5月29日に発売されたPS3ゲーム「機動戦士ガンダム サイドストーリーズ」の
豪華版に付属する特典ガンプラ「HGUC ペイルライダー」です。
ペイルライダーはこのゲームの「ミッシングリンク」に登場するMSですが、
私はゲームはやらないので詳細はあまり詳しくは知りませんが
発表時のデザインにちょっと興味を持ったので予約してみました。
今回のレビューではペイルライダーのガンプラの他に、
このゲームの特典フルカラーブックレットなんかも
少し紹介してみようと思います。
↓豪華版「Limited Edition」のパッケージです。
ガンプラを含めている為、ゲームソフトとしてはかなり大きなパッケージですね。
このけっこう丈夫な豪華ボックスの中には、PS3ソフトと特典サントラCD、
フルカラーブックレットとHGUCペイルライダーのガンプラが入っています。
↓PS3ソフトです。
取扱説明書の中にPS3「ガンダムバトルオペレーション」用の
特典プロダクトコード等が入っています。
↓特典サントラCDです。
CDは2枚組でこのソフトに収録されている外伝作品の楽曲が収録されているようです。
ブックレット等はありません。
↓88ページフルカラーブックレットです。
このブックレットでは本作の完全新作「ミッシングリンク」に登場する
キャラクタやモビルスーツのフルカラー資料が満載となっています。
ガンダムUC episode4に登場したサプライズMS「イフリート・シュナイド」の
パイロットやUCに至るまでの物語なんかも含まれているので、
気になる方にはけっこう良い資料になると思います。
またペイルライダーやその後の改良モデル「トーリスリッター」の
詳細設定から初期ラフスケッチまでも掲載されています。
この資料によるとペイルライダーは他の連邦軍MS用の様々なオプションを
運用できるようになっていて、腰部にはG04やG05のプロペラントタンクや
ジャイアントガトリングガン等も装備可能との事で、
ゲーム中でも装備して出撃する事もできるそうです。
とても残念な事に付属ガンプラにはその辺りの装備は
一切付属していませんがっ(涙
↓特典ガンプラ「HGUCペイルライダー」のパッケージです。
発表当初は一般販売HGUCとそっくりなパッケージデザインだったようですが、
実際に販売されたのはこのようなよくあるモノクロパッケージになっていました。
一般販売用の通常版も後から出るのかもしれませんね。
↓ランナーと組立説明書です。
キットのランナーはA〜Cまでの3枚とゴーグル用クリアパーツのDランナーに、
ポリキャップ、サーベル刃、ホイルシールという構成です。
今回は限定版という事でゴーグル以外は全てメタリック成形になっています。
このキットは今回が初めての完全新規モデルなので
組立説明書は当然新規のものになりますが、
プレバン限定ガンプラのようにモノクロ用紙1枚のみで、
カラー写真や塗装レシピも機体解説等も一切無い簡素なものでした。
また特典ガンプラなので部品の単品注文もできません。
↓Aランナーです。
Aランナーはダークブルーメタリックで成形されています。
肩アーマーの部分がスイッチで分離可能になっていますね。
ペイルライダーは地上用と宇宙用で装備やデザインが異なるので、
それを見越してのものだと思われます。
↓Bランナーです。
Bランナーはネイビーブルーメタリックで成形されていて、
Aランナーよりも成形色が濃くなっています。
バックパックや脚部増設スラスター等がここに入っています。
スリッパのつま先裏側の肉抜き穴が露骨なまでに目立ちますね。
デザイン的に塞ぎにくい部分ですし、
裏側だけでも別パーツ化して欲しかったところです。
↓Cランナーです。
Cランナーは明るいシルバーメタリック成形で
関節パーツ等がここに入っています。
足首関節がダブルボールジョイントになっている等
可動範囲の広い設計になっているのは良いのですが、
ここにもやはり大きな肉抜き穴があったりで
あまりコストがかかっていない設計なのがよくわかります。
ちなみによく見るとこのCランナーには
右下にスイッチで分離された部分があります。
つまりここには金型では別の部品が入っているのですね。
宇宙用等のパーツがここにあるのかもしれません。
↓Dランナーです。
Dランナーは頭部カメラゴーグルのクリアパーツで
ややオレンジ寄りのクリアレッドで成形されています。
↓ポリキャップ、サーベル刃、ホイルシールです。
PC001+Aが採用されています。
サーベル刃はRG等で採用されている長いものが2本付属。
ホイルシールはスラスターダクトの
色分け用ものもが大半です。
ではサクっと作ってみます。
このペイルライダーは一見するとジム系に見えますが、
頭部カメラはガンダムタイプのツインアイの上に
ゴーグルを被せるタイプになっているので、
頭部パーツにはツインアイのディテールが刻まれています。
ツインアイはシールで再現するようになっているので、
製作途中でシールを貼る前、貼らずにゴーグルを付けた状態から
シールを貼った状態へと撮影してみました。
ツインアイの色はクリアレッドのゴーグルを付ける事を踏まえて
ただのホワイトになっています。
シールを貼っただけだとすごくチープですが
ゴーグルを付けてしまえばそれなりに見栄えするようになりますね。
そんな感じで、そのまま完成させます。
プロポーションは良好で設定のイメージからもそう離れていないと思います。
ぱっと見で見る限りはそこそこカッコ良いとも思えます。
本来なら各ダクト部分にホイルシールを貼る事になっていますが、
シールがちょっとチープというか寸法も微妙に合っていない等もあり
ダクトのシールを貼ってしまうとかえってカッコ悪くなってしまうので、
今回のレビューでは頭部ツインアイ以外のシールは使用していません。
他のレビューサイト様にはシールを貼った完成状態が紹介されていると思いますので、
それらとも比較してみると良いかと思います。
たぶん、貼らない方がカッコ良いと思うのです個人的にですが(^^;
各部のアップを適当に。
各部のディテールも他のHGUCモデルと同様にしっかりした感じですが、
パーツ分割や関節構造が部分的に簡素になっているのが気になります。
特に肘関節とハンドパーツの手抜き感は
このキットに触れた誰もが思う事だと思います。
また可動範囲が広い事は良いのですが、
使用ポリキャップがPC001という事もあって
関節部の保持力はあまり高くなく、
ポージングの際もグニュグニュと動いてしまう事もあるので
悪くはないものの緩めで動かしづらい感じもしますね。
↓唯一の付属武器のビームサーベルです。
ペイルライダーは連邦軍系の様々な火器を扱え、
ゲーム中でも90mmブルパップマシンガンやビームライフル、
ジャイアントガトリングガン等豊富な武装を扱えます。
しかしこの付属ガンプラではそういったオプションは一切無く、
唯一付属する武器がビームサーベル2本だけなのです。
とても寂しいものです。
キットのデキがどんなに良くても、確実に減点要素となるものですが、
キット自体が近年のHGUCとしては手抜き感がはっきりわかるレベルのものなので
余計にガッカリ感が嵩みますね。
よく動くだけに非常に勿体無いです。
よく動くという点だけは褒めて良いと思うので、
当ブログレビューでは珍しく、色々動かしてみた画像を載せてみようと思います。
同じPC001を採用するG30thやジムV等とは異なり、
肩の関節ポリキャップは機体後方へ引き出す方式になっています。
これ、ちょっと珍しいですよね?
おかげで前方へはあまり引き出せませんが、
元々のデザインから意外と前方へは向けられるので、
結果的には前後へ予想外によく動きます。
ライフル系武装が付属していないのでわかりにくいですが、
後方引き出し構造の為、ライフルの両手構えが若干やりにくい、というのはありますね。
脚部は本当によく動きます。
PC001採用キットの中では恐らくHGガンダムAGE1が最もよく動くのではと思いますが、
それに匹敵する可動範囲を持っています。
ホントにばかみたいによく動きますし、
足首はダブルボールジョイントの為、動かしまくっても接地性は高いです。
しかも重量物がほとんど無いので、メチャクチャなポージングでも
しっかりと自立できたりもしますし、胡座をかく事もできます。
ふくらはぎのスラスターが邪魔で膝の可動範囲が微妙に制限されていますが、
それでも正座もほぼできます。
ゴテゴテした情報量の多いデザインの割には、ホントによく動きますね。
ヒジ関節もほぼ180度曲がるので、
八極拳の裡門頂肘みたいなポージングも可能です。
ガンダムのようにバックパックにサーベルがあれば
余裕で抜刀できるのですが、
逆にサイドスカートのサーベルには
微妙に手が届かないという…。
↓ハンドパーツです。
このキットの残念ポイントのひとつですね。
付属するハンドパーツはサーベル持ち手のみです。
それ自体はクシャトリヤ等も同じですが、
ペイルライダーの辛いところは、同時代MSのハンドパーツと
デザインもサイズもパーツそのものも互換性が全くない事と、
パーツ構造がチープ過ぎて情けなく見えてしまう事。
せめて他のジム系のようなハンドパーツであってくれれば…。
画像ではHGジムスナイパーK9と比較しています。
手首ボールジョイントのサイズは一般的な1/144HGと共通の為、
他のキットからハンドパーツごと借りてくれば
様々な武装を手に持つ事ができますが、
他のキットと手甲部分の互換性は一切無い為、
手甲だけは色や形状が違っても我慢するしかありません。
という訳で、サーベルしか無いのが寂しいので
色んな火器を借りて持たせてみました。
↓90mmブルパップマシンガンです。
元々装備しているはずだけあって、よく似合います。
ホント、これだけでも付属して欲しかった…。
↓ビームスプレーガンです。
HGUC素ジムからビームスプレーガンを拝借。
手甲もグレーなので違和感もあまり無く、
何よりもハンドガン的感じでよく似合いますね。
↓78ガンダムのビームライフルです。
肩関節が後ろへの引き出し構造なので
ライフルの両手構えが少し無理がありますが、
できない訳ではありません。
↓ジムスナイパーUのスナイパーライフルです。
ジムスナイパーUよりも可動範囲が広いため、
より狙撃ポーズが決まります。
↓連邦軍共通バズーカです。
ジェガン等の後年のバズーカですが
連邦軍用という事もあって、似合いますね。
一応フォアグリップはちゃんと持つ事ができます。
↓ジムU用ビームライフルです。
やや小型でハンドガンに近いイメージで似合いますね。
これもちゃんとフォアグリップを持つ事ができます。
↓ユニコーンガンダム用バズーカです。
デザイン的には似合いませんが、関節部がよく動くので
構える事に関しては問題なくポージングも決まります。
↓ビームマグナムやドーガマシンガン、バウ用ライフル等。
さすがにビームマグナムやギラ・ドーガ用ビームマシンガンは
大きすぎて違和感がありますね。
バウ用ライフルはペイルライダーのハンドパーツでも
無理矢理持たせる事ができますが、当然グラグラで固定はできません。
という感じで「HGUC ペイルライダー」でした。
このキット、見た目と本質に大きな開きがあって
特に肘関節とハンドパーツ、武器の無さからくる
その手抜き感は残念極まりないですね。
曲がりなりにも完全新規キットなのにこれはちょっと辛いところ。
商品価格も13000円という高額商品の付属品ですから
本体にコストをかけられないなら、
流用ででも武器をいくつか付けて欲しいですし、
今後仕様違い等を販売するつもりなら、
それも見越してもう少しコストをかけて設計して欲しかったですね。
ゲームの内容もどうやらかなり残念なようですし、
特典内容も価格に見合わないのでは、酷評されても仕方が無いかと。
個人的には買って損したとまでは思っていませんし、
可動範囲の広さとデザインは結構気に入っています。
シールを貼らなければカラーリングも渋目でカッコ良いですし。
フルカラーブックレットがなかなか見応えがあったのも良かったですね。
しかし、このペイルライダーは
腕部や脚部に明らかに何か付きそうな丸穴や四角い穴がありますが、
前腕部の丸穴は他の1/144系のシールドは何一つ付きませんでした。
そもそも穴の経が3mmよりも広いので一般的な3mm軸のオプションは
一切装備できません。
前腕や脚部の四角い穴もうちにあるガンプラで
装備できるものは何も無かったのですが、
発売前の一部画像には明らかにG04等のオプション装備用
接続アーム等が映っていたりと、
確実にバリエーションモデルのリリースが見えています。
しかしオプション豊富な通常版を一般販売すると
この限定版を買った人がショックを受ける事もありますし
どうせ出すなら先にHGUCでG04やG05を一般販売し、
それらのオプションランナーを付けた宇宙用なんかを
プレバン限定で発売する、という感じなら
誰も損しなくて良いとも思いますね。
つまり何が言いたいかというと、
HGUCでG04とG05を出して下さいって事です。
まぁ個人的に好きなだけなんですけどね(^^;
