2013年10月05日
「シャア専用オーリス ミニカー」レビュー。
2012年夏のキャラホビ会場にコンセプトモデルを展示し、
今年10月1日に市販モデルが発売になった
トヨタ自動車とガンダムとのコラボモデル、
「シャア専用オーリス」
それを記念して作られたジオニックトヨタの
オフィシャルグッズ第1弾のひとつが
この「1/30 シャア専用オーリス ミニカー」です。
このミニカーはシャア専用オーリスを取り扱う
ネッツトヨタの店頭及び
トヨタのカーグッズ通販サイト「ハピカラ」で
購入する事ができます。
店頭での購入に関しては、
基本的に店頭在庫は置いておらず、
店頭で取り寄せてもらう事になります。
この場合送料はかかりませんが、
ネッツトヨタの顧客でない場合は
住所等の個人情報と簡単なアンケートを書く必要があります。
私は通販で購入したので、送料が¥525かかりました。
注文から2日で届いたので、結構早いと思います。
↓梱包のダンボールです。
差出人は名駅のジオニックトヨタになっていますね(^^;
商品はプチプチにくるまれて緩衝材と共に入っていました。
↓パッケージ外観です。
背面にはイメージイラストがあしらわれています。
パッケージ内側にもシャアが描かれたイラストシートが入っています。
取り出してみると、アクリルのクリアケースの上に
更に薄いプラケースが被せられていました。
クリアケースは台座に爪でひっかけて固定されています。
爪の付近を外側から軽く押すと
取り外すことができます。
ケースから出してみました。
オーリス本体は2本のビスで台座の裏から固定されています。
よくあるモデルカーと同じですね。
ビスを外して台座から分離させてみます。
前後のランプレンズや各ウィンドウは
クリアパーツでしっかりと再現されています。
ランプレンズ内部のディテールも
なかなか細かく再現されているようです。
デザインやカラーリングはあくまで市販モデルと同じで、
基本のボディは光沢のあるレッドマイカメタリックで
バンパー等につや消し塗装のマットダークレッドマイカという
シャア専用MSらしいツートンカラーとなっています。
ミニカーでもこれをしっかりと再現していて、
レッドマイカメタリックも市販モデル同様に
光沢がありすぎないように控えめになっています。
シャア専用オーリスの専用ボディカラーは
2012年のコンセプトモデルではサザビーをイメージしており
全てつや消しのマットレッドメタリックとなっていました。
市販モデルではつや消しはバンパーやサイドステップ等
下回りのエアロパーツにシャアレッドイメージの
ダークレッドマイカに70%のつや消しクリアで再現しています。
市販モデルはどうやらサザビーレッドに加えて、
シャア専用ザクやシャア専用ゲルググ、ズゴック等の
カラーリングをイメージしているようですね。
各部のディテールやマーキング等をアップで。
特徴的な前後バンパーのディテールもしっかりと再現されています。
細いスポークのアルミホイールや
前後のジオニックトヨタのエンブレムの印刷も
とてもシャープに再現されていますが、
スラスターをイメージしたマフラーフィニッシャーや
白いコーションデカールに関しては
若干シャープさに欠けるような感じもします。
画像ではわかりにくいですが、
実際のミニカーではこれらのデカールの文字も
一応ちゃんと読めるようにはなっています。
車体底面部分は残念ながら真っ平らで
再現されていません。
底面前後にあるビスを外すと、
ボディパネルと内装とシャシーを
分離する事ができます。
↓ボディパネルはダイキャスト製です。
アウターパネルはダイキャスト製で
ランプレンズやウインドウ等の樹脂パーツが
内側から溶着されています。
これはトミカのミニカーでお馴染みの構造ですね。
フロントウインドウは黒いプリントパターンまで
細かく再現されています。
ルームミラーは残念ながら透明なクリアパーツのままです。
こだわる人はこのままつや消しブラック等で
外側を塗ってあげても良いかもしれませんね。
後席やリヤゲートのウインドウは真っ黒に見えますが、
厳密にはかなり濃いスモーククリアで
ちゃんと向こうが透けて見えます。
↓内装部分です。
シートやフロア、ドアトリムやインパネ等のディテールも
かなり細かく再現されています。
特にシフトベゼルやハンドブレーキノブのシルバー塗装も
抜かり無く塗装されていますし、
シャア専用パーツである赤いインパネや
そこに描かれるデカールもちゃんとあります。
デカールの文字はさすがに潰れ気味ですが、
それでもちゃんと読めるレベルなのはさすがです。
メーターパネル内はさすがに再現されていませんでしたが、
肉眼でもほとんど見えない場所なので、当たり前ですね。
ちなみにこの内装パーツも
かなりの部品点数が使われていますが、
残念ながら全て固定されているので
分解はできそうにありません。
もしかしたらできるのかもしれませんが、
なんか壊しそうだったので挑戦するのはやめときました(^^;
↓シャシー部分です。
細かいところまで凝った作りになっていた
ボディパネルや内装部分と比べると、
真逆のほとんど何も無いシンプルなシャシーになっています。
前後のホイールはシャフト部が固定されているので
トミカのようなスプリングギミックみたいなのもありません。
一応タイヤは回転するようになっています。
ホイール内側にはディスクブレーキも再現されていますが、
サスペンション等は完全に省略されてしまっています。
↓指揮官用ブレードアンテナとサイドミラーは軟質樹脂製です。
ボディから飛び出しているアンテナとドアミラーは
軟質樹脂製で折れ曲がっても壊れる心配はありません。
ただ根本は少し細いので、無理な力がかかると千切れる可能性はありますね。
また塗装はしっかりしていて剥がれたりはまずありませんが、
ミラー表面はシルバーメタリック塗装なので
残念ながらボディを映したりはしてくれません。
↓台座です。
台座の形状そのものはよくあるタイプです。
シャア専用オーリス用に専用のマーキングがあしらわれています。
↓サイズ比較です。
私が持っている他のモデルカーと比較してみました。
オートアート製「MAZDA3 MPS」とWIT's「アテンザワゴン」です。
シャア専用オーリスは1/30スケールですが、
比較対象の2台はどちらもモデルカーとして
最もポピュラーな1/43スケールです。
さすがに一回り大きいですね。
できれば1/43スケールで発売して欲しかったところです。
全体的にはとてもよくできていますね。
このシャア専用オーリスは、
今回の為に新規で設計されたものなのか、
それとも過去にオーリス用ノベルティグッズ等で
商品化されたミニカーの流用なのかはわかりませんが、
少なくともかなり細かい部分までシャア専用オーリスの
市販モデルを再現している為、
例え流用だったとしても妥協のない再現度で
相当しっかり作り込まれているようです。
しかしいくつか惜しい部分もあり、
特に私の購入した個体では
ルーフの黒い塗装部分が埃ブツだらけでした。
赤いメタリック塗装はメタリックのつぶつぶ感が
サイズの割りには若干目立ちます。
この辺りは2009年に購入したオートアート製「MAZDA3 MPS」が
かなり美しく細かいメタリック塗装だったので
それよりも大きいモデルでこのレベルだと
ちょっと塗装のクォリティが高いとまでは言えないかな。
ゆず肌感も負けていますし、値段も負けていますし…。
とはいえ単体で見れば十分よくできていますので、
定価¥5,775の価格分の価値は十分あると思います。
シャア専用オーリスを買った人や、
欲しいけど実車までは買えないという人、
またはシャアが大好きでシャアグッズが欲しい人には
とてもオススメの1台だと思います。
この「シャア専用オーリス ミニカー」はまだ発売されたばかりで、
期間限定とか数量限定といった限定商品という訳ではないようですが、
売り切れたら再販があるかどうかはわかりません。
またこの手のモデルカーはあまり大量生産されませんし、
増産・追加生産はあまりされないのが通例です。
欲しいと思った方は早めに購入される方が良いと思われます。
以上「1/30 シャア専用オーリス ミニカー」でした〜。
ジオニックトヨタのグッズはこれが第1弾という事で、
もしかしたら今後も第2弾以降で色々出てくるのかもしれません。
今のところコラボガンプラとしては
「HGUCシャア専用ザクU Ver.ZEONICTOYOTA」がありますが、
こちらはイベント会場での頒布アイテムという事で
一般の人が手にする事は難しくなっています。
第2弾以降でガンプラとか出てきたら買ってみたいですね。
ちなみにこのミニカーの設計生産にバンダイは関わっていません(笑
posted by ろあの〜く。 at 22:17| ミニカーレビュー