2014年02月14日
「HGBFジムスナイパーK9」レビュー。
2月13日に発売されたガンダムビルドファイターズのガンプラ
「HGBF ジムスナイパーK9」です。
丁度この月曜日にメイジンカワグチ駆るケンプファー・アメイジングとの
熱いバトルが放映された事もあって、それに触発されて買ったガンプラファンも多いと思います。
私は元々1個予約していましたが、このバトルがあまりにも熱すぎて
思わず「2個目」を買ってしまいました。
まぁ「そのままジムスナイパー2」として組む事ができるとわかったからなんですけどね。
このキットは2012年に発売された「HGUCジムスナイパー2」のバリエキットです。
その完成度の高さとオプションの豊富さが良キットと評価されたジムスナイパー2をベースに
ドッグパック等のレナート兄弟オリジナルオプションを加えたのがこのキットです。
「HGUCジムスナイパー2」から削除されたのは、プチモビのドラケンEのランナーのみで、
「ジムスナイパー2」に必要なパーツは全て付属している為、
この「ジムスナイパーK9」のキット1つだけで、色違いのジムスナイパー2に組む事もできます。
↓パッケージです。
ビルドファイターズシリーズ共通イメージのパッケージデザインになっていますね。
↓Aランナーです。
ジムスナイパー2のAランナーと同じパーツ構成で、
成型色がダークグリーンに変更されています。
↓B1・B2ランナーです。
成型色がライトグリーンに変更されている他は
基本的にジムスナイパー2のものと同じですが、
このジムスナイパーK9新規要素として、
左の銃持ち手用の手甲パーツが1つ、
新規に追加されています。
以前の「HGUCジムスナイパー2」及び
「同ホワイトディンゴ隊仕様」には存在しないもので、
今回のK9において金型を加工して
追加されたようです。
↓C1・C2ランナーです。
こちらもジムスナイパー2から
新規で左の銃持ち手が追加されています。
以前の通常版やホワイトディンゴ仕様には
無かったものなので、今回金型に加工が
加えられたようです。
金型加工で新規に左の銃持ち手が加えられたというと、
最近では「HGUC バンシィ Ver.GFT」がありましたね。
どちらも連邦軍系MSなので、ちょっと比較してみました。
ハンドパーツのデザインは同じ連邦軍系のものですが、
サイズが異なっていました。
バンシィの方が一回り大きく、その為手のひら・指・手甲のどれも
互換性はありません。
武器の互換性もほとんどありませんが、
両手対応化されたビームマグナムだけは、
ジムスナイパーK9でも持つ事ができます。
両手対応化前のマグナム等は、固定ダボが太いので持つ事ができません。
またジムスナイパーK9の左手用ハンドガンも、
固定ダボのサイズが合わず持つ事ができませんでした。
↓Jランナーです。
ここからがジムスナイパーK9用の新規ランナーになります。
このJランナーはABSに変わる新素材で成形されています。
大型のビームスナイパーライフルの他、
ドッグパックの脚部等の関節ジョイントが配置されています。
↓Kランナーです。
このランナーはドッグパック単品の方にも入っているランナーで、
そのまんまドッグパック本体とジオン兵フィギュアが配置されています。
成型色はブラックに近い、かなり濃いダークグレーになっています。
↓Lランナー及びMランナーです。
ドッグパックの兵員輸送車等のLランナー、
ジムスナイパーK9の増加装甲等のMランナーです。
どちらもライトグレーで成形されています。
↓Eランナー、Iランナー、サーベル刃、ポリキャップ、ホイルシール、組立説明書です。
Eランナー及びIランナー、サーベル刃、ポリキャップは
ジムスナイパー2通常版及びホワイトディンゴ隊仕様と同じになっています。
PC-7のボールポリキャップはドッグパック専用で新規に追加されています。
ホイルシールはK9専用のものが用意されています。
「HGUCジムスナイパー2」ではセンサー用シール等も全てテトロンシールでしたが、
今回は全てホイルシールになっていて、グリーンは反射の強い綺麗なメタリックものになっています。
ただEXAMシステム用の赤いシールはメタリックタイプではなくただの印刷なので、
近くで見るとちょっと味気ないですね。
できる事なら、クリアレッド成形のIランナーも同梱して欲しかったところです。
コクピットハッチの黄色はシールで再現となっています。
ジムスナイパー2として組む場合は、コクピットハッチは黄色成形のパーツがあります。
ここにも金型加工でK9用コクピットハッチのパーツとか入れてくれても良かったような気もしますが、
全体的に見ればこのキットはかなりお買い得感のあるオプション豊富なキットなので、
そこまで言うのは贅沢でしょうか。
何せアニメでは一切使用していない
ジムスナイパー2用の豊富なオプション群は全部付いてきますから。
というわけで、さくっと組み立ててみます。
まずはコクピット等のカラーシールを貼っていない状態から。
元々色分けはかなりできているキットで、足りないのはコクピットと側頭部のラインくらいなので、
シールを貼っても貼らなくてもあまりイメージに違いは出ません。
むしろコクピットの黄色は要らないような気さえしてくるくらいですね。
シールを貼って完成させます。
今までのブルー系のカラーリングから一転、
グリーンのツートンカラーという、まさしくジオンカラーとなったジムスナイパー2に、
ミリタリーテイストあふれる強化パーツが組み込まれています。
あくまで本体はジムなのに、なんかちょっと渋さが出ているような気がしますね。
背中に背負ったドッグパックが異質感ありますが、
個人的にはこれを取り外して通常のバックパックにした方が好みだったりもします。
各部のアップを適当に。
通常ジムスナイパー2のバックパックも付属しているので、
装備させる事もできます。
HGUCネモよりシンプルな構成のバックパックですが、
全パーツ付属しているのは良心的ですね。
もちろんネモのバックパックも無加工で装備できます。
ただでさえ豊富な武装が、更に増えました。
↓大型ビームスナイパーライフルです。
大型ビームスナイパーライフルはメイングリップ及び上部フォアグリップが左右へ180度可動します。
また下部のバイポッドも収納状態から真下へ軸可動します。
メイングリップは本体がABSに代わる新素材で基部にボールポリキャップを使用しているので、
無断階角度調整できるうえに、任意の角度での保持力も極めて高く、
またボールポリキャップを使用している事から後ハメ加工も難易度が低いので
塗装派にも優しい仕様かと思います。
↓ハンドガンです。
ハンドガンは左右それぞれ専用のものが1丁ずつ付属しています。
パッと見SEEDやダブルオーのHGのように
サーベル持ち手で持つのかと思っていたら、
ちゃんと銃持ち手で持つようになっていました。
しかもこれの為だけに新規で左の銃持ち手が追加されているので驚きです。
ハンドガン本体は2パーツ張り合わせのモナカ構造で、
残念ながら銃口やセンサーシール等はありませんでした。
ハンドガンは両大腿部のホルダーに収納する事ができ、
収納時の保持力も高く勝手に落ちてきたりはしませんが、
ひとつ残念なのは、ホルダーが大腿部ロール軸に挟み込む構造で、
これにより大腿部がスッポ抜けやすくなってしまっている事。
ガシガシ動かしているとすぐに大腿部が外れてしまいます。
このキットの数少ない欠点と思って間違い無いでしょう。
↓スナイパーライフルです。
ビルドファイターズの本編でも一切出てこない、ジムスナイパー2の装備です。
角度の付いた銃持ち手と一緒に付属していますが、
以前の通常版等には付属しないセンサーシールまで新規付属していたりします。
しかもスコープの前後両方のシールが付いてる親切さ。
↓ブルパップマシンガンです。
こちらもビルドファイターズでは使用していないマシンガンですが、
センサーのシールもホイルシールになって質感アップ。
なぜか通常版よりも良くなってる点が多いです。
↓シールドです。
こちらはボックスアートにも描かれていますが、キットにも当然ちゃんと付属しています。
上部の丸いグレーの部分はシールも無いので、塗装必須ですね。
カラーリングの影響で、ついジオンマークを貼りたくなります。
↓ビームサーベルです。
元のジムスナイパー2と同様に、濃い目のピンクのサーベル刃が2本付属しています。
↓EXAM発動状態を再現できます。
劇中ラストで見せたEXAMシステム発動状態を再現する為の赤いシールも付属しています。
一応コンパチなのでどちらかにしかできません。
メインカメラのシールはクリアパーツの上から貼るのですが、
厚みのあるホイルシールなので近くで見るとちょっとかっこ悪いかも。
塗装派の人は塗装すれば良いのですが、素組みの人はこのシールで我慢するしか無いでしょうね。
やっぱりクリアレッドのIランナーも入れて欲しかった…。
↓ドッグパックです。
ドッグパック本体はライフル接続部と脚部がポリキャップ接続になっています。
また脚部は各関節部がボールジョイントなのでよく動きます。
尻尾にあたる部分は兵員輸送車になっていて、分離ができます。
ハッチも開くのですが、残念ながらサイズの関係でジオン兵は3人くらいしか乗れません。
ジオン兵フィギュアは3種類8体付属します。
よく見るとちゃんとジオン兵の制服になっています。
↓オプション一覧です。
元々ジムスナイパー2はオプション豊富でしたが、
更に増えた感じですね。
ジムスナイパー2から削除されたのがドラケンEのみで
これだけ増えて価格差はプラス¥300程度。
量販店価格で買えればかなりお買い得なキットと呼べると思います。
武装が丸々削除されたケンプファー・アメイジングとはえらい違いですね。
ただビルドファイターズ系ガンプラは3割引きにならないお店も多いのですけどね。
またハンドパーツは以前のジム系に付属したMP-1Eハンドパーツセットと互換性があるので、
手甲だけ移植すればそのまま使用できるのは通常版と同じですね。
ちなみにドッグパック単品の方には武装用のジョイントパーツが付属する代わりに
K9用増加装甲やナイフ、ハンドガン用ホルダーが無く、
ジムスナイパーK9にはジョイントパーツが付属しません。
その為「ジムスナイパー2通常版(WD仕様)+ドッグパック」でもK9にはできません。
ささいな事なうえにK9のキット1個だけでほとんどまかなえるので、
余程の事が無い限り単品は買わなくても良いかと。
ケンプファー・アメイジングのような追加オプション連結等で遊べるわけでもないので。
という感じで「HGBF ジムスナイパーK9」でした。
さてここからは、このキットで「色違いのジムスナイパー2」にしてみようと思います。
前述の通り通常版のドラケンE以外の全てのパーツが付属するので、
このキット1つで「ジオンカラーっぽいジムスナイパー2」にする事もできるのです。
という訳で、やってみました。
ジムスナイパー2にする為に必要な全てのパーツが入っているのは、
やはりありがたいですね。
ホントにジオンカラーになりました。鹵獲カラー!
胸とシールドにジオンマークを貼りたいのですが、
ちょうど手持ちに無かったので今回は諦めましたが、見つけたら貼ってみたいですね。
成型色もちょうど良い色合いで、各部の黄色も輝度が高くない色合いなので似合っています。
黄色はグレー系にしても良いかもしれませんね。
各部のアップを少し。
通常版やホワイトディンゴ仕様は明るいカラーリングなので若干派手さがありますが、
こちらは落ち着いたジオンカラーで渋くてカコイイですね。
エゥーゴカラーと言っても良いかもしれませんが、
やはりジオンカラーと呼んだ方がしっくり来るでしょうか。
赤いセンサーカラーもジオンっぽさを感じさせるのに一役買っている感じです。
さて「HGUCジムスナイパー2」のバリエキットもこれで3体目です。
ここはやはり3種並べてみないといけませんよね。
通常版やホワイトディンゴ仕様も良いのですが、
やはりジオンカラーが一人だけ落ち着いてて新鮮さもあってカッコイイですね。
これは本当に良いカラーリングでした。
そんなこんなで「HGBF ジムスナイパーK9」でした〜。
やっぱりジムスナイパー2は良いですね。
ちょうど本編での大活躍もあって触発されちゃった人も多いでしょう。
気になってる方も、問題点は少なく完成度高くてオプション豊富と
かなりお買い得なキットになっていますので、買ってしまって後悔はしないと思います。
塗装派にも素組み派にもそのままオススメできる良キット。ぜひ一家に一機!
…ものすごく久しぶりに、限定じゃないガンプラ作った気がします(^^;
posted by ろあの〜く。 at 23:35| 一般販売ガンプラ