肩アーマーといい、
いつものバンダイさんならここはシールで再現するはずです。
なのにわざわざ色違いを成形してその部分だけ人の手でカットして付属…。
販売数も決して少なくはなかったはずなのに、
よくこんなコストの掛かる事をしたものだと思います。
というか、残った赤いBランナーはどこにいったのでしょうね。
どうせなら以前のプレバンMGザクバリエのように
色違いランナーそのまままるごと入れておいてくれても良かったのに。
その方がニッパーカットの作業分コストを抑えられたはず。
G30thの金型の減価償却は最初の潮風公園版&一般販売版だけで終わってますし。
などと思ってしまいますね。



Bランナーの白い成形色はG30th通常版と全く同じです。
しかし、サーベルはあってシールドが無いG30thの成形パターンなんて
初めてなのではないでしょうか?
なお、ランナーの都合で白い肩アーマーはそのまま付属してます。
↓武器類のCランナーです。






Cランナーは成形色もパーツ構成も
G30th一般販売版と全く同じです。
ランナーの端っこに飛び出しているのは、
G30thプレミアムゴールド専用のエンブレムパーツのスイッチです。
当然、プレミアムゴールド以外ではついてきません。
比較しているG30th一般販売版は当時はまだ
プレミアムゴールドが存在していなかったので、
スイッチはありません。
↓ポリキャップやシール類です。




ポリキャップとハンマー用チェーンはG30th一般販売版と全く同じです。
ホイルシールとマーキングシールは
どちらもSG50専用のものが用意されています。
↓組立説明書です。






組立説明書は色違いパーツやマーキングシール等の関係で
専用のカラーのものが新規で付属します。
表紙のガンダムはキットの素組みに
スミ入れのみを入れた状態と注釈がありますね。
当たり前ですが、イベント限定ガンプラですから
部品の単品注文はできません。









予想外だったのは、組立説明書は全て日本語で書かれていること。
シンガポール限定の専用デザインですから日本での発売予定はありませんが、
説明書もマーキングシールの明示も日本語です。
これを見た時に一瞬、いずれ日本でも販売するのかな?
とも思いましたが、たぶん無いでしょうね。
もし国内販売して頂けたら、5〜6個買い増しすると思います(`・ω・´)
それではさくさくっと作ってみます。
G30thはパーツも少なくてサクサク組めるので楽ですね。
唯一、ガンダムハンマーだけ面倒ですが(^^;


作ってる途中、赤い肩アーマーが
シールを貼っていないとなんだかジムっぽく思えました。
また、ランナーの梱包が袋2枚に色違いパーツまで無理やり入れてあったからか、
Bランナーの一部パーツのピンが折れていました。
まぁ組み立てに影響の無い部位で良かったですが。
という訳で組みあがり。
まずは頭部カメラ以外のシールを貼っていない状態から。























シールを貼っていない状態でも、
結構良い感じの配色だと思います。
やはり肩アーマーが赤いとちょっとだけジムっぽく見えますね。
ボディも赤い成形色のものがあればよりジムに見えたかも?
ついでなので、余剰パーツの白い肩アーマーにしてみます。









白い肩アーマーはあくまで余剰パーツで
組むにはポリキャップPC1が1つ足りませんが、
PC1はG30thを作ると必ず1個余るものなので、
他のG30thから貰ってきました。
なんか、すごい良い感じですよね。
ちょっと清楚になったガンダムっぽくて(^^;
これはこれでアリなのですが、
せっかくのシンガポールガンダムなので、
ちゃんとマーキングまで貼って完成させます。











やはりカコイイですね。
せっかく大河原邦男さんが専用のデザインを用意してくれたのですから、
その姿で完成させないともったいないですよね。
海外限定ですし(´・ω・`)
各部のアップを専用シールが見えるように適当に。















各部の専用シールは場所によって
ホイルシールとテトロンシールでわかれています。
ちょっと惜しかったのは、腰部のヘリウムコアのシールが
テトロンシールなので白い部分がほぼ透けてしまっている事。
またボディ上面の赤色のホイルシールは
カット位置とボディの形状が合わずに
微妙にズレます。
手甲の赤もシールですが、前端面までは無いのが少し残念。
そしてふくらはぎのダムの部分のラインマーキングは
イラストや説明書のものとは絶対に位置が合わないので
現物合わせでズラして貼っています。
まぁこのあたりはよくある事ですので。
武器類のアップも。
シールド以外にはシールはありません。


















シールドの側面の文字はSINGAPOREと書かれています。
赤と白が逆転して中央のマーキングと合わせてカコイイですね。
そういえば、大河原邦男さんはガンダムのシールドの
側面にロゴをあしらうのが好きなのでしょうか。
以前も他のイベント限定ガンプラであったような気がします。
こういう感じは個人的に好みなので嬉しく思います。
今回のシンガポールデザインは派手さが控えめなのが
なお良い感じでした。
↓オプション一覧です。

成形色の関係で白い肩アーマーが余る事を除けば、
パーツ構成は通常のG30th一般販売版と同じです。
左手が握り拳だけで何も持てない事とか、
サーベルが白一体成形で寂しい事とかも変わらないです。
HG系のビームサーベル刃SB6がそのまま使える点も同じです。
ついでなので、シール類を貼った状態で、
肩アーマーを白に変えてみました。






シールを貼ってない状態でもすごく良かったので、
白い肩アーマーに合うマーキングがあったら、
もっといい感じになったかもしれませんね。
胸のSG50の丸いマーキングを右肩に移植して、
シールドのマーライオンマークを小さくしたのを左肩に貼れば…。
でもやっぱり本来の赤い方が良いですね。
G30th一般販売版と比較してみます。



やはり配色ひとつでイメージはすごく変わりますね。
スミ入れをしていたら、もっとカッコ良くなりそうな気がしますね。
ついでに、ボディが白いG30thというと三井住友版がありますね。
並べてみましょう。






三井住友版は白以外の成形色が濃い目なので、
比較的薄めなSG50とはコントラスト差がありますね。
三井住友版はボディも肩アーマーも白いので、
SG50も肩アーマーを白にしてみると
より印象が近くなりますね。
という感じで「HG ガンダム Ver.SG50」でした。
海外限定とはいえ、またG30thのバリエが出るとは思いませんでした。
一応私のG30thコレクションは国内版の25種類は全てコンプしていますが、
今回のはあくまでシンガポール限定なのでノーカウント扱いという事で。
ただ単にデザインが気に入ってしまったので手を出しただけです(`・ω・´)イイワケ
HGガンダムはREVIVE版がこの7月に新規発売となりますから、
さすがにもうHGガンダムVer.G30thの金型が
これ以上酷使される事は無い…と信じてはいますが…。

もちろん、新作が出たら買いますよ?