カトキハジメ氏がプロデュースするガンダムの完成品トイシリーズ、
「GUNDAM FIX FIGURATION」の上級グレードに当たる「メタルコンポジット」にて
2008年8月に発売された「#1003 サイコガンダムMk-U」が、
5年の月日を経てまさかの再販となりました。
今年の5月には同シリーズの「#1002 サイコガンダム」が
突然再販され驚きましたが、まさかMk-Uまで再販されるとは。
しかもサイコガンダムはかつての#1002と全く同じ仕様での
完全な再販だったのですが、
このサイコガンダムMk-Uはマーキング類をネオ・ジオン仕様へと変更した
バリエーションモデルとして、ナンバリングも新規の#1010での新発売です。
GUNDAM FIXシリーズはROBOT魂Ka-signatureへ、
メタルコンポジットはメタルビルドへと受け継がれ
GFFはその膜を閉じたものだと思っていたのですが、
ここに来て#1010、そして11月には#1011バンシィと、
完全新規ではないにせよ新作が立て続けにリリースされるという、
カトキファンにとって予想外の新作展開に少々戸惑ってしまいます。
まぁ戸惑う理由は高額商品故の予算問題なんですけどね(^^;
5月に再販されたサイコガンダムは、
かつての#1002を持っていなかった私にとって好機でしたので
遠慮無く買わせて頂いたのですが、
元々サイコガンダムMk-Uが好きで#1003も発売日に購入していた私は、
この#1010ネオ・ジオン仕様も買わざるを得ませんでした。
ついでに言うとユニコーンガンダム好きでもあるので
#1011バンシィも予約しています。
お財布が悲鳴を上げていますよ(焦
さて、そんなサイコガンダムMk-Uですが、
せっかくバリエ新作という仕様変更で発売されたのですから、
今回のレビューでは#1003との比較をメインにしてみようと思います。
あくまで#1003からの変更点をメインとした記事になっていますので、
可動範囲とかアクションポーズとかは、
他のレビューサイト様をご覧下さい。
#1003からの主な変更点は
・塗装色の色調と光沢感が少し変わっている。
・一部塗装済みになっていたり塗装が省略されていたりする。
・リフレクタービット(展開状態)が完成品になっている。
・各部のマーキングがネオ・ジオン仕様へと変更されている。
・価格がプラス¥3,000と大幅アップしている。
等です。
それぞれ詳しく比較解説していきますね。
↓まずはパッケージから。
ぱっと見はかつてのGFFMCそのままのイメージなので、
#1003を持ってない、詳しくない人が見たら
パッケージも変わっていないように思うかもしれませんね。
けれど、サイズからして大きく変わっています。
↓#1003とパッケージを比較してみます。
驚く事にパッケージサイズが倍近くに巨大化しています。
基本的に部品構成に変更は無いので、なぜこんなに大きく…と思いますが、
どうやら近年のメタルビルドシリーズのパッケージに
合わせているのだとか。
メタルビルドは買ったことが無いのでよくわかりませんが。
開封してみます。
梱包方法はGFFMCでお馴染みの
発泡スチロールとブリスターパック。
箱が横に広がっているので、梱包も横方向に伸びています。
↓#1003ではこんな感じでした。
#1003の時はコンパクトなパッケージだったので、
上面に本体が、背面にオプション群と前後両方に梱包されていました。
比較すると#1010がちょっと贅沢な感じになったようにも思えます。
↓取扱説明書を比較してみます。
#1010の説明書は両面モノクロ画像に赤い目印ラインが入るだけの質素な感じに。
#1003では全ページフルカラーでページ数も#1010より多いので、
とても残念な感じになってしまいました。
せっかくパッケージが豪華っぽくなってるのに…。
#1003ではフルカラーなだけでなく、
カトキハジメ氏によるコンセプトイラストも載っています。
#1010ではそれらも無いので、ものすごく寂しいですね。
基本的な部品構成は同じなのですが、
ディスプレイスタンド等にやや違いがある為、
説明書もその辺りの記述が変わっています。
↓ディスプレイスタンドです。
#1010では#1003と同じスタンドアームの他に、
メタルビルドシリーズで使用されているアームも付属しています。
これは主にMS形態でスタンドに載せる際に使用するようです。
クリア成形のMA形態用スタンドアームは#1003と全く同じです。
#1003のベースが黄色くなっていますが、
これはどうも私の保管状態の問題で変色してしまったようです。
押入れの一番奥に入っていたのを先日の転居の際に取り出したので
陽に当たりすぎたとかタバコのヤニとかではないです。
というか私はタバコ吸いませんし。
MS形態用の白いスタンドアームは
ベースとの接続部が爪でロックできるようになっています。
#1003のベースはMS形態で固定する為の足裏接続用ダボパーツが付属しています。
このパーツは向きを変えるとダボ無しにもできるようになっています。
#1010と#1003ではMA用のアーム以外全部変わってるって事ですね。
続いてオプション群です。
↓リフレクタービットです。
#1003では展開状態のリフレクタービットは
無塗装で組み立て式になっていました。
これが#1010では組み立て済みかつ塗装とマーキングも施されています。
今回最も大きく進歩していたところですね。
収納状態と同じマーキングや塗装色ですので統一感がありますし、
ちゃんとスラスター部分はガンメタリックで塗装されています。
ミラー面は塗装されていませんが、気になるならラピーテープでも貼ってやれば良いかも。
ここまでできてるだけでも、もう十分です。
これを見た後では、#1003のランナー状態が悲しくなりますね(^^;
収納状態は#1003と特に変わりません。
しかし実はリフレクタービットのグレーの塗装色は
#1003よりも#1010の方がほんの少し濃いグレーになっています。
比較しないとまずわからない程度の違いですが。
というか塗装色は本体の方もほとんど微妙に変わっています。
↓握り拳のハンドパーツです。
塗装色以外は特に違いはありません。
手首の接続軸と親指の付け根が可動する点も同じです。
親指の付け根はボールジョイントではなく、ただの軸可動です。
↓有線サイコミュアームの射出エフェクトパーツです。
接続部もワイヤー部のリード線も#1003と同じです。
ただなぜか#1010は#1003よりもリード線が約5mm長くなっています。
#1003では巻いて梱包されていて最初からリード線に癖が付いていたので、
使用する時ちょっと面倒でしたが、
#1010ではまっすぐの状態で梱包されているのが良心的な気がします。
↓プラ製のアンテナパーツです。
新品状態では軟質樹脂製アンテナが装着されていますが、
それとは別にABS製のアンテナも付属しているのは#1003と同じです。
ハンドパーツ同様、これも塗装色以外に変更はありません。
可変シールドです。
↓シールドの部品構成です。
シールド上下と接続パーツの3ブロック構成なのは同じですが、
中央の接続パーツのミディアムブルーの色が
#1003ではつや消し塗装&スミ入れ済みだったものが、
#1010では近似色のプラ成型色のままで未塗装になっています。
ものすごく安っぽくなっていますが、
MS装着時にはほぼ見えない部位なので、まぁ許容範囲でしょうか。
その他は塗装色以外の違いはありません。
↓シールド上側です。
マーキングも含めて同じに見えますが、
よく見ると部分的にマーキングが変わっています。
また同じマーキングでも印刷場所が違っていたりもします。
↓シールド下側です。
こちらも上側と同じようにマーキングが変わっています。
↓シールド合体状態です。
塗装色以外の違いはありません。
↓塗装色とマーキングの違いを比較してみます。
この画像では光沢感までは伝わらないと思いますが、
紫の色調が全然違うのはわかると思います。
サイコガンダム本体も同じで、
塗装されている部分はほぼ全て色調が変わっています。
サイコガンダムMk-U本体です。
色調が違うとはいえカラーリングパターンは完全に同じなので、
単体で見るとマーキング以外の違いがわかりませんね。
しかし、カッコイイなぁ。
各部のアップを適当に。
各部のマーキングがネオ・ジオンのものに変わっている他は、
塗装色の色調と光沢感が異なっているだけです。
赤や黄色の塗装色も微妙に変わっていますが、
光沢感は紫の部分のみ違うようです。
また拡散ビーム砲は#1003と同様にクリアパーツが使われていて、
黄色の色合いも変更は無いようです。
↓頭部の着脱方式は#1003と同じマグネット式です。
マグネットは本体側、首元に埋め込まれているので、
頭部側はただの丸い鉄板です。
頭部内側のスラスター等は#1003と同じようにしっかり塗り分けられています。
↓#1003と全身の比較をしてみます。
微妙な光沢感の違いを画像で伝えるのは難しいですね。
でも紫の色合いが異なるのはわかると思います。
#1010は赤味がやや強く、#1003は青味がやや強い紫になっています。
他の塗装色も全体的に#1010の方が濃い目になっていると思って頂いて良いです。
↓シールド装備状態で比較しやすいように大きめの画像を載せてみます。
元々マーキングが多くないサイコガンダムMk-Uですので、
変更されたと言っても派手になったわけでもなく、
全体のイメージはほとんど変わっていない事がわかると思います。
そういう意味では「再販」と言っても良いかもしれませんね。
バンダイ側としてはあくまで「新商品」であって「再販」ではないのですが、
ネット上では通販サイトでも「再販」扱いになっているところが結構多いですね。
細かい違いはあれど、あまり間違っていないと思います。
↓有線サイコミュアームです。
ガンダムZZのダブリン戦でZZガンダムと戦った際の印象が強い
サイコミュアーム射出ギミックは#1003と同様に再現できますが、
アーム用のスタンドパーツ等が無い点等特に変更はありませんでした。
腕部自体がけっこう重い超合金ですから、
リード線だけで支えるなんてできるはずもありません。
まっすぐ飛ばした状態を再現するには、
スタンドを用意するしか無いですね。
MA形態へ変形させてみます。
変形のプロセスは#1003から変わっていません。
その途中経過は他のサイト様を五ご覧下さい。
MA形態では各部にロック機構で固定する事ができます。
けれど全体的に可動部が硬めなので、意外と変形固定に手間取ったりします。
ガチャガチャ動かして遊ぶタイプのMSではないので良いのですが、
その分変形を繰り返して遊ぶ事もしなくなりますね。
MA形態の各部のアップも適当に。
久々に変形させてみて、意外と変形方法を覚えていない事に驚きました。
Zガンダムの時はMS形態ばかりでしたが、
ガンダムZZの際には前半はMA形態でアーガマと砲撃戦をしたりしていたので、
私はそちらの印象が結構強いです。
という訳で、浮遊飛行状態を再現する為に
ディスプレイスタンドに載せてみます。
大型かつ超合金故にとても重いサイコガンダムですから、
樹脂製のスタンドアームで支えるてもさすがに少しは歪んでしまうようですね。
とはいえ頻繁に動かしたりしなければ、長期間飾っておいても問題は無いと思います。
しかし、カッコイイ…。
MA形態で#1003と比較してみます。
MA形態でも#1003との見た目の変化はあまりありません。
良い意味でカッコイイサイコロガンダムそのまんまですね。
前述のディスプレイスタンドのところでも少し書きましたが、
スタンドはMA形態用のクリア成型のアーム以外、
全て変更されています。
ベースそのものの厚みと、MA用アームのベースへの取り付け方法の違いから
#1003よりも#1010の方が5mm以上高くなっています。
クリア成型のアームそのものは全く同じなので、
#1010のアームを#1003に取り付ける事もその逆もできますが、
成型色も含めて全く同じなので無意味ですね。
という感じで、まさかの再販となった「GFFMC サイコガンダムMk-U(ネオ・ジオン仕様)」でした。
ほんと、まさか再販されるとは思いもしませんでしたね。
GFFシリーズは再販はまず無いと考えていましたから。
しかも仕様違いでプルツー機ですし。
その巨大さからガンプラでの発売はほとんど絶望的で、
フォウのサイコガンダムがHGUCで出ただけでも奇跡と呼べます。
サイコガンダムMk-Uのガンプラを心待ちにしている人は多いと思いますが、
クシャトリヤのような商品化の理由や必然性もありませんので、
今後もまともなサイズの立体商品は無いのではないかと思います。
再販版のネオ・ジオン仕様はまだネットで在庫があるようですので、
好きな方は買っておいて良いと思います。
元々完成度が高かったものが、更に全体的にクォリティアップしていますし。
#1003でもポロリするようなパーツはありませんでしたが、
それは#1010でも変わりありません。
完成品トイのくせにぶっちゃけほとんどまともに動きませんが、
その可動範囲の狭さは、このMSそのものの性質や
造形と塗装を含めた完成度の高さからも、
全然全くこれっぽっちも問題にもなりません。
価格が¥3,000も上がってるのは恐らく原材料費等の物価の問題でしょう。
というかむしろその程度でこのクォリティで新仕様で再販されるのは
幸運だったと言っても過言では無いでしょう。
サイコガンダム好きにとって、
ヘタしたらこれが最後のまともな大型商品かもしませんので、
ホントに、欲しい人は買っておくべきですね。
最後にやっぱりZZガンダムさんと絡めて締めたいと思います。
サイコガンダムの前には赤子も同然だな!
いや、こんなのが複数で襲ってきたら怖いって!
…そんなシチュエーションはスパロボで何度もやってますね(^^;
