2013年10月14日
「HGUCシャア専用ザクUVer.ZEONICTOYOTA」レビュー。
トヨタ自動車とガンダムとのコラボ商品である
「シャア専用オーリス」のノベルティグッズのひとつとして
8月31日のキャラホビ2013会場を始めとした
シャア専用オーリス展示イベント会場で頒布されたものです。
イベント会場での販売商品ではない為、
あまり多くは生産されていないと思われますが、
会場では運が良い人は結構手に入れていたようです。
キットそのものは一般販売されている
「HGUCシャア専用ザクU」通常版のカラーバリエーションモデルで、
成型色がシャア専用オーリスをイメージしたカラーリングへと変更され
オリジナルデザインのマーキングシールが付属しています。
その為パーツ構成には変更点はありません。
↓パッケージです。
シャア専用オーリスはトヨタ自動車がかなり力を入れているようですが、
バンダイ側も同じようにそれなりに力を入れているのか、
イベント限定頒布品としては珍しく、
ボックスアートもパッケージ側面もフルカラーで印刷されており、
側面には様々な写真やテキストで解説が書かれているので
あたかも一般販売ガンプラのような華やかさがあります。
けれどしっかりと「NOT FOR SALE」と非売品だという明記がされていますね。
↓組立説明書とマーキングガイドとチラシです。
組立説明書は通常版と同じものです。
オリジナルデザインのマーキングシールの為の
マーキングガイドが新規で付属していますが、
普段のバリエガンプラではモノクロになるのが通例ですが
フルカラーで印刷されています。
やはり気合が入ってる感じですね。
RGではなくHGUCなのは素人でも簡単に作れるようにという事でしょうね。
チラシはこの10月から放送が始まった
ガンダム最新作「ガンダムビルドファイターズ」の告知チラシです。
↓多色成形のAランナーです。
シャア専用オーリスをイメージしたカラーリングへと
成型色が変更されています。
ボディのグレーは普通のグレーではなく
カーキになっています。
黒い部分は普通の黒だったので通常版と同じだと思われますが、
通常版を持っていないので比較できませんでした。
イエローの動力パイプは軟質樹脂製で
若干オレンジ寄りのイエローになっています。
↓外装系のBランナーです。
普通のシャア専用ザクUではピンク系になるところは
サザビーレッドになっています。
この色はシャア専用オーリスの赤いボディカラーが
元々はサザビーをイメージしたレッドだった事に由来しています。
シャアピンクは自動車のボディカラーとしては合わないからだそうです。
↓武装や関節部等のCランナーです。
成型色は一般的なダークグレーになっています。
特別な要素はないので通常版と同じかもしれません。
↓ポリキャップ、ホイルシール、マーキングシールです。
ポリキャップは一般的なグレーなので
通常版と同じだと思われます。
ホイルシールはモノアイのみですが、
ZEONICTOYOTAではイエローになっているので
専用のイエローのシールが付属します。
マーキングシールは専用のもので
テトロンシールですが、やや厚みがあります。
サクっと組み立ててみます。
まずはマーキングシールを貼っていない状態から。
なかなか珍しいカラーリングのシャアザクという事で
マーキング無しにしてみましたが、
結構いい感じのカラーリングな気がしますね。
RG等近年のスリムなシャアザクよりも太めでマッシブなイメージのHGUCには
このカラーリングがかなり似合います。
もしこれがRGだったら、ちょっと違和感が強くなったかもしれませんね。
せっかくなので各部のアップも載せておきます。
全体的には濃い目のカラーリングなので
ちょっと動力パイプの黄色が強すぎる感じはしますが、
まぁアクセントとしては悪く無いですね。
もう少しだけオレンジに近づけてやるといいのかも。
ではマーキングシールを貼って完成させます。
マーキングはZEONICTOYOTA専用のもので
ジオニックトヨタやオーリスのロゴが多くあしらわれています。
ジオン等のガンダム系マーキングが控えめになっている他、
型式番号もシャア専用オーリスのものが描かれています。
最大の特徴は左大腿部のジオンのエンブレムですね。
サイドスカートから繋がるようにデザインされていますが、
これをテトロンシールで再現するのは
位置合わせが結構大変でした。
私は貼る時少し失敗してしまい、サイドスカート部のシールが
あまり綺麗に貼れていません。
絵柄をしっかり出す為なのか、他のテトロンシールと異なり
かなり厚みがあるので取り扱いが難しかったです。
とはいえ完成させてみるとなかなかカッコイイ感じですね。
やはりこれまでになかったタイプのマーキングやカラーリングだからか、
見慣れたHGUCシャアザクでもだいぶ違った印象になりますね。
各部のアップをマーキングがわかりやすいように載せてみます。
基本的に曲面構成のザクの外装に、
大きなデザインのシールを貼るというのは
なかなか難しいものですよね。
脚部のシールは曲面に合わせて外側に切れ込みが入っています。
とはいえなかなか綺麗に貼れなくて大変でした。
また金型そのものが古い為各パーツにバリが多く出ていて
パーツの嵌め合わせがしっかりできない部分が多く、
合わせ目に隙間ができている部分が多くなっています。
オプションをフル装備させてみます。
各武装をアップで。
シールド以外の武装にはマーキングは特にありません。
↓オプション一覧です。
HGUCシャアザクや量産型ザクは標準で左の銃持ち手が付属しています。
その後のHGUCでは滅多に付属しなくなりますが、
最新のザク系HGUCキットである高機動型ザクUでは復活しているのが嬉しかったですね。
今後も左の銃持ち手は付属させて欲しいところですが、
ジョニー・ライデン専用ザクUではジャイアントバズーカが付属しないとか
最近は妙に変なパーツ構成が多くなっているようです。
ネモデザートカラーでも170mmキャノンが付属しないそうですし。
ここで通常版と比較してみたいところですが、
持っていないので代わりに2009年の懸賞プレゼント当選品である
「シャア専用ザクU エクスプレスオリジナルカラーVer.」と
比較してみます。
ただの色違いでパーツや形状の違いはありませんが、
ここまでカラーリングが異なっていると
イメージも極端に違って見えますね。
というかクリアカラーのシャアザクはやっぱりエビみたいですね。
ついでなのでRGとも比較してみます。
最新デザインであるRGシャアザクとは
スタイルからして随分イメージが変わりますね。
個人的にはRGやMG2.0のデザインが好みですが、
こうやって比較するとRGでも少し細すぎるかなとも思えますね。
という訳で「HGUC シャア専用ザクU Ver.ZEONICTOYOTA」でした〜。
シャアザクというと赤紫とピンクのイメージが強いですが、
サザビーレッドがまた意外と似合う事がよくわかりました。
とはいえ冷静に考えてみると
そもそも濃い目の赤いザクってジョニー・ライデンのザクがあるんですよね。
しかも黄色がアクセントというところまで同じですし。
ボディブロックのカラーリングが違うとはいえ
かなり似ているのでカッコイイと思えるのも当然だったんですね。
できればこのカラーリングでRGではなくMG2.0で見てみたいところですね。
HGUCだとちょっと素性が古過ぎて可動範囲も合わせ目も気になってしまいますし。
posted by ろあの〜く。 at 15:29| イベント限定ガンプラ