

8月3日よりガンダムフロント東京にて販売が始まった
「HGUC ユニコーンガンダム3号機フェネクス(デストロイモード) Ver.GFT」です。
このユニコーンガンダム3号機フェネクスは
同日リニューアルされたガンダムフロント東京の
DOME-G映像にて初登場となったユニコーンガンダムの3号機で、
現在のところはこのDOME-G以外のところには登場していません。
ユニコーンガンダムは元々の原作小説でも
2号機バンシィまでしか設定されておらず、
3号機の存在を匂わせるような要素さえありませんでしたので、
唐突に発表されて驚いた方も多いかもしれませんね。
このキットは3号機フェネクスをHGUCで再現したものですが、
ユニコーンガンダム本体は発売中の
HGUCユニコーンガンダムのカラバリとなっていて、
頭部アンテナと背部のアームドアーマーDE
及びその接続フレームが新規パーツとして付属しています。
黄金に輝くそのカラーリングは
パッケージや公式サイトの画像等を見ると
まるで金メッキのようにも見えますが、
実際のキットの金色はメッキではなく、
劇場限定等で販売されたユニコーンガンダムパールクリアVer.の
色違い、という成型色で再現されています。
つまり、金色の外装は全てクリアパーツなのです。
パールクリアVer.を作った事のある方はわかると思いますが、
パールクリアのパーツはあくまでクリアパーツなので
プラがとても硬いです。
当然このフェネクスも同じようにプラが硬くなっています。
↓パッケージです。



他のGFT限定ガンプラと同じデザインになっています。
↓多色成形のAランナーです。



ツインアイ部がクリアブルーになっています。
関節部は通常版と同じグレーで成形されています。
↓外装系のBランナーです。



金色の成型色はバンシィデストロイモードのサイコフレームや
百式、ストフリ等のようなメタリック成形ではなく、
ユニコーンガンダムパールクリアVer.と同じ
パールクリア成形になっています。
その為よく見るとパーツ裏側のダボ受けやリブ等が
若干透けて見えます。
↓腕や脚等の外装系Cランナーです。



こちらもBランナーと同様にイエローのパールクリア成形になっています。
あくまでクリアパーツなのでプラが硬いです。
グロスインジェクションではない為、光沢感はそれほどありません。
↓武装類のDランナーです。



通常版と同じグレーで成形されています。
逆襲のシャアシリーズのガンメタ成形と比べると、
少し寂しいところですね。
↓サイコフレームのEランナーです。



綺麗に透き通ったクリアブルーで成形されています。
これ単体で見るとANAカラーVer.と同じかと思ってしまいますが、
比較してみると成型色が異なっている事がわかります。



フェネクスの発売でせっかくANAと同じクリアブルーのサイコフレームが
普通に手に入るようになったと喜んだものの、
実際にはかなり色合いが違っていました。
わずか10日間しか受付期間が無くて販売数が極めて少ないANAカラーVer.は
今でもプレミア価格になっていますね。
私もできれば複数買いしたかったところですが、
飛行機に乗る機会も無かったので、友人のご好意で1つ手に入っただけでも
十分幸運だったと言えると思います。
↓今回の完全新規パーツとなる2枚組Fランナーです。



新規ランナーはランナータグにユニコーンガンダムの名前は無く、
アームドアーマーDEとなっています。
フェネクスの頭部アンテナ部分はスイッチで分離が可能になっていますが、
今回は2枚ともアンテナが付属しているので、1つ余ります。
恐らくアンテナ無しの状態でバンシィ・ノルンの
デストロイモードにも付属するのでしょうね。
またバックパックへアームドアーマーを取り付ける
フレームパーツも2つ入っていますが、片方は使いません。
1号機やバンシィへ流用して背中にシールドを複数装備したりして
遊ぶ事もできますね(^^;
↓組立説明書です。








組立説明書はGFT専用のものになっています。
当然、部品注文も可能になっています。
↓期間限定配布の特典冊子です。



8月3日の発売日以降期間限定でフェネクスを購入すると
レジにて会計の際に手渡される特典小冊子です。
この冊子にはフェネクスやそのライバル機となる
フロンタル専用機(になるはずだった)リバウ等、
DOME-G映像に登場する3機のMSの設定と、
この映像のシナリオ準備稿及び決定稿が掲載されています。
つまるところDOME-GのガンダムUC部分のネタバレになるので
ここではシナリオの内容までは掲載しません。
どうしても見たい方はこちらからURL直打ちでご覧ください。
↓ガンダムフロント東京オフィシャルガイドブックVol.2にも載っています。



同日より販売が始まったオフィシャルガイドブックVol.2にも
フェネクスやリバウの設定と、DOME-G映像の一部画像が載っています。
もちろんシナリオは冊子のみでガイドブックには載っていません。
ではさっそくフェネクスを作ってみます。











発表時、そのデザインを見てきっと多くの方が
金ジムと呼ばれる某ガンダム作品のラスボス機を連想した事と思います。
まぁ、このデザインでは仕方が無いというか当たり前というか、
最初は何かパロディでもやるのかと思ってみたりもしましたが。
各部のアップです。









頭部のアンテナと背中のアームドアーマーDE以外は
ユニコーンガンダム1号機と特に形状の違いはありません。
アームドアーマーDEを取り外した素の状態です。








素の状態ではアンテナ以外の形状の違いはありません。
DOME-G映像では使用していないシールドも普通に付属しているので、
1号機と同じ装備にする事もできます。






武装類です。






↓今回初商品化となる1/144の展開状態のアームドアーマーDEです。



まさかバンシィ・ノルンのデストロイモードよりも先に
発売されるとは、誰も思わなかったでしょうね。
予測不可能です。
↓アームドアーマーDEの接続フレームパーツです。






簡単な1パーツ成形になっています。
角度や向きを変化させる事はできません。
バックパックへの取り付けは、
バズーカやビームマグナム、シールドを取り付ける場所に
ダボで接続するので、それらとの同時装備はできません。
↓フレームとアームドアーマーDEとの接続状態です。









設定上可動する部分は全て固定されているので、
アームドアーマーDEには動く部分は一切ありません。
また通常シールドでは色分けされているIフィールド発生器のある
中央の部分は、このアームドアーマーDEでは色分けされていないので、
Iフィールド発生器も金色になってしまっています。
ここだけでも別パーツ化して欲しかったところですね。
フレームへの接続部にポリキャップを1つ内蔵しますが、
それとは別にシールドレールの部分にも、
通常シールドと同じようにポリキャップを1つ入れられますが、
このキットには該当するポリキャップPC1は2つしか入っておらず、
通常シールドで1つ使用するよう説明書に記載されている為、
アームドアーマーDEには腕部接続用のポリキャップが足りません。
しかしHGUCユニコーンガンダムはデストロイモードもユニコーンモードも
PC1が必ず1つ余るので、過去に作った事のある方は
そこから流用すれば簡単に腕部に装備させる事ができます。
…まぁ腕部接続用パーツも1つしか入ってないのですけどね。
ちなみに私はPC1余りまくってるので、
この記事に載せている全てのアームドアーマーDEには
腕部接続用ポリキャップを仕込んであります。
↓オプション一覧です。


ユニコーンガンダムデストロイモードのカラバリなので、
当然ビームサーベル刃も平手もバズーカも入っていません。
DOME-Gではユニコーンモードも出ているので、
いずれ発売されるとは思います。
↓システムウエポン001のガトリングガンも装備可能です。



ガトリングガンとシールドを同時装備する為のアタッチメントは自作品です。
↓HGUCフルアーマーユニコーンガンダムのオプション群も装備可能です。














脚部グレネードラック以外は全て無加工で装備可能です。
脚部グレネードラックも分解して中のスラスターパーツを
取り外せるなら、無加工で装備できます。
足りないシールドはフルアーマー等、他のユニコーンガンダムから借りるしかありません。
↓フルアーマー状態で両腕のシールドをアームドアーマーDEにしてみました。



アームドアーマーDEとガトリングガンは干渉しないので
同時装備ができます。
背中のシールドもバンシィ・ノルンの格納状態のアームドアーマーDEに変更しています。



背中のシールドは収納状態でないと周りに干渉しますが、
アームドアーマーDEの向きを上下逆にするなら展開状態でも装備できます。
スラスターも下に向けられるので、むしろこの方が良さげですね。
…というか、ここまで重装備にさせる方がどうかと(^^;



アームドアーマーDEやシールドとガトリングガンとの接続方法は
フルアーマー付属のシールドレールを用いる方法と、
シールドをバックパックに取り付けるA18パーツを使用する方法の
2種類あります。
キットを複数買いしている場合は、A18を使う方が着脱もしやすいし、
アームドアーマーDEを腕部に接続するパーツも2つ手に入りますが、
この2つの方法ではガトリングガンの位置が微妙に変わります。
これは現在発売中のフルアーマーユニコーンガンダムが
ユニコーンモードなので、シールドも格納状態専用な為、
ガトリングガンがそれに合わせた位置に来るようになっているからです。
なのでデストロイモードに装着する場合はA18を使用した方が良いですね。
↓フェネクスにガトリングガン付きアームドアーマーDEを4基装備させてみました。



ここまで来ると、アームドアーマー同士が干渉しまくって
とてもまともに動かせんません(笑
さて、フェネクスの金色の装甲がパールクリアの色違いというのは
冒頭でも書いた通りですが、せっかくなので私が所有する
他の2体のパールクリアと並べてみようと思います。





実際に比較してみると、フェネクスがパールクリアだというのが
よくわかります。
最後の画像で見慣れないパールクリアが映っていますね。
フェネクスのサイコフレームはクリアブルーですが、
これまではANAカラーVer.しかクリアブルーはありませんでした。
ANAは既に入手困難となっているので、
その代わりに普通に買えるようになったのも
このフェネクスのセールスポイントのひとつだと思います。
ANAカラーに関しては↓ブログにてレビューしています。
「HGUC ユニコーンガンダム D-MODE ANAオリジナルカラーVer.」
古い記事ですが、宜しければ合わせてご覧ください。(2013.08.20 説明書画像追加)
という事で、せっかくなのでフェネクスのサイコフレームを
これまでのHGUCユニコーンガンダムに流用して
色んなカラーバリエーションをやってみようと思います。
入手困難なANAカラーを擬似的に再現したい人の為にも
チタニウムフィニッシュとの組み合わせとANAとの比較も載せています。
それでは、ユニコーンガンダム・サイコフレームバリエーションをご覧下さい。
1.パールクリアVer.+ブルーサイコフレーム




なかなか綺麗な色合いになりますね。
パールクリアの外装はクリアパーツのサイコフレームを
綺麗に見せる効果があるので、相性の良い組み合わせですね。
2.フェネクス+レッドサイコフレーム




フェネクスにユニコーンガンダム1号機通常版のサイコフレームを
使用してみました。
なかなかいい感じでちょっとカッコイイ気もします。
3.フェネクス+ゴールドサイコフレーム




フェネクスにバンシィの金色成形のサイコフレームを
使用してみました。
金色の装甲に金色のサイコフレームというのは
最も見栄えのしない組み合わせですね。
フェネクスの外装はクリアパーツなので、
同じ金色成形でも成型色がかなり違うのがよくわかります。
4.フェネクス+グリーンサイコフレーム




フェネクスにEXPO限定のグリーンサイコフレームを
使用してみました。
ブルーのサイコフレームも金色の装甲と合わさって
緑色っぽくなっていますが、
元からグリーンだと金色にあまり引っ張られないですね。
DOME-Gでもバンシィとの共鳴現象を起こしていたのですが、
その時のサイコフレームの色を覚えていないは失敗でした。
5.1号機+ブルーサイコフレーム




1号機の白い装甲は綺麗なソリッドホワイトなので、
クリアブルーのサイコフレームが綺麗に見えますね。
ANAカラーからはだいぶかけ離れていますが、
これはこれで綺麗なので良い気がします。
何よりも入手しやすいのが良いですね。
6.チタニウムフィニッシュ+ブルーサイコフレーム




ANAカラーに最も近い組み合わせがこれですね。
チタニウムフィニッシュの白い外装は
ANAと全く同じホワイトメッキです。
ANAは全てのパーツがメッキですが、チタニウムは白い装甲のみですので、
並べてしまうと違いがはっきりしますが、
単体で見ればかなりANAっぽい感じになります。



並べてみて初めて気づく事実。
ANAカラーVer.とフェネクスとでは
サイコフレームの成型色が違っていました。
ANAはスカイブルーなんですね。







↑一番右はチタニウムフィニッシュの素組みです。
7.バンシィ+ブルーサイコフレーム




バンシィの黒い装甲はクリアパーツのサイコフレームの色を
殺してしまうほど強いので、あまり良くない組み合わせですね。
ブルー同士近似色でもありますし。
実物は画像よりも、もう少しだけ綺麗には見えますけどね。
8.バンシィ+ピンクサイコフレーム




チタニウムフィニッシュにブルーサイコフレームを組み合わせた際
余ったピンクサイコフレームをバンシィに使用してみました。
1号機通常のレッドサイコフレームより明るいので合うかと思いましたが、
黒い装甲が強すぎて、まだ潰れてしまいますね。
それでも他の色よりはまだ良く見えます。

という感じで「HGUCユニコーンガンダム3号機フェネクス(デストロイモード)Ver.GFT」と
サイコフレーム組み換え遊びでした〜。
フェネクスのレビューなのに後半はフェネクスじゃなくなってきていたので、
ここで少しポーズ付けた画像でも載せておきますね。









さて、元々HGUCユニコーンガンダムはかなりたくさん作っていた私ですが、
今回のサイコフレーム組み換え遊びで一気に9機増えました。


これだけたくさん作っていながら、
1号機デストロイモードとユニコーンモードの通常版、
バンシィ(ユニコーンモード)ダーククリアVer.、
フルアーマーユニコーンガンダム(ユニコーンモード)は
まだ作っていません。
他にもバンシィは通常版とクリアでOVA版と小説版を作り分けていますが、
まだ全部揃っていなかったりもします。
この先もフェネクスのユニコーンモードや
バンシィ・ノルンとフルアーマーのデストロイモードも
いずれ発売されるでしょうし、
EXPOとかで金メッキのフェネクスとか、
ガンダムUCep7の劇場限定とかでも
またユニコーンガンダムになりそうな気もしますので、
私はこれからもユニコーンガンダムを作り続ける事になりそうです。
それがわかっててこういう事をするのだから…ドMですね。
私の記事でも過去最大のボリュームとなりましたが、
最後までお付き合い頂き、ありがとうございましたm(_ _)m