2013年03月27日
「超・大河原邦男展」レポート。
3月23日より兵庫県立美術館にて開催されている大河原邦男さんの作品展覧会
「超・大河原邦男展」に行って来ました〜。
開催初日は都合がつかなかったので2日目となる日曜日に行きましたが、
私が到着した午前9時半頃には予想したよりも来場者は多くなくて、
割りとスムーズに見て回れるかなと思っていたりもしましたが、
開場となる10時を回ると結構人も増えてて、
実際に展示を見て回るのはちょっと見づらい部分もありましたね。
会場となった兵庫県立美術館の外観です。
今回は北入口から出入りする事になりました。
ここには今年中の市販化が年明けに発表された
トヨタ自動車の「シャア専用オーリス」が展示されていました。
私が到着した頃に丁度外装カバーが外されていたので、
入口に並ぶ前に撮影させて頂きました。
ちなみに2台あるうちの青い方は市販済みの通常のオーリスです。
このシャア専用オーリスは撮影も中に乗り込む事もできたので、
私も少し乗り込んでみました。
内装も外装と同じつや消しレッドのインパネに、
ジオンマークのステアリングエンブレムとエンジンスタートボタン、
ナビも専用のものがついていました。
背後の展示パネル類です。
一生懸命大々的に宣伝してますね。
個人的にこれはこれでカッコイイとは思いますが、
ガンダム好きでシャア好きな私でも
正直欲しいかと聞かれれば「要らね」と1秒未満で即答します。
無料で差し上げますと言われても丁重にお断りしたいですね(売却不可なら)。
まぁ今回はオーリスじゃなくて大河原邦男展なので、
入口の列へさっさと移動します。
北入口にあったモニュメントです。
四角形ブロックの各面に代表的な大河原メカが描かれています。
会場前の列と、1Fに展示されていた限定ガンプラのサンプルです。
会場前の列は全て限定ガンプラの整理券の列で、
展示を見に来ただけの人は並ぶ必要は無かったようです。
開場15分前に中の通路へ誘導され、開場と同時に整理券配布が始まりました。
ガンプラの販売は整理券配布のすぐそばでも行われていましたが、
基本は展覧会出口の物販コーナーです。
物販コーナーのみ、クレジットカード決済もできました。
また美術館の1F常設ショップでは図録は販売されていますが、
ガンプラは販売されていませんでした。
なおガンプラの販売場所に関しては、状況によって変わるそうです。
整理券をもらったら、そのまま美術館へ向かいます。
当日券売り場の列と、展覧会会場へ向かう階段です。
出口ではシャア専用オーリスのクリアファイルを貰える引換券があるとありますが、
実際にクリアファイルが貰えるのは4月20日以降に
兵庫県内のネッツトヨタに行かないといけないので、
遠方の人には何の意味もありませんでした(笑
チケット売り場の反対側に、実物大ガンダムのマニピュレータとパネルがありました。
このマニピュレータは2011年夏にお台場で展示されたものと同じかな?
階段を登って中へ入ります。
中央階段には壁面に実物大サイズのシャア専用ザクUのラインマーキングがありました。
反対側に回ると全体を綺麗に撮影する事ができます。
この壁面イラストはどうやって描かれたのかというと、
ただ単にカッティングシートを貼ってあるだけでした。
とはいえこのサイズをこれだけ綺麗に描けるのもすごいですよね(^^;
という訳で、中へ入ります。
入口ゲートでチケットの半券を切り取られると、すぐ右手の入口へ誘導されますが、
その前には展覧会の中で聞ける音声ガイド端末のレンタルがありました。
ギレン・ザビ役で有名な銀河万丈さんと伊藤静による
展示の音声解説が23編収録されています。
展示パネルに音声ガイドの番号が記されているので、
そこへ来たら該当する番号を入力すると、
それに関するガイドが聞けるのですが、
これ¥500するんですよね。
もちろんレンタルなので出口で返却が必要です。
持ったまま外へ出ると警報が鳴るそうです。
注意が必要なのは、銀河万丈さんの声はあくまで銀河万丈さんの語りなので、
ずっとギレン・ザビの口調で話してくれる訳ではありません。
一応、ガンダムのところでギレンの演説の新録版が聞ける事は聞けますけどね。
それと、端末そのものは使い古されたもので、
私が使用したものはイヤホンジャックが接触不良で調整に苦労しました。
またボリュームはあまり大きくないので、聞こえづらいところもチラホラ…。
最後まで見終わって、これに¥500の価値を見出だせるかはその人次第かも。
音声ガイドの視聴ページはこちらにあります。
さて、肝心の展覧会の内容ですが、
さすがに中は全て撮影禁止ですので画像はありません。
ですが展示されていた資料は、販売されている図録にも収録されています。
図録に関してはこの記事の最後の方で少しお見せしていますが、
この図録は公式通販が行われているので、
遠方で訪れる事のできない方でも購入出来ます。
ちなみに会場の中には鉄アーティスト倉田光吾郎氏による
実物大スコープドッグも展示されています。
という感じで順路に従い中を見て回ります。
出口で音声ガイド端末を返却し、物販コーナーへ。
物販コーナーはなかなか広かったですね。
限定ガンプラはものすごい数があり、ここと1Fの数を合わせると、
見える範囲のものだけでもそう簡単には売り切れるとは思えませんでした。
もちろんここ以外にもまだあるという事なので、
近いうちに訪れようと思ってる方は、そう焦らなくても良いのかもしれません。
ただ数量限定なのは間違い無いので、ゴールデンウィークまで残ってるとも思えませんけどね。
販売されている商品は、公式サイトに載っているものだけではなく、
色んなグッズがありました。
ガンダム系以外にも様々に、もう何が売ってるか把握しきれないくらいに。
一応会場限定なのはガンプラ、図録、クリアファイル、ポストカード、ヘルメタルくらい?
図録だけは公式通販されています。
購入商品はボークスの真っ黒のビニール袋に入れてくれます。
外見にイラスト等は一切無いので、
何を買ったのかどこへ行って来たのか見た目でわからないのは良いですね。
とまぁこんな感じでした。
最初の日曜日でもそこまで混雑しているともいえない感じだったので、
平日ならかなり自由にゆったりと見て回れるかもしれませんね。
ちなみに定休日は月曜日だそうです。
最後に、私が購入したものをご紹介しておきます。
限定ガンプラも作ってはいませんが、
通常版との違いなんかは説明しておきますね。
会場限定のクリアファイル5種類とポストカード15種類です。
全て今回の展覧会の為に用意された会場限定です。
クリアファイルは裏面には何も印刷されていません。
ポストカードは種類によって宛名面のプリントが少し異なっています。
図録です。
帯の着いた厚手のカバーのかかった外観が、少し高級感を感じさせます。
しかしこのカバー、実はただのカバーではありません。
カバーを外してみると、じつはカバーそのものがポスターになっていたりします。
カバーを開いてみました。
両面印刷のリバーシブルポスターになっています。
帯だと思っていた部分も、ポスターの一部でした。
普通のポスターよりも厚みがあるので、多少は破れにくい感じです。
なかなか面白いのですが、折り目がきついのでこれを飾るのも難しいかもしれませんね。
カバーを外した状態でも、文字の部分に箔を使用しており
とても豪華な仕様になっています。
中を少しだけお見せしますね。
この図録には展覧会に展示されたイラストや資料が
恐らくほとんど収録されていると思われます。
本当に全てかどうかはさすがにわかりませんが、
私が会場で見た覚えのあるものは
ひと通り確認できました。
他にもテキストは豊富に載っており、
大河原邦男さん好きには貴重な
永久保存版資料となるのではないでしょうか。
図録には大河原邦男さんの描いたもの以外にも
大河原邦男さんと一緒に仕事をした事のある人のコメントや
関連する他のデザイナーの描いた資料等も豊富に掲載されています。
中にはガンダムSEEDで福田監督が大河原邦男さんへ出した
フリーダムとジャスティスの依頼内容なんかも載っていました。
もちろんそれらは会場にも直筆のものが展示されています。
今回お見せしたサンプル画像ではガンダム系のものは
あえて避けて少しだけにしてみましたが、
実際にガンダム関係の資料もたくさん載っていますし、
会場でもたくさん見られました。
全352ページのボリュームはかなりすごいので、
大河原邦男ファンは図録だけでも通販で購入する事をお勧め致します。
USBメモリです。
一緒に映っているのは会場限定のガチャガチャのピンズです。
8種類あったのですが、3回回して全部同じこいつだったので諦め。
ガンダムとかが良かったのに…(´・ω・`)
ザク型USBメモリです。
容量は4GBで¥3,680という価格は割高感を感じますね。
グリーンの外装とブラックのモノアイレールは成型色ですが、
先端のダクトと動力パイプを模した部分はガンメタ塗装で、
この部分にストラップ等をかけられます。
一応ちゃんとモノアイがクリアピンクでついていますが、
黒いモノアイレールの上についてるので、あまりピンクに見えません。
超USBメモリです。
こちらは専用デザインではなくて「スリムデータ」というUSBメモリに
オリジナルプリントを施したもののようです。
全開でも画像のあたりまでしか開かないので、
実用中にバキッと割ってしまいそうな気がします。
容量は同じく4GBです。
私が購入したものはこれくらいで、あとはガンプラだけです。
会場で無料頒布されていたチラシと産経新聞の号外です。
それぞれ見やすいようにした画像を別に用意したので、
見たい方は下記をクリックして見て下さい。
美術館会報:@ A B C
イベントチラシ:@ A B C
オーリスチラシ:@ A
新聞号外:@ A B C D E F G
会場限定ガンプラ「MGガンダムVer2.0リアルタイプカラー超・大河原邦男展Ver.」です。
ボックスアートは側面まで含めて@枚のイラストになっているので、
5箱を並べると絵柄が繋がります。
このガンプラは昨年プレミアムバンダイ限定で
通販された「MGガンダムVer2.0リアルタイプカラー」の
一部成型色を変更し、
水転写デカールも専用デザインに変更されたものです。
その為部品構成はプレミアムバンダイ限定版と同じです。
レッドとライトグレーの成型色のみ、
少し濃い目に変更されています。
成型色の違う部分のみ、プレミアムバンダイ限定版と比較してみました。
これ以外の成型色は比較しても違いがわかりませんので
恐らく同じだと思います。
ちなみに一般販売されている「MG Gアーマー リアルタイプカラー」に付属する
ガンダムVer2.0リアルタイプカラーとの違いは持ってないのでわかりません。
以上、「超・大河原邦男展」でした〜。
リアルタイプカラーのガンダムはカラーリングが昔から好きなので
作ってみたいところなのですが、どうにも時間が取れないので
作る予定は今のところありません。
展覧会そのものは5月19日まで行われていますが、
この限定ガンプラに関してはあくまで数量限定という事で、
5月までは残ってないのではないかと思いますが、
実際にどのくらいの数量があるのかわかりません。
展覧会そのものも良い物で大河原邦男ファンにはたまらないでしょう。
もうちょっと落ち着いて見たかったところではありますが、
距離がちょっと遠いので、また後日改めてという訳にもいきません。
まぁ足りない分は図録で補う感じですね。
posted by ろあの〜く。 at 23:59| イベントレポート