

2017年4月5日に5年間の営業を終えて閉店が決まった
お台場のガンダムフロント東京。
その最後のガンダムフロント東京限定ガンプラとして発売された
「HGUC RX-78-2 ガンダム Ver.GFT REVIVE EDITION」です。
このキットは2016年12月4日に販売が終了したGFT最初の限定ガンプラ
「HG RX-78-2 ガンダム Ver.GFT」と入れ替わる形で
同年12月18日より販売が始まりました。
同日、ガンプラビルダーズワールドカップ2016世界大会決勝が
ガンダムフロント東京で開催され、それを記念したアイテムとされています。
キットそのものは2015年に発売された「HGUCガンダム(REVIVE版)」の
成形色をHGガンダムVer.GFT準拠に変更し、同キットの台座に加えて
実物大ガンダム立像と同じデザインのマーキングシールを追加したモデルです。
その為ガンダム本体の形状はREVIVE版と全く同じとなり、
実物大ガンダム立像のマグネットコーティングパーツはありません。
またディテールも立像のG30thデザインとは異なります。
簡潔にまとめると、
本体は成形色以外に新規要素は全く無く、
その成形色もマーキングも台座も
旧HGガンダムVer.GFTと基本的には同じものです。
これがGFT最後の限定ガンプラと明言されている事もあり、
今後閉店までの4ヶ月間に新規のGFT限定ガンプラが発売される事は無くなりました。
とても残念ですが、最後のGFT限定ガンプラ、サクッとレビューしてみようと思います。
↓パッケージです。



パッと見はいつものGFT限定ガンプラと同じデザインです。
ガンダムのボックスアートがマーキング以外が
一般販売のREVIVE通常版と同じな為、
あまり目新しさを感じにくい気がしますね。
そういえば、GFT限定ガンプラは帯が赤色になりますが、
フルアーマーガンダム(サンダーボルト版)だけはなぜか青い帯でしたね。
数量限定とか期間限定という訳でも無かったのですが、あれは何だったのでしょうか?
↓他のREVIVEガンダムのバリエーションモデルとのパッケージ比較です。



東京ガンダム展限定以外は基本的に同じボックスアートですね。
これ以外にもREVIVEガンダムのバリエーションはありますが、
GBWCやオラザク等のコンテスト一次審査通過記念モデルとなります。
↓多色成形のAランナーです。



一見するとREVIVE通常版と同じに見えますが、
成形色が全てHGガンダムVer.GFT準拠に変更されています。
旧Ver.GFTには無かったクリアパーツだけは通常版と同じです。
↓通常版及びガンプラケーキ版とのAランナー成形色比較です。



通常版やガンプラケーキ版と同じ成形色になるパーツは
クリアパーツのみです。
ガンプラケーキ版はクリアパーツ以外は
全てグロスインジェクション成形となっています。
↓旧Ver.GFTとの成形色比較です。



成形色は全て旧Ver.GFTと同じになっています。
↓白い外装のBランナーです。



白い外装はよくある普通のソリッドホワイトに変更されています。
REVIVE通常版がアニメイメージの緑味のある色合いだったので、
ちょっと新鮮な印象もありますね。
↓REVIVE通常版やガンプラケーキ版との比較です。



ガンプラケーキ版も一応白い成形色なので、
こうやって比較すると通常版の緑っぽい色合いが
余計に目立ちますね。
ガンプラケーキ版はグロスインジェクション成形なうえに、
若干グレーに近い色合いなので、今回のVer.GFTとは
光沢感だけでなく色合いも違う事がわかります。
↓旧Ver.GFTと比較してみます。



画像では若干違って見えるかもしれませんが、
成形色は同じになっています。
↓武器や関節部等のKPS製Cランナーです。



こちらも旧Ver.GFT準拠の成形色に変更されています。
↓通常版やガンプラケーキ版との比較です。



旧Ver.GFT準拠になった事で、
REVIVE通常版とは色合いが若干違う感じになりました。
新Ver.GFTはグレイヴァイオレット、
REVIVE通常版はミディアムブルーという感じでしょうか。
通常版とガンプラケーキ版は全く同じです。
↓旧Ver.GFTとの比較です。



成形色は同じになっています。
↓台座のD2ランナーです。



他のREVIVEバリエーションには無かったものですが、
このパーツは新規金型ではなく、
旧Ver.GFTのDランナーから台座だけを成形できるようにしたものです。
旧Ver.GFT版のマグネットコーティングパーツや
アムロフィギュアの部分を成形しないように新たにスイッチを追加して、
D2ランナーのタグを追加しています。
↓旧Ver.GFTと比較してみます。



台座部分は完全に同じになっています。
せっかくのGFT最後の限定ガンプラなのですから、
ここにREVIVE版マグネットコーティングパーツなんかを
追加しても良かったような気がします。
アンクルガード以外はマルイチ部分だけで済みますが、
難しい…というよりもコストの問題でしょうね。
↓ポリキャップ、シール類、ビームサーベル刃です。



ホイルシールとポリキャップ、サーベルエフェクトは
通常版等他のREVIVEバリエーションと全く同じです。
↓組立説明書とシールの拡大画像です。












閉店が決まっているにも関わらず、
他のGFT限定ガンプラと同じように実は部品の単品注文が可能だったりします。
とはいえ、需要のあるパーツなんて無さそうですが(^^;
マーキングシールやマーキングガイドを見て気付く人も居るかもしれませんが、
実はマーキングは旧Ver.GFTと全く同じです。
ただパーツ形状はG30thベースの旧Ver.GFTとREVIVEでは異なるので、
シールのカッティングラインだけはREVIVEに合わせて変更されています。
その為シールは新規になっているんですね。
なので、シールを貼る場所は全く同じになっています。
↓マーキングシールを大きな画像で比較してみます。

カッティングラインとマルイチ部分の曲率が異なり、
シールの種類は全て同じなのがわかると思います。
それでは、ササッと組み立ててみます。
まずはシール類を貼っていない状態から。











REVIVEガンダムで白い外装が純白になるモデルは、これまでは
一回限りの特殊な限定ガンプラだったガンプラケーキ版のみだったので、
緑味の強いアニメイメージの通常版を見慣れている為
ちょっと新鮮にも感じますね。
各部のアップを適当に。









近くで見るとREVIVEだけど離れて見ると成形色のせいで
旧Ver.GFTに見えるという感じでしょうか。
↓REVIVE通常版やガンプラケーキ版と比較してみます。



こうなるとアニメイメージなはずの通常版の方が違和感が強いですね。
ガンプラケーキ版はせっかくの白い外装も
今回の新Ver.GFTの方がガンダムのイメージに近いせいか
少し違和感を感じてしまいます。
それほどに今回の新Ver.GFT版がしっくり来ますね。
マーキングシールを貼って完成させます。











実物大ガンダム立像準拠のマーキングシールを貼ってしまうと、
もうほとんど旧Ver.GFTと同じに見えてしまいますね。
そもそもREVIVEガンダム自体がG30thをベースに進化せたモデルなので、
つまりは旧Ver.GFTベースとも言える訳で、似ているのは当然ですね。
各部のアップをテケトーに。












アップで見ても本当に旧Ver.GFTと変わらない印象ですね。
G30thベースのマーキングなので、REVIVE版のディテールに
部分的に合わないところもありますが、
至近距離で見ないとわからない・気にならないレベルですね。
装備品とか。















パーツ形状の変更は一切無いので、
他のREVIVEガンダムでできる事はこのキットでも全てできます。
左右の平手があるのはやっぱり良いですね。
これで左右の握り手もあれば完璧でした。
ちなみにREVIVEガンダムは左右のサーベル持ち手でも
バズーカやライフルをそのまま持つ事ができますので、
左手でもバズーカ等を持てます。
トリガーに指はかけられませんが、
最近のHG系はトリガーに指をかける銃持ち手そのものが付属しないので、
ある意味同じになって良い…のかな?
やっぱり銃持ち手は欲しいなぁ。
左の銃持ち手を付けて欲しいとずっと願っていたら、
いつの間にか「銃持ち手そのものが無くなりました」(´・ω・`)ナンデヤネン…



台座は旧Ver.GFTのものと全く同じですので、
ガンダムをただ上に載せるだけで一切固定できない点も同じです。
もっともそれは、過去の立像準拠のG30thの台座も同じですね。
↓オプション一覧です。

台座以外は全て他のREVIVEガンダムにもあるものですね。
↓旧Ver.GFTと比較してみます。



単体では旧Ver.GFTと見間違える新Ver.GFTですが、
さすがに比較してみると違いはよくわかりますね。
とにかくREVIVEはプロポーションが細すぎます。
個人的には旧Ver.GFTつまりG30thのプロポーションが好みですので、
G30thにREVIVEの可動機構を組み込めれば
私の理想のRX-78になりますが、さすがに難しいですね。
という感じでガンダムフロント東京最後の限定ガンプラ
「HGUC RX-78-2 ガンダム Ver.GFT REVIVE EDITION」でした。

ガンダムフロント東京が閉店した後のGFT限定ガンプラがどうなるのか、
この記事を書いている時点ではまだ発表がありません。
さすがに全種類どこかで販売が続くという事は無いでしょうけれど、
フェネクス系等の需要があるモデルだけでもパッケージを変えるとかして
プレバンでも良いので販売を続けてほしいですね。
このキットはさすがに閉店と同時に販売終了でしょうけれど。
HGガンダム(30周年版ベース)で始まりHGガンダム(35周年版ベース)で終わる。
ある意味順当なGFT限定ガンプラの締め方でしたね♪
40周年にはまた色々やるのでしょうから、
そこで実物大ガンダム立像共々再びお目にかかれると信じて。
