2013年12月18日
「ガンダムUC展in名古屋」レポート。
10月4日より全国主要都市のパルコにて順次開催されている
「機動戦士ガンダムUC展 〜Road to episode 7〜」の第3弾が、
12月13日より名古屋パルコにて始まりました。
このイベントは多数の展示資料とガンプラで
OVA「機動戦士ガンダムUC」のepisode1〜6を振り返ながら
ガンダムUCの作品と世界観を紹介する展示イベントです。
10月4日から札幌パルコで、11月22日から福岡パルコで開催されきたもので、
この名古屋が第3弾となります。
ガンプラEXPOが国内を回らなくなった代わりみたいな側面もありますが、
以前のガンプラEXPOほど各地を回らないのが残念なところです。
なお、名古屋の次も予定があるという話では有りますが、
いまのところ次の開催地は公表されていないようです。
ちなみにこれとは違うイベント「ガンダムワールド」も各地で開催されています。
12月20日からは幕張で始まるようですね。
さて、この「ガンダムUC展」ですが、基本的には今年の2月25日に開催された
「機動戦士ガンダムUC episode6 最速上映会 FILM & NIGHT MUSEUM」の
超縮小版とでも言った感じで、展示されているパネル資料等は
そのほとんどが同イベントに展示されたものです。
このイベントは後にガンダムフロント東京の企画展として
同じ資料が展示された事はありますが、
どちらも東京なので遠方の方が見る事は難しかったと思います。
それが数箇所とはいえ地方を周る事になったのは良かったかもしれません。
なかなか興味深い資料が多かったので。
同イベントから継承展示されている立体物は残念ながら
「実物大フル・フロンタルのマスク」と「1/1000首相官邸ラプラス」の2点のみで、
ユニコーンのタペストリー他ほとんどのものはスペースの都合もあってありませんでした。
しかしその分展示パネルはかなりじっくりと見る事ができるので、
お近くの方はぜひ見に行ってほしいと思います。
全国を回ると言っても近くに来ないよって方の為に、
今回は展示パネルをできるだけじっくりと読めるように
展示パネルの画像をクリックするとかなり大きな拡大画像で見られるようにしています。
概要を説明したところで、「ガンダムUC展in名古屋」のレポートです。
名古屋パルコへ到着すると、各入口に結構わかりやすく
イベントの告知ポスターが掲示されていました。
会場の西館だけでなく、東館の入口等にもポスターや販売商品サンプル等がありました。
優遇というか、力を入れている感じでしたね。
パルコという施設が一般のデパートという事を考えると、
この手のアニメキャラクターを目一杯全面に押し出す事が難しいので、
このレベルでも結構頑張ってる方じゃないかなと思います。
場所は名古屋パルコ西館8階のパルコギャラリーで、
入口正面右側にチケットカウンターがあり、向かって左側が展示スペース入口、
右側奥が物販コーナーとなっていて、
展示スペースの出口からも物販コーナーにつながっています。
物販コーナーへ入るだけなら入場料は不要です。
物販に関する詳細もこのレポートの最後に載せています。
入口正面のエントランススペースでは、2月の最速上映会で初公開された
バナージ、ミネバ、カーディアス、サイアム、マーサの
5人の肖像画が展示されていて、最速上映会で見た人にとっては
この時点でこのイベントの内容がわかってしまいますね。
でも今回は開催期間も長く人も少ないタイミングを狙いやすいので、
2月のイベントの時とは違ってゆっくりじっくり見る事ができます。
有料ゾーン入口横には、原作者の福井晴敏氏のご挨拶パネルがありました。
「たかが作り事にここまで傾注される人の労力とはなんだろう?」
スタッフの愛情と努力によって作り込まれた作品の深さと重さが、
このイベントに展示されている資料でだいぶわかるようになるので、
そういう意味でもお近くの方は会期中にぜひ足を運んで、
ご自身のその目でじっくりと見てきて頂きたいと思います。
今回のレポートはあくまで、近くないので行けない方のためのダイジェスト版、
といった感じになっています。
百聞は一見に如かず、です。
入場料を払ってチケット半券と入場特典のカード等を貰い、展示スペースへと向かいます。
最初のスペースでは「機動戦士ガンダムUCとは?」と題して、
宇宙世紀世界の歩みとガンダムUCの立ち位置を、2つの年表風パネルと解説パネル、
OVA「ガンダムUC」ep1〜6までのキービジュアルポスターや市販済BDパッケージ、
パンフレットやユニコーンガンダム等のガンプラ展示で紹介しています。
続いて次の「機動戦士ガンダムUCの世界」スペースへ。
ここがメインの展示ホールとなります。
ここでは2月のイベント等で展示された、
世界観設定などの詳細解説パネルを中心に、
ep1〜6のイラストや原画、CGディスプレイ等の資料展示の他、
「1/1000首相官邸ラプラス」と「実物大フル・フロンタルマスク」、
「ガンダムUC関連ガンプラ」や「模型誌作例」等が展示されています。
今回は展示パネルをじっくり見て頂くレポという事で、
展示パネルを一気にまとめて載せますね。
各画像はクリックすると、かなり大きな(2400×1800 1枚約5MB)サイズに拡大できるので、
膨大なテキストもじっくり読む事ができると思います(元の画像は4608×3456約10MBもあります)。
ガンダムUCの設定に興味のある方は拡大して見てみて下さい。
なお、天井からの照明が少し強めだった為、若干光の反射があるのはご容赦願います。
・首相官邸ラプラス
・世界観設定/SF設定考察、パラオ設定
・インダストリアル7
・ガランシェール
ラプラスもパラオも、普通のアニメなら背景美術設定程度で終わりそうなものですが、
ガンダムUCではここまで細かく設定が起こされています。
元々原作小説版でもかなり細かい設定は起こされていましたが、
アニメ化にあたってもっと深く掘り下げられている事がわかると思います。
原作を読んでいる人も読んでいない人も、
ガンダムUCがよりよく解るようになると思います。
キャラやメカの設定資料とかの関連資料と共に
いつか全部書籍にまとめて欲しいところですね。
・実物大フル・フロンタルのマスク
この他の展示物の画像や首相官邸ラプラスの模型等は、
2月の最速上映会イベントレポートに多数掲載しています。
・コンピュータディスプレイ
こちらも上記2月のイベントレポートにもっと画像を載せています。
モニターの写り込みがすごくて、正面から撮れませんでした。
その他の展示資料も、各壁面にずらっと並んでいます。
・カラーイラストや背景美術資料等。
これらのカラーイラストや背景美術資料も、2月のイベントで展示されていたものですね。
当時よりは明るい環境でじっくり見れるようになりました。
・ホビージャパン模型作例「ネェル・アーガマ」「ガランシェール」
ガランシェールの方はカコイイ角度で撮ろうとすると、
どうしても周りの展示物や照明等がガラスケースに強く写り込んでしまうので、
この3枚しかうまく撮れませんでした(涙
ネェル・アーガマもガランシェールも共に2月のイベントには無かったもので、
特にネェル・アーガマ大好きな私は今回のイベントで一気に目を奪われました。
他の物が既に2度も見ているものだったのもあって、
最初のしばらくはネェル・アーガマばかり見てました。
このネェル・アーガマはもちろんガンダムUCに出てくるものでZZ版ではありませんが、
しかしよく見ると、ちょっと違ってるところもあるんですよね。
特に艦底部、ハイパーメガ粒子砲が無くなっています。
それはともかく、そのすぐ下にあるメガ粒子砲が、
アーガマ級の単装砲タイプになっています。
ガンダムUCに出てくるネェル・アーガマは近代化改修が施されたもので、
燃料タンクやエンジンブロック、機銃やメガ粒子砲等が
ラー・カイラムやクラップ級等と同じものに換装されています。
ですがこの艦底部メガ粒子砲はそれとは違うアーガマ級のもので、
しかもZZ当時でもここは連装砲だったのに単装砲になっています。
(ZZ版で単装砲だったのは後方を向いている2基、前方を向いている2基は連装砲です)
細かい事ですが、他の完成度が極めてすごいと言えるレベルだったので、
余計に残念に思えてしまいました。
まぁ余計なツッコミですね(^^;
・電撃ホビーマガジン作例「1/48ユニコーンガンダム&シナンジュ」「1/100クシャトリヤ」
1/48ユニコーンガンダムとシナンジュに関しては
以前ヘッドディスプレイベースとして雑誌付録等でリリースされたものをベースに、
その周りのパーツをスクラッチしたものですね。
1/100クシャトリヤはベースキットが現時点で存在しない為、
フルスクラッチ作例で、ホビージャパン作例も含めて
過去の模型誌等に掲載されたもののようです。
…それにしても1/100クシャトリヤのカッコ良さ!
クシャトリヤ好きとして惚れ惚れします。
ここまですごくなくてもいいので、
バンダイさんには是非ともMGでのクシャトリヤの発売を実現して欲しいところですね。
・ガンダムUC関連限定ガンプラ
劇場限定やプレミアムバンダイ限定、
ガンダムフロント東京限定等でこれまでに販売されてきた
ガンダムUC登場MSの限定ガンプラたち。
GFT限定ガンプラは金メッキフェネクス以外GFTでまだ購入可能ですが、
それ以外は全て販売終了となっています。
このブログを読んでいる方はご存知の通り、
私はHGUCユニコーンガンダムでサイコフレームの組み換え遊びをしまくっているので、
デストロイモードのパールクリアをもっとたくさん買い込んでおけば良かったと
今更ながらにちょっと後悔していたりします(苦笑
すでに4個持っているEXPO2012のグリーンフレームも
もちろん補充して帰りましたよ(笑
・ガンダムUC関連一般販売ガンプラ
量販店等で普通に購入できるガンダムUCのガンプラたちも
ひと通り展示されています。
もちろん2月のイベント時には発売されていなかったものもあります。
・各エピソードの原画類
episode1〜6までに印象的なシーン等の原画です。
原画にはスタッフ間での意志のやりとりなんかも書かれている事もあるので、
ファンにはとても興味深いものばかりでした。
今回かなりたくさん展示されていたので、
ぜひ会場に足を運んでじっくり見て頂きたいものでしたね。
出口です。
出口には来る5月17日より公開されるガンダムUC完結編episode7の展開情報パネルがあり、
ゲートをくぐると物販コーナーにつながっています。
画像の女性スタッフが個人的に可愛かったというのは全く関係無い話ですね。
なお会場内は順路は特に決められていない、
というか最初の小部屋以外は基本一部屋なので
有料ゾーンから外へ出ない限り、好きなだけじっくりゆっくりぐるぐると見て回れます。
物販コーナーです。
今回のイベントはあくまで「ガンダムUC」のイベントですが、
関連商品という事で、現在TV放送中の「ガンダムビルドファイターズ」が
大きくプッシュされていました。
ちょうど発売直後のベアッガイVも大量に販売されていました。
もちろんチナちゃん好きの私はとっくに予約購入済みですがっ。
物販コーナーで販売されているものは、会場のパルコやgundam.info等の
公式サイトに掲載されているだけではなく、かなり多くの商品が
文字通り所狭しと並んでいました。
詳細はこの後書き連ねますが、ガンダムUC展限定アイテム以外にも、
ガンダムカフェ、ガンダムフロント東京の専売アイテムもかなりありました。
イベントの専用パンフレットでもあれば良かったのですが、
このイベントにはパンフレットは無いので、かわりにチラシを載せておきます。
チケットの半券と、来場特典のカードです。
入場料は¥300ですが、パルコカードを提示すると半額の¥150になります。
元々安い入場料なので、半額にならなくても気にならないですね。
ぶっちゃけ¥300程度でこれだけのものがじっくり見られるなんて、安すぎです。
ちなみに前述の通り物販コーナーは無料で入れます。
物販コーナーで販売されているものは下記の通り。
【限定ガンプラ】
・HGUCユニコーンガンダム(デストロイモード)グリーンフレームVer.(ガンプラEXPO2012限定)¥2,000
・HGUCバンシィ・ノルン(ユニコーンモード)チタニウムフィニッシュVer.(キャラホビ2013限定)¥3,800
・HGガンダムVer.GFT(ガンダムフロント東京限定)¥1,600
・RGガンダムVer.GFT(ガンダムフロント東京限定)¥2,800
【一般販売ガンプラ】
ガンダムUC搭乗MSのHGUCを中心に、ビルドファイターズも含めて色々。
ある程度は上記画像でわかると思いますが、もちろん全て定価販売なので
一般販売ガンプラを買うなら他の量販店の方が遥かに安いです。
あとガンプラ製作に欠かせないニッパー等もいくつか置いていました。
初めて興味をもったお連れの方へ、という事でしょうかね。
【ガンダムUC展 限定商品】
・クリアファイル 2種類 各¥400
フルアーマーユニコーンガンダムとNT-Dの2種類。
どちらも今回のイベントの専売アイテムです。
・ポストカードAセット「メインビジュアル」(2枚セット¥200)
・ポストカードBセット「キャラクター」(5枚セット¥500)
・ポストカードCセット「思い出」(2枚セット¥200)
ポストカードはそれぞれセット販売で、単品販売はありません。
Aセットのメインビジュアルは2012年5月のepisode6最速上映会にて
来場者特典として頒布されたものと同じデザインではありますが、
「episode6」や「episode7」のロゴが無いキービジュアルデザインのみで、
裏面は他のポストカードと同じく「ガンダムUC展」ロゴ入りです。
Bセットのキャラクターは、入口に展示されている5人の肖像画を
そのままポストカードにした結構貴重なものです。
Cセットはepisode4でラー・カイラムの艦長室にあったアムロ・レイの遺影と、
ホワイトベースでの思い出の1枚のセットになっています。
【ガンダムカフェ限定】
・フェイスマグ ユニコーンガンダム ¥1,200
・フェイスマグ バンシィガンダム ¥1,200
ガンダムカフェの人気商品のひとつ、
MSのフェイスがあしらわれたマグカップ「フェイスマグ」の新作です。
見ての通りユニコーンガンダムとバンシィの2種類で、
本来はガンダムカフェ秋葉原店の販売アイテムなのですが、
10月発売なのにガンプラEXPO2013会期中に
秋葉原店に行っても取り扱いが無かったので、
今回のイベントで個人的には一番の目的だったりもします。
過去にもZガンダムのフェイスマグを書い逃しているので、
これを逃したらユニコーンガンダム好きとしては
「死んでも死にきれない」…と言いたくなるくらいでした(大げさ
ちなみにバンシィの商品名を「バンシィガンダム」と書いていますが、
実際に商品名が本当に「バンシィガンダム」だったので笑えました。
まるで新しい平成ガンダムみたいですね(^^;
他にもガンダムカフェやガンダムフロント東京の
おみやげのお菓子類も多数販売されていましたので、
同僚等へのちょっとしたおみやげにも良いかもしれませんね。
この手のイベントの物販コーナーでは支払いは現金のみになる事が多いですが、
このガンダムUC展ではクレジットカードが使用できます。
あくまでパルコでのお買い物という扱いですので、
パルコの駐車料金割引にも対応しています。
ちょっとたくさん買い込んでしまっても
カード1枚持っていれば大丈夫ですね。
私もしっかりと緑ユニコーンを補充しておきました(苦笑
という訳で「機動戦士ガンダムUC展in名古屋」レポートでした〜。
ガンダムUC好きにとってはとても興味深い資料が多数展示されているこのイベント、
名古屋パルコでは元旦を除き、1月6日まで開催されています。
開場時間は10時〜20時半(閉場21時)で年末年始は営業時間が変更になるとのこと。
入場料は¥300で物販のお買い物は駐車券割引にも対応しています。
また名古屋以降の開催予定が未定となっている為、
お近くの方、名古屋くらいならなんとか行けるというガンダムUC好きな方は
可能な限り行く事をオススメ致します。
すぐ近くには大須商店街もありますので、
一般販売ガンプラを安く買えるお店もあります。
そういう意味でもちょっとしたお買い物ついでにも行けますし、
パルコでの開催なので奥様やお子様を連れて行っても
お互い楽しめると思います。
posted by ろあの〜く。 at 10:18| イベントレポート