2015年08月05日

「HGUC ガンダム Ver.G35th BASE (REVIVE)」レビュー

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7月18日より東京六本木ヒルズにて開催されている「機動戦士ガンダム展」の
会場限定で販売されている「HGUC ガンダム Ver.G35th BASE」です。

ついひと月ほど前にもVer.SG50をレビューしてますが、
またRX-78ガンダムです。


このキットは7月25日に一般販売された「HGUC No.191 ガンダム(REVIVE)」のイベント限定仕様で、
ガンダム本体はREVIVE通常版と全く同じで、ガンプラ35周年のベースとガンダム展のシールが
新規に付属している点が異なります。
パッケージももちろんイベント専用のものになっています。

このガンダム展限定は7月18日発売でREVIVE通常版が7月25日発売なので、
イベントで初日に買った人は一応一週間早くREVIVEガンダムを買えたという事になりますね。
定価が¥1,300値引きなしでREVIVE通常版は¥1,080値引きありなので
ベースとシールに興味が無ければ一般販売の方がはるかにお得ですが(^^;

↓パッケージです。
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ガンダム展限定ガンプラとしては、他のキットとイメージが異なるデザインになっていますね。
仮にも商品名に「Ver.G35th」と付いてしまったので、
一応このREVIVEガンダムが35周年モデルという事で
HGガンダムVer.G30thの後継モデルという位置づけになる…のですかね(^^;
ちなみにG30thは「ガンプラスターターセット2」として
今でも一般販売されていますし、
お台場ガンダムフロント東京の「HGガンダムVer.GFT」も
今でも買えるG30thのキットという事になります。


↓多色成形のAランナーです。
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新規キットではあまり多用されなくなりつつあるような気がする多色成形ランナー。
今回のREVIVEガンダムでは以前のHGUCガンダムよりちょっと小さくなっていますね。

↓白い外装のBランナーです。
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白い成形色は若干緑がかった色合いになっていて、
本来のガンダムのホワイトと呼べる感じになっています。


↓関節部や武器等の柔らかいKPS素材のCランナーです。
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バズーカやライフルも全てここにまとめられています。
ランナーが全部で3枚なのはシンプルで良いですね。


前述の通り、一般販売のREVIVEガンダムとは基本的に同じものなので、
比較しても意味は無いのですが…。
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成形色やパーツ構成は全て完全に同じになっています。


↓ガンダム展限定のベースです。
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35th REVIVEのエンブレムがディテールされています。
デザインそのものはカッコ良いのですが、
ライトグレー単色成形なのが少し寂しいですね。
塗装できる人は塗装するとより良い感じになりそうです。
Ver.G30th潮風公園版と同じで、
ガンダムを固定する為のピン等はないので、
ガンダムはただ載せるだけです。


↓ビームサーベル刃、ポリキャップ、シール類、組立説明書です。
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REVIVEとの違いはガンダム展のシールが付属するかどうかだけです。
ちなみにこのガンダム展のシールは
昨年の大阪会場限定のHGガンダムに付属したものと同じです。
組立説明書はもちろんREVIVEガンダム通常版と同じものが入っています。
イベント限定ガンプラなので、部品注文はできませんが
新規パーツがベースとロゴシールだけなので、意味は無いですね(^^.


せっかくなので、旧HGUC No.021ガンダムと成形色比較。
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青と黄色は明るくなり、赤は暗くなっています。
白とグレーはよりアニメイメージに近づきましたね。
成形色的には旧HGUCよりもアニメに近付いた感じですが、
スタイルはスリムになり過ぎてアニメから遠ざかったような…(^^;


G30thの2種類とも成形色比較をしてみます。
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赤と青はG30thの方が明るい感じで黄色もオレンジイエローなので
個人的にはG30thの方が好みの色合いですが、REVIVEも悪く無いですね。
というか、こう比較してみると旧HGUCはかなりどぎつい色合いに見えてしまいます。
ホワイトも旧HGUCだけグレーベースで青っぽいですし、
G30th通常版が一番自然な黄色ベースの白で、
スターターセット2とREVIVEがアニメイメージの緑っぽい白ですね。
スターターセット2のグレーが意外なほど緑っぽいのが印象的でしょうか。
グレーはやっぱりREVIVEが一番いい感じがします。


さて、ではさくっと作ってみます。
今回のREVIVEガンダムでは、ツインアイがクリアパーツになっていますが、
ホイルシールも今までのツインアイを含むものとは別に、
クリアイエローの成形色を活かした、裏にシルバーを貼るタイプも付属します。
とはいえそれを使うと目の縁取りの黒が無いので、
今回のレビューではホイルシールの黒い部分だけ切り取って縁取りに使い、
ツインアイの部分は成形色のままで、裏に指定のシルバーを貼っています。
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遠目に見ると目が沈んで見えるのですが、
手に持って近くで見ると蛍光灯等の光で意外なほど綺麗に光って見えます。
逆に通常のホイルシールだと遠目で見た時に目が光って見えます。
飾っておく分には通常のホイルシールの方が良さそうではありますね。


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頭部カメラ類以外で使うシールは
フンドシ部のV字だけですね。

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ガンダム展限定とREVIVE通常版との違いは
シールドのロゴシールだけです。


各部のアップも適当に。

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今回のREVIVEガンダムは旧HGUCガンダムと同じ価格&同程度のパーツ数という事で、
より進化が感じられるようになっています。
特に可動面に関しては、さすがに本当によく動きますが、
プロポーションはG30thをベースに
さらにスリムにスタイリッシュになったといった感じですね。
ただやはりスリムになり過ぎた事から
違和感が強すぎて「コレじゃない!」というオールドファンも多いのも事実。
ちなみに今回はコアファイターは付属しません。
平手が左右とも付属するのは良い事ですね。
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↓ライフルやバズーカは左のサーベル持ち手でも保持できます。
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右の銃持ち手と異なり、トリガーに指をかける事はできませんが、
ライフルとバズーカのグリップサイズが
サーベル持ち手の穴のサイズとピッタリなので、
ちゃんと手甲を付けてしっかり保持できます。
手甲が浮いたり指に隙間ができたり…、なんて事もありません。

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ライフルの方は指がかかっていないので微妙に変ですが、
バズーカはあんまり違和感無いですね。
遠目で見ればバレないぽいので、飾っておくならアリかも?


ちなみに、7月25日に通常版と一緒に発売されたシステムウェポン009には
左右の銃持ち手が角指と丸指ともに入っていますので、左手を使ってみました。
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システムウェポン009のものはあくまでHGオリジン版ザクのバズーカ用のものなので、
手首軸に角度が付いていますし、軸も長めです。
また何よりもサイズが一回り大きく、
HGUCのリゼルやユニコーンガンダム等と同じサイズになっています。
その為REVIVEガンダムに使うと違和感がありすぎて合いませんね、
角度が付いていて真っ直ぐに持てませんし。


REVIVEガンダムでは可動面に特に力を入れています。
特に肩関節は前方への引き出し機構を上へ向けているので、
ラストシューティングやビームサーベル抜刀等が自然にできます。
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肘と膝の二重関節のおかげもあって、
本当によく動きますね。
頑張れば反対側のビームサーベルさえ抜く事もできたり(^^;
肘と膝のマルイチモールドが独立してて中抜きもされている点も好印象。
腰と首の細ささえ何とかすれば、個人的には良いと思います。
スリムなガンダムにあまり強い違和感を覚えないのは、
私がG30th好きなのが理由だと思いますが。


↓ガンダム展限定とREVIVE通常版それぞれのオプション一覧です。
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ガンダムハンマーはぶっちゃけ要らないと思いますし、
平手が左右付属するのが良いので、
バズーカさえ2本あれば十分ですね。


G30thと比較してみますが、さりげなくHGフォーエバーガンダムの中の人にしてみました。
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HG-GPBフォーエバーガンダムは
HGガンダムVer.G30thにアーマーを付けるという構成になっています。
このG30thはホワイトの成形色が薄紫っぽい感じで個人的にすごく好きなのですが、
キットがなかなか再販されないのが難点です。
ミシマ・サキVer.は「なんちゃってキャスバルガンダムG30th」にできます(苦笑


おまけ。
ガンダムエース誌付録のオプションセットに入っている、
ビームライフル用スーパーナパームはそのまま取り付けられます。
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このオプションセットは7月26日発売のガンダムエース誌2015年9月号及び
8月8日発売のガンプラエース誌に付属します。
付属のビームライフルは恐らく寸法同じなようで、
REVIVEのビームライフルにもスーパーナパームがそのまま取り付けられます。
2誌の違いは、ビームジャベリンとガンダムハンマーのどっちが付くかですね。
ガンダムエース誌の方はビームジャベリンが付属していますが、
初の1/144スケールでのプラキット化であるものの、
ビーム部分も白色成形なうえに、ビーム形状がコレじゃない状態で微妙です。

ガンダムエース誌のオプションパーツをいくつか使ってみました。
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ビームジャベリンは成形色は許せるのですが、
やはりビーム部分がどうにも納得いきませんでした。
ちなみに比較に載せているジムVのビームジャベリンは自作したものです。
本体は3mmプラ棒で、ビーム球体はダイソーのスーパーボール、
ビームスパイク小はHGガンダムAGE1タイタスの膝のやつ。
長いビームはHGUCジムV等に付属するSB6ビームサーベル刃を短めに加工してつけています。
スーパーボール部分だけ素材が違ううえに蛍光色なので
光を受けて色がちょっと違って見えますが、
肉眼だともうちょっとビームスパイクに近い色に見えます。
やっぱり、ちゃんとクリアピンクのキレイなビームジャベリンが欲しいですね。


という感じで「HGUC ガンダム Ver.G35th BASE (REVIVE)」でした〜。
これが、これからのガンダムのスタンダード!
という事になるのですよね。
少なくともガンダム40周年となる2019年までは。
昨年のガンダム35周年でHGガンダムのリニューアルが無かったので
35周年ではやらないのかと思ったら、予想外なREVIVEでしたね。
まさか細身なG30thからさらに細くされてしまうとは…。
その分本当にこれでもかと言うほどよく動くので、
これはこれでまぁアリだとは思いますが、
なんだか78ガンダムのデザインは、
時代と共にどんどん変な方向へ向かっている気がしなくもないような…
とか思ってしまうのは、
恐らく私が地球の重力に魂を縛られていて「翔べない」からなんでしょうね!

これが、オールドタイプという事かっ!

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というか、ガンダム展東京のHGガンプラがこれだけって事が寂しかったです(´・ω・`)
posted by ろあの〜く。 at 20:53| イベント限定ガンプラ